公認会計士 年収

【公認会計士】どこよりも詳しい”現実”の平均年収と給料

更新日:

クレアール

①公認会計士の1ヶ月の給料は?平均年収はどのくらい?

②本当のところ・・現実の年収を教えて!

③公認会計士の年収は男女でどのくらい違うの?

④年代別に年収って分かる?

このような悩み・疑問をお持ちの方にお答えします。

 

①政府が公表している公認会計士の1ヶ月の給料は残業込みで69万円、年収は1,042万円となります。

②公認会計士の”現実”の年収は多くの方は政府が公開している年収よりも高くなっています。

③公認会計士の年収は男女でほとんど差がない珍しい資格です。

④このページでは年代別の年収を紹介します。

 

最も気になるのは公認会計士の本当の年収である”現実”の年収ではないでしょうか?

 

なぜこれより高いと言い切れるのか?その根拠はどこにあるのか?

また、年収に男女差がないといえるのはなぜなのか?

データを交えながら順番に説明をします。

 

ここで紹介してる年収は「独自調査」のものではなく「政府調査によるデータ」を使用しています。

出典:政府統計の総合窓口・・政府統計のポータルサイト

※この年収は企業等に勤務している者が対象となり、独立開業しているものは対象外となります。

 

 

公認会計士の年収

公認会計士の平均年収

まず、最初にご覧いただきたいのは、

年齢、勤続年数、企業規模、男女の平均値となる年収となります。

 

(対象人数 18,780名)

年齢 40.7歳
勤続年数 11.7年
月額給料 617,200円
残業時間 22時間
給料(残業等込) 691,800円
賞与手当他 2,123,300円
年収 10,424,900円

 

平均年収といっても、このように具体的にご覧になった方は少ないのではないでしょうか?

月の給料、残業、賞与も分かると多少なりとも現実味が沸いてくるのではないでしょうか?

世間で言われている年収800万円は何を根拠にしているのか分かりませんが、賞与を除くと800万円になります。

 

アンケート

以前、公認会計士受験生に「公認会計士を目指している理由」のアンケートを取ったところ、6~7割の方が『年収がいいから』という理由でした。

 

平均年収は分かったけど、年収についてより具体的な数字が知りたいのではないでしょうか。

そこで、次は男女別に平均年収を見てみましょう。

 

 

公認会計士 男女別の平均年収

公認会計士 男性の平均年収

(対象人数 13,020名)

年齢 40.3歳
勤続年数 11.3年
月額給料 604,800円
残業時間 24時間
給料(残業込) 683,400円
賞与 2,217,200円
年収 10,418,000円

 

公認会計士 女性の平均年収

(対象人数 5,760名)

年齢 41.7歳
勤続年数 12.5年
月額給料 645,300円
残業時間 20時間
給料(残業込) 710,900円
賞与 1,911,200円
年収 10,442,000円

男女の年収を見ていただきましたが、年齢、勤続年数が1年程度違う事もあり、男性よりも女性の方が平均年収が高い結果となっています。

ここで注目していただきたいのは公認会計士の収入は男女の差別がないということです。

単に男女の差別がないといっても本当はどうなのか?分かりませんよね。
しかし、この調査は公認会計士男性13,020名、女性5,760名と多くの人を対象としているのでその信頼度は高いといってもいいでしょう。

 

次は、企業規模別(従業員)の年収を見てみましょう。

①1,000人以上の規模

②100人~1,000人未満の規模

③10人~100人未満の規模

このように3つの規模に分けて年収を紹介します。

 

 

公認会計士の”現実の年収”、企業規模別の平均年収

監査法人に勤務をする9割以上の公認会計士は4大監査法人に勤務する事になり、公認会計士だけでも各監査法人に1,000人以上が在籍しています。

つまり、公認会計士の”現実の年収”というのは公認会計士のほとんどの方が勤務をする①の1,000人以上の規模を見ていただければいいでしょう。

 

