①公認会計士ってどんな仕事をする人なの?
②公認会計士はどんな仕事ができるの?
③公認会計士資格のメリットって何?
④公認会計士の仕事はやりがいがあるの?
このような悩み・疑問をお持ちの方にお答えします。
公認会計士の仕事
公認会計士の仕事は多種多様で書籍やネットは様々な業務に分けていますが、大きく分けると3つあります。
1.監査業務
2.税務・コンサル業務
3.企業内会計士
1.監査業務
A社--------------B社
C会計士↑
世間にはたくさんの会社がありそれをa社とし、中でも大きな会社をA社としましょう。
A社は自分の会社を知ってもらうために「成績」を開示し、そうして株を買ってもらいます。
そうすると会社にはお金が入ってきてそのお金を使って会社の経営をすることもでき、利益が出たら株を買ってもらった人に配当を行います。
しかし、自分の成績を開示する場合、利益が出ていないのに嘘を言うことも考えられますが、株を買う人は「成績」が嘘かどうか不安で買うことが出来ません。
そこで、Cという『第三者的立場である』公認会計士が「A社の成績は適正ですよ」とお墨付きを与えます。
そうすると、株を買う人は嘘ではないのなら株を買っても安心だということになります。
このように監査業務といったものはとても重要な業務になるため、公認会計士のみに与えられた独占業務となっており、多くの公認会計士は監査業務を行うことになります。
2.コンサル・税務業務
a社--------------B社(コンサル・税務業務)
コンサル業務
企業は会社を運営していく上でどのようにして経営をしていくのか?といった事に悩むことが多くなります。そこで会計のプロである公認会計士が効率的に運営をしていくことができるようにアドバイスを行います。
会社はどのような形態・構成、業務フローはどのようにするのが最も効率的なのか?
資金金は?資金はどのように調達するのか?資金繰りは?
企業経営だけではなく、他の会社(p社)と合併をするかどうかといったときp社の会社価値を算定し、合併をするのならどのような手続き・準備をしたらいいのか?
(当社の一部を譲渡するような場合、p社と共同して会社を作る場合など様々あります。)
また、個人事業主や会社を設立する人のサポートをしたり、株式を上場する場合にどのような準備をしたらいいのか?といったことなどあります。
税務業務
法人税や消費税などの計算と申告業務や税務相談を主に行いますが、それ以外にも月次決算、年末調整や社長さんなどの個人の確定申告も行います。
税理士が主な業務としていますが、公認会計士資格を持っていると税理士登録することで税務業務を行うことができます。
ただ、税理士のように税金に詳しくないところがあるのでそう簡単に税務業務メインで仕事をするのは難しいかもしれません。
ですので、税務業務にプラスして公認会計士ならではのコンサル業務をしていくのが望ましいかもしれません。
3.企業内会計士
a・A社--------------B社
C会計士↑
これはa・Aという企業の社員となって一緒に企業に貢献していくことになります。
企業に勤務をすると言っても、会社の内部での監査を専門的に行う内部監査人になったり、経理・財務部署で社内が効率的に仕事ができるようにルールを作ったり、財務諸表の数値を作ることになります。
これに対してcの会計士は外部から財務諸表を監査(チェック)する側なので真逆の立場になることになります。
たとえば、監査の経験がある会計士ですとどういったところが監査の対象となるのか?どういったことが必要なのか?といったことに熟知しているので要求される監査資料をすぐに提出することで監査をスムーズにすることもできます。
公認会計士のメリット・魅力
公認会計士は会計・監査・経営・法律など様々なことを学習しますが、実務を通して学習したことをどのように活かしていくのかを体験・学ぶことができるのは非常に大きなメリットといえます。
学習だけでは分からない実務の処理はたくさんありますし、会計基準をどのように適用していくのかはやはり現場で考えていくしかありません。
もう1つ大きなメリットは監査をする対象企業は上場企業ばかりなので、中小企業と違って成功している企業が多く、成功企業のノウハウ等を学ぶことができます。
成功企業のノウハウには会計業務に限らず、組織体制や業務フローなどあらゆる事を学ぶことができます。
会社が違えばそういった組織の体制など全て異なりますし、複数の成功企業を見ていることでより深く比較することができるのも監査業務ならではの魅力といったところでしょう。
これこそが公認会計士の大きなメリットだという方も少なくなく、この学んだことを自分の知識として蓄積し、コンサルや経営指導をする際に大いに役立てることができます。あなたが将来独立を考えているのであればコンサル同様かそれ以上に手助けとなるでしょう。
※もちろん監査した企業の情報を漏らすことができないのは言うまでもありません。
これはあまり聞かないかもしれませんが、監査を何年か経験をしてその後独立をする場合、以前監査をした会社から出資を受けて会社を作る公認会計士もいらっしゃいます。
いわゆるコネ・人脈というものですが、公認会計士は人脈においても強いので事業を起こす場合に限らず、何か困った際にあなたを助けてくれることもあるでしょう。
初年度の年収は500万円程度で、10年もしないうちに平均年収は1,000万円程度になるので高収入という魅力もあります。
長く監査法人に勤務をすることでマネージャーになると収入はさらに増えることになります。
・公認会計士の年収はこちら
⇒【公認会計士】どこよりも詳しい本当の年収
監査は本社だけではなく、全国にある支社・支店などを監査することが多いので、全国各地に移動することも多くなる方も多いでしょう。
そうすると移動時間も長く、この移動時間が好きだと言う方もいらっしゃいますし、旅行気分にはならないものの各地のものを食べることが出来るのも魅力と言っていいでしょう。
公認会計士のやりがい
専門性の高さゆえに責任も重たくなりますが、公認会計士が扱う業務は社会的影響力が大きいのでやりがいのある仕事といえるでしょう。
企業内会計士の場合は、企業の売上・利益るということは成果が会社の売上・利益などにも結びついたり、
一般企業に勤務をする場合、公認会計士資格を持っている方は少ないので管理職等のポストに就くことも多く、周りから頼られる存在になるのでよりやりがいを感じながら仕事をすることができるでしょう。
また、監査を違って会社が大きく成長すればあなた自身の報酬を増やすことができるかもしれませんが、逆に事業が失敗したり企業が思うように成長しなければ報酬も減ることになる事もあるかもしれません。
リスクはあるもののやりがいは監査業務よりも大きいといえますし、最近はこのような企業内会計士も増えています。
大企業を中心として監査を通して世の中の経済に貢献をするのか?
中小企業やこれから上場する会社のコンサル・税務業務として企業のアドバイスをして企業成長に貢献をするのか?
それとも企業内会計士として企業の中に入って企業とともに歩んでいくのか?
あなたはどのような業務をしてやりがいを感じてみたいですか?
公