①1,000人以上の規模

  男女計 男性 女性
対象人数 13,010名 8,830名 4,180名
年齢 40.3歳 39.4歳 42歳
勤続年数 13.6年 13年 15年
月額給料 709,300円 679,800円 771,700円
残業時間 23時間 24時間 21時間
給料(残業他込) 788,200円 759,800円 848,200円
賞与・手当他 2,546,100円 2,658,600円 2,308,300円
年収 12,004,500円 11,776,200円 12,486,700円

 

公認会計士の大部分は4大監査法人に勤務するためこの年収に該当することになります。

公認会計士の年収は800万、1000万円など言われていたり、政府のこの資料も公認会計士と税理士の平均の年収となっています。

しかし、公認会計士のほとんどの方が勤務をしているのは企業規模1,000人以上である4大監査法人に該当する事から、公認会計士の現実の平均年収は1,200万円であることが分かります。

 

先述のとおり、公認会計士の年収には男女差がありません。

男女の年収に差がない職業はあまりないことから、公認会計士は本当に男女差のない収入であるといえ、場合によっては女性の方が年収が高くなるケースもあるくらいです。

そのため女性におすすめの資格であるともいえます。

しかし、次の規模になると様子はかなり変わってきます。

 

 

②100人~1,000人未満の規模

  男女計 男性 女性
対象人数 2,210名 1,710名 500名
年齢 38.3歳 37.9歳 39.5歳
勤続年数 4.3年 4.7年 3.1年
月額給料 431,500円 456,500円 346,000円
残業時間 43時間 46時間 32時間
給料(残業他込) 572,200円 611,700円 436,900円
賞与・手当他 1,266,700円 1,434,700円 690,700円
年収 8,133,10円 8,775,100円 5,933,500円

規模が変わったことで年収は1,200万から800万円に急に少なくなっているのはお分かりですか?

勤続年数の違いも影響しますが、これは公認会計士の年収が大幅に減ったというのではありません。

 

年収が減っている原因

先ほども説明をしましたが、政府が調査した平均年収は公認会計士と税理士の平均年収となっているからです。

規模1,000人以上

公認会計士のほとんどの方は1,000人以上の規模である4大監査法人に勤務する事になるので基本的には①1000人以上の規模に該当します。

税理士も監査法人に勤務する場合もありますが、収入としては公認会計士より少なくなるのが通常です。

 

中小監査法人の年収

4大監査法人に比べて中堅の監査法人は年収1,000万円に届くかどうかといったところでしょう。

公認会計士の年収は男女差がないといいましたが、この規模の男女を比べると年300万円近く違います。公認会計士の待遇では考えられない男女差からも公認会計士の在籍数は少ない事が分かります。

そのため公認会計士は企業規模による年収の影響は大きくなっています。
ところが、ここ最近は東芝の監査による影響を筆頭に大手監査法人ではなく中小の監査法人に監査を依頼するケースが増加しています。

通常、中小企業に監査を依頼する場合は監査報酬も下がることになり、被監査会社(監査を依頼した会社)も費用が安く済むメリットがありました。

しかし、現在は大手監査法人から中小の監査法人に変更しても監査報酬は下がるどころか上がっているところもあるくらいです。

そのため大手監査法人と中小監査法人の監査報酬に違いはなくなることで、中小監査法人に勤務をする公認会計士の年収は1,000人以上規模の年収に近くなることが予想されます。

 

また、現在は4大監査法人である大手監査法人の人手が足りない状況が続いているのをご存知ですか?

これはなぜかというと、東芝の監査の影響や監査法人から企業内に勤務をする公認会計士が急増しているからです。

公認会計士試験に合格をして就職できないといった氷河期がうそのような就職状況になっており、大手だけでなく中小監査法人でも収入面もよくなっているので今がまさにねらい目ともいえます。

中小監査法人は大手監査法人と違って全体的に監査を経験できることから、経験を積みたい方にもおすすめの監査法人となります。大手監査法人の場合はマネージャーや社員になるのは難しいですが、中小の場合はマネージャークラスに昇進できる可能性は高いといってもいいでしょう。

 

 

③10人~100人未満の規模

  男女計 男性 女性
対象人数 3,560名 2,470名 1,090名
年齢 43.9歳 45歳 41.3歳
勤続年数 9年 9.9年 7年
月額給料 395,600円 439,000円 296,800円
残業時間 8時間 9時間 7時間
給料(残業他込) 413,700円 459,800円 308,800円
賞与・手当他 1,108,800円 1,181,000円 944,500円
年収 6,073,200円 6,698,600円 4,650,100円

男性は年収600万円台、女性は年収400万円台と①1,000人以上の規模の半分近くになっていて公認会計士でこのような年収の方はほとんどいらっしゃらないでしょう。

 

①1200万、②800万、③600万と規模によってこれほどの差があるにも関わらず、世間一般でいわれている年収はこれらをひとまとめにしています。

これはネットに限らず書籍も同様です。

 

公認会計士の年収は800万円よりも多いという噂が広まったりしますが、その根拠はどこにあるのか分かりません。実際に公認会計士として働いている方であってもそれが平均値なのか分かりません。

政府の調査データを規模別に見る事で公認会計士の本当の年収が分かる事になりますが、4大監査法人が1,000人以上という事を知らないと気付かないかもしれません。

 

ここで3つの規模について重要なポイントを述べておきます。

3つの規模のポイント

①1,000人以上の規模:大多数が公認会計士

②100人~1,000人未満の規模:中堅監査法人に勤務する公認会計士(少数)、大きな税理士法人に勤務する税理士(多数)

③10人~100人未満の規模:大多数が税理士

 

公認会計士の年収についてすっきりされた方も多いのではないでしょうか?

今まで紹介したものは40歳程度の平均年齢の年収でした。

40歳の年収といわれてもちょっとぴんとこない。もう少し若い年代のものが知りたい。50代になるとどのくらいになるの?

このような事は気になりませんか?

 

そこで、次は年代別・男女別・会社規模別に年収を紹介します。

 

 

 

 

年代別の平均年収

男性の場合

①1,000人以上の規模(男)

年代 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳
対象人数 100名 1,450名 1,590名 1,100名
年齢 23.4歳 28.4歳 32.2歳 38歳
勤続年数 0.8年 5.8年 6.2年 9.6年
月額給料 300,900円 415,100円 385,700円 465,500円
残業 29時間 63時間 48時間 16時間
給料(残業他込) 377,600円 634,400円 556,300円 516,000円
賞与手当他 7,700円 1,837,300円 1,884,500円 2,779,200円
年収 4,538,900円 9,450,100円 8,560,100円 8,971,200円

 

年代 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳
対象人数 2,470名 1,210名 550名 360名
年齢 42.3歳 47.5歳 52.8歳 57.5歳
勤続年数 15.2年 18年 28.6年 29.3年
月額給料 651,300円 829,200円 1,814,700円 1,756,300円
残業 7時間 2時間    
給料(残業他込) 667,900円 839,300円 1,814,700円 1,756,300円
賞与手当他 3,600,900円 2,833,700円 3,304,500円 1,700,000円
年収 11,615,700円 12,905,300円 25,080,900円 22,775,600円

公認会計士を目指す方で4大監査法人に進む方はこの年代別の年収が参考になるでしょう。

大学在学中に合格した場合、卒業後監査法人に6年間勤務し28歳で年収945万円程度である事が分かります。

20代でこの年収は他の企業と比べると多いといえます。

 

 

②100人~1,000人未満の規模(男)

年代 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳
対象人数 20名 200名 480名 310名
年齢 23.5歳 29歳 32.3歳 36.3歳
勤続年数 5.5年 4.5年 4.8年 4.4年
月額給料 263,000円 373,000円 415,000円 429,200円
残業 22時間 73時間 60時間 37時間
給料(残業他込) 297,700円 593,500円 599,300円 574,600円
賞与手当他 1,170,000円 1,333,500円 1,281,400円 1,131,800円
年収 4,742,400円 8,455,500円 8,473,000円 8,027,000円

 

年代 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳
対象人数 400名 200名   100名
年齢 42.3歳 46歳   56.5歳
勤続年数 7.3年 1.5年   1.5年
月額給料 527,100円 487,500円   598,200円
残業 49時間 20時間   1時間
給料(残業他込) 707,300円 561,400円   598,200円
賞与手当他 1,733,800円 1,661,300円   1,715,000円
年収 10,221,400円 8,398,100円   8,893,400円

4大監査法人ではない中小監査法人に勤務したい男性の方は知っておくといい年収になりますが、税理士の年収の影響が大きいため実際はこれよりも多くなるのが通常です。

 

 

③10人~100人未満の規模(男)

年代 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳
対象人数   180名 460名 390名
年齢   27.4歳 32.7歳 37.4歳
勤続年数   2.9年 5.4年 7.2年
月額給料   262,900円 455,500円 341,300円
残業   11時間 10時間 17時間
給料(残業他込)   283,200円 479,300円 368,200円
賞与手当他   597,400円 1,001,800円 1,562,800円
年収   3,995,800円 6,753,400円 5,981,200円

 

年代 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳
対象人数 390名 230名 200名 350名
年齢 42.4歳 47歳 52.7歳 56.7歳
勤続年数 9.4年 13年 21年 14.9年
月額給料 430,400円 467,200円 569,300円 538,700円
残業 7時間 4時間 20時間 3時間
給料(残業他込) 450,000円 481,500円 635,900円 544,800円
賞与手当他 1,462,600円 5,778,000円 2,535,500円 481,500円
年収 6,862,600円 7678,200円 10,166,300円 7,019,100円

 

年代 60~64歳 65~69歳 70歳以上  
対象人数 50名 230名 10名  
年齢 62.8歳 68.4歳 79.5歳  
勤続年数 26.8年 5年 25年  
月額給料 494,300円 423,800円 400,000円  
残業 1時間 0時間 0時間  
給料(残業他込) 498,600円 423,800円 400,000円  
賞与手当他 1,429,100円 64,900円 308,900円  
年収 7,412,00円 5,150,500円 5,108,900円  

 

女性の場合

①1,000人以上の規模(女)

年代 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳
対象人数   390名 490名 270名
年齢   28.3歳 33.2歳 37歳
勤続年数   4.4年 5.2年 11.9年
月額給料   312,500円 321,400円 602,900円
残業   60時間 48時間 83時間
給料(残業他込)   483,800円 460,100円 946,900円
賞与手当他   1,609,000円 1,257,800円 1,887,400円
年収   7,414,000円 6,779,000円 13,250,200円

 

年代 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳
対象人数 1,760名 730名 360名 180名
年齢 42.5歳 47.6歳 51.5歳 56歳
勤続年数 15.2年 21.4年 22年 27.5年
月額給料 659,500円 973,700円 1,658,300円 1,737,500円
残業 6時間 13時間 0時間 0時間
給料(残業他込) 688,000円 1,033,400円 1,658,300円 1,737,500円
賞与手当他 2,801,400円 2,030,400円 3,224,000円 1,750,000円
年収 11,057,400円 14,431,200円 23,123,600円 22,600,000円

 

②100人~1,000人未満の規模(女)

年代 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳
対象人数   100名 150名  
年齢   29.5歳 33.2歳  
勤続年数   0.5年 3.5年  
月額給料   402,600円 299,100円  
残業   34時間 36時間  
給料(残業他込)   505,400円 409,300円  
賞与手当他   0円 1,034,300円  
年収   6,064,800円 5,945,900円  

 

年代 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳
対象人数 100名 40名 110名  
年齢 41.5歳 45.5歳 53.1歳  
勤続年数 7.5年 1.5年 1.6年  
月額給料 370,900円 406,000円 317,600円  
残業 27時間 20時間 32時間  
給料(残業他込) 455,200円 484,900円 381,700円  
賞与手当他 1,405,000円 0円 427,500円  
年収 6,867,400円 5,818,800円 5,007,900円  

 

③10人~100人未満の規模(女)

年代 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳
対象人数 80名 70名 150名 170名
年齢 23歳 27.7歳 33.1歳 38.6歳
勤続年数 1.4年 4.1年 4.8年 6.2年
月額給料 189,600円 224,300円 292,200円 397,400円
残業 17時間 21時間 4時間 0時間
給料(残業他込) 204,500円 255,200円 300,000円 397,200円
賞与手当他 320,000円 476,500円 952,100円 764,200円
年収 2,774,000円 3,538,900円 4,552,100円 5,542,600円

 

年代 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳
対象人数 320名 60名 160名 30名
年齢 42.2歳 46.4歳 52.1歳 58.5歳
勤続年数 4.6年 11.3年 8.7年 16年
月額給料 282,900円 267,600円 306,700円 405,000円
残業 8時間 1時間 5時間 0時間
給料(残業他込) 296,300円 271,800円 324,700円 405,000円
賞与手当他 1,032,100円 735,500円 1,081,500円 4,250,000円
年収 4,587,700円 3,997,100円 4,977,900円 9,110,000円

 

年代 60~64歳 65~69歳 70歳以上  
対象人数 30名   30名  
年齢 60.5歳   72.5歳  
勤続年数 11.4年   44.5年  
月額給料 264,900円   318,000円  
残業 21時間   0時間  
給料(残業他込) 295,200円   318,000円  
賞与手当他 875,700円   700,000円  
年収 4,418,100円   4,516,000円  

男女別・企業規模別・年代別の年収を紹介しましたので、次は勤続年数別の年収を紹介します。

 

 

 

 

勤続年数別による年収

※政府のデータは勤続年数と月額給料、賞与手当他の表示のためそのままだと比較しづらいため、上記で使用した年代・男女別の残業他を使用して年収を算出しています。

 

ここでの年収は勤続年数別に見る事ができるため、企業に勤務して数年はどのくらいの年収なのか?10年だとどのくらいなのか?といったものが分かるようになっており、今までより具体的に知る事ができます。

 

 

①1,000人以上の規模(男)

勤続年数1年~4年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
20~24歳 308,000円 29時間 23,000円 4,639,800円
25~29歳 419,000円 63時間 1,897,000円 9,550,900円
30~34歳 362,000円 48時間 1,718,000円 8,103,900円
35~39歳 327,000円 16時間 1,225,000円 5,757,300円

公認会計士は試験合格後スタッフとして3年程度働くことになり、実務経験・実務補修を経て修了考査に合格すると公認会計士として働くことになるので、初任給を知りたい方はこの金額が参考になるでしょう。

ただ、上記20~24歳は賞与手当他が23,000円となっているので、実際の年収はもう少しあがることになります。

また、勤務して3年間の年収はそれほど大きく増えることはありません。
(会計士として登録後の年収の伸びは著しく、また個人の能力・成績によって年収に開きがでてきます。)

 

公認会計士の初任給は勤務するところで違うものの・・

月30万~35万円、賞与4ヶ月とすると年収480万円~560万円となり、おおよそ500万円以上と考えていいでしょう。

 

 

勤続年数5年~9年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
25~29歳 395,000円 63時間 0円 7,369,200円
30~34歳 399,000円 48時間 1,586,000円 8,415,400円
35~39歳 318,000円 16時間 1,626,000円 6,050,200円
40~44歳 525,000円 7時間 3,242,000円 9,741,400円
45~49歳 625,000円 2時間 3,253,000円 10,878,700円

 

勤続年数10年~14年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
30~34歳 696,000円 48時間 5,122,000円 15,517,000円
35~39歳 671,000円 16時間 4,594,000円 13,248,200円
40~44歳 574,000円 7時間 2,271,000円 9,361,600円
45~49歳 728,000円 2時間 2,663,000円 11,524,900円

 

勤続年数15年以上
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
35~39歳 639,000円 16時間 4,577,000円 12,845,000円
40~44歳 689,000円 7時間 3,881,000円 12,349,000円
45~49歳 908,000円 2時間 2,756,000円 13,771,700円
50~54歳 1,815,000円 0時間 3,305,000円 25,080,900円
55~59歳 1,756,000円 0時間 1,700,000円 22,775,600円

あなたは今何歳ですか?会計士に合格しそうなのは何歳ごろになりそうですか?
そして勤務して5年後の年収は?10年後は?

このような年収を知ることができます。
ただし、ここで紹介している年収はあくまで企業に勤務する公認会計士の年収となっています。

 

あなたが将来的には独立開業してみたいと考えた場合、監査経験や修了考査のために3年以上は監査法人等に勤務することになるのが通常でしょう。

たとえば5年勤務した後独立開業をする場合、どのくらいのお金をためることができるのかなど1つの参考にすることもできるでしょう。

勤務成績・能力・部署等によって年収は異なってきますが、おおよその金額を掴む事ができるでしょう。

 

 

②100人~1,000人未満の規模(男)

勤続年数1年~4年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
20~24歳 263,000円 22時間 1,170,000円 4,742,400円
25~29歳 368,000円 73時間 1,161,000円 8,227,800円
30~34歳 343,000円 60時間 763,000円 7,087,000円
35~39歳        
40~44歳 411,000円 49時間 1,189,000円 8,279,500円
45~49歳 488,000円 20時間 1,661,000円 8,398,100円
50~54歳        
55~59歳 4597,000円 1時間 1,715,000円

 

勤続年数5年~9年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
25~29歳 378,000円 73時間 1,506,000円 8,683,200円
30~34歳 462,000円 60時間 1,735,00円 9,494,200円
35~39歳 376,000円 37時間 1,298,000円 7,559,600円
40~44歳 649,000円 49時間 1,962,000円 11,909,000円

 

勤続年数10年~14年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
30~34歳 565,000円 60時間 200,00円 9,189,200円
35~39歳 372,000円 37時間 1,506,000円 7,718,400円

 

勤続年数15年以上
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
35~39歳 618,000円 37時間 0円 9,157,200円
40~44歳 400,000円 49時間 1,822,000円 8,788,000円

規模が100人~1,000人未満になると、勤続年数が長くても規模の大きい1,000人以上と比べて年収に開きがあるのが分かります。

ただ、低いといっても一般企業の平均年収よりは多いといえます。

 

 

③10人~100人未満の規模(男)

勤続年数1年~4年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
25~29歳 283,000円 11時間 615,000円 4,248,300円
30~34歳 270,000円 10時間 748,000円 4,269,000円
35~39歳 321,000円 17時間 1,074,000円 5,247,400円
40~44歳 452,000円 7時間 802,000円 6,465,000円
45~49歳 428,000円 4時間 896,000円 6,204,300円

 

勤続年数5年~9年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
25~29歳 206,000円 11時間 921,000円 3,640,200円
30~34歳 414,000円 10時間 821,000円 6,079,300円
35~39歳 342,000円 17時間 993,000円 5,416,200円
40~44歳 462,000円 7時間 1,996,000円 7,773,900円
45~49歳 572,000円 4時間 1,578,000円 8,611,600円
50~54歳 657,000円 20時間 3,370,000円 12,054,500円
55~59歳 600,000円 3時間 110,000円 7,383,200円
60~64歳        
65歳以上 210,000円 0時間 0円 2,520,000円

 

勤続年数10年~14年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
30~34歳 732,000円 10時間 1,790,000円 10,856,400円
35~39歳 363,000円 17時間 2,742,000円 7,415,000円
40~44歳 550,000円 7時間 1,641,000円 8,477,500円
45~49歳 208,000円 4時間 1,645,000円 4,309,400円
50~54歳 518,000円 20時間 1,100,000円 8,120,000円
55~59歳 473,000円 3時間 927,000円 6,674,100円

 

勤続年数15年以上
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
35~39歳 371,000円 17時間 2,056,000円 6,824,700円
40~44歳 383,000円 7時間 1,827,000円 6,652,400円
45~49歳 448,000円 4時間 2,275,000円 7,818,400円
50~54歳 567,000円 20時間 2,554,000円 10,161,800円
55~59歳 444,000円 3時間 1,036,000円 6,438,500円
60~64歳 494,000円 0時間 1,429,000円 7,360,700円
65~69歳 429,000円 0時間 66,000円 5,208,400円
70歳以上 400,000円 0時間 309,000円 5,108,900円

 

次は女性を見ます。

①1,000人以上の規模(女)

勤続年数1年~4年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
25~29歳 313,000円 60時間 1,609,000円 7,414,600円
30~34歳 312,000円 48時間 1,406,000円 6,811,600円

 

勤続年数5年~9年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
30~34歳 400,000円 48時間 0円 6,463,200円
35~39歳 345,000円 83時間 475,000円 8,743,000円
40~44歳 408,000円 6時間 1,903,000円 7,134,000円
45~49歳 489,000円 13時間 444,000円 7,027,900円

 

勤続年数10年~14年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
30~34歳 359,000円 48時間 828,000円 6,794,300円
35~39歳 548,000円 83時間 2,256,000円 12,953,500円
40~44歳 595,000円 6時間 2,744,000円 10,220,400円
45~49歳 504,000円 13時間 2,158,000円 8,916,400円
50~54歳 1,500,000円 0時間 2,000,000円 20,000,000円

 

勤続年数15年以上
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
35~39歳 866,000円 83時間 2,537,000円 17,055,600円
40~44歳 701,000円 6時間 3,110,000円 11,866,300円
45~49歳 1,141,000円 13時間 2,023,000円 16,434,000円
50~54歳 1,711,000円 0時間 3,632,000円 24,165,200円
55~59歳 1,738,000円 0時間 1,750,000円 22,600,000円

 

男性の年数と比較すると10年未満の場合多少少なくなって入るものの、ほぼ同程度の年収であることが分かります。

 

 

②100人~1,000人未満の規模(女)

勤続年数1年~4年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
30~34歳 155,000円 36時間 623,000円 3,804,200円

 

勤続年数5年~9年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
30~34歳 371,000円 36時間 1,240,000円 7,016,800円

 

勤続年数10年~14年

該当なし

 

勤続年数15年以上
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
40~44歳 371,000円 27時間 1,405,000円 6,867,400円
45~49歳 406,000円 20時間 0円 5,818,000円
50~54歳 410,000円 32時間 0円 5,688,000円

 

③10人~100人未満の規模(女)

勤続年数1年~4年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
20~24歳 191,000円 17時間 224,000円 2,519,200円
25~29歳 191,000円 21時間 486,000円 3,154,000円
30~34歳 335,000円 4時間 1,335,000円 5,444,800円
35~39歳 375,000円 0時間 0円 4,500,000円
40~44歳 195,000円 8時間 372,000円 2,870,100円

 

勤続年数5年~9年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
25~29歳 280,000円 21時間 498,000円 3,856,800円
30~34歳 351,000円 4時間 1,134,000円 5,444,200円
35~39歳 415,000円 0時間 1,602,000円 6,581,100円
40~44歳 334,000円 8時間 1,693,000円 5,860,700円
45~49歳 198,000円 1時間 224,000円 2,651,900円

 

勤続年数10年~14年
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
30~34歳 224,000円 4時間 751,000円 3,529,400円
35~39歳 566,000円 0時間 836,000円 7,625,600円
40~44歳 253,000円 8時間 746,000円 3,940,000円
45~49歳 255,000円 1時間 450,000円 3,555,600円
50~54歳 367,000円 5時間 1,286,000円 5,686,000円
55~59歳 310,000円 0時間 7,500,000円 11,220,000円

 

勤続年数15年以上
年代 月額給料 残業 賞与手当他 年収
35~39歳 273,000円 0時間 1,450,000円 4,726,000円
40~44歳 284,000円 8時間 1,273,000円 4,841,500円
45~49歳 341,000円 1時間 1,363,000円 5,500,800円
50~54歳 298,000円 5時間 1,565,000円 5,358,100円
55~59歳 500,000円 0時間 1,000,000円 7,000,000円
60~64歳 265,000円 21時間 876,000円 4,418,100円
65~69歳        
70歳以上 318,000円 0時間 700,000円 4,516,000円

 

 

公認会計士の年収 まとめ

以上、公認会計士の年収を紹介しましたがいかがだったでしょうか?

「公認会計士の年収は多いのかな?それとも少ないのかな?」と気になっていらっしゃる方も多いかもしれません。

しかし、このページで紹介したように公認会計士の現実の平均年収は1,200万円程度あります。

 

公認会計士試験に合格し、実務経験2年・実務補修3年を経て修了考査試験に合格し、晴れて公認会計士になると収入は月10万円程度上がるので年収だと100万円上がることになります。

 

スタッフからシニアへ

・公認会計士合格者が監査法人として勤務する場合「スタッフ」として業務を行います。
通常3年程度

・上記に記載したように修了考査に合格し、「公認会計士登録」ができるようになると「スタッフ」から「シニア」へ職位が上がります。
監査はチームを組んで現場で行動をしますが、その現場を管理する人がシニアとなります。

監査では現場責任者の事を「インチャージ」と呼びます。

※1年目からインチャージを担当する方もいらっしゃいます。

 

試験に合格し6年間勤務すると年収は945万円に到達する事も分かりました。

公認会計士試験は最難関試験ではありますが、初任給は高く年収1,000万円まであっという間に到達するでしょう。

 

収入が気になって勉強に身が入らなかった方やこれから公認会計士を目指そうという方は安心して勉強に集中する事ができるでしょう。

合格者に聞くと途中で挫けそうになったりする方が多い試験ではありますが、合格した後はそれ以上に見返りのある資格試験ですのでぜひ頑張ってください。

 

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専門学校

専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。

一発合格を目指すなら計算力とバランスのよい大原がおすすめですが、経済的に厳しいという方はLECで一発合格を勝ち取れば費用は他校の半分以下となっています。それだけ難しいということでもありますが、LECをおすすめするのには理由があります。

LECをおすすめする理由

学校、仕事、家事等で忙しくなったとき、勉強がうまく進まなかったり、短答試験に合格できない場合は、論文の講座代が無駄になることがあります。
(LEC以外の専門学校は基本的に短答・論文代を含めた一括の講座となっているか、分割してある講座は合算すると通常より高くなります。)

知人は論文の教材がほとんど手つかずになってしまったと言ってました。
テキストや講義というのは最新を使わないとそれだけで数点不利になってしまいます。
数点を争う試験なだけにそれは大きなデメリットとなってしまいます。

他校ではこういうことが起こりえますが、LECでは短答だけの講座論文だけの講座と分けてあるので勉強にメリハリをつけて教材をこなすことができる上に、金銭面においても短答試験合格後に論文講座を受講という形をとることができるので損をしない選択ができます。また、もともと金銭的に安い大きなメリットもあります。

安いと聞くと内容が薄いのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、LECは科目ごとに論文講座があります。
「普通なのでは?」と思うかもしれませんが、多くの学校は論文講座はなく論文答練で実際に問題を解かせてそれを説明する形をとっています。そのため短答の理解から論文の理解へ短期間で引き上げる必要があります。
学生の場合は多くの時間が取れたり夏休みもあって時間でカバーできる部分もありますが、社会人の場合は困難になります。

それが結果となって表れています。

30代、40代を例に挙げると短答試験の合格率はほぼ同じなのですが、論文に限っては明らかに悪くなっています。
瞬発力・暗記力・計算力は若い世代が強く、思考力は社会人が強そうに感じるかもしれませんが実際は違います。

30代、40代の合格率を記事にしていますので気になる方はこちらをご覧ください。
こちらは監査審査会の合格状況から実際の数値を使って説明をしています。

【公認会計士30代】30歳や35歳から合格・就職できるのか?
【公認会計士40代】40歳、45歳で受験と転職は大丈夫?

論文こそLECで思考力を養い着実に合格ラインに上げることが重要なのです。
LECの論文講座は内容が濃いのでメリハリをつけて勉強をする必要があります。

LECのメリット・デメリット(評判)

LECの驚きの受講料金とスケジュール

おすすめの講座

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2022年12月短答式試験目標の方はこちら
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2022年5月短答試験目標の方はこちら
2022年短答合格コース<春生>【通信】

 

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番号順に読むことをおすすめしますが、あなたの状況に合わせて気になる所を読むのもok!
 
1.公認会計士って難しいの?合格率はどのくらい?
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2.高収入のイメージがあるけど給料や年収はどうなの?
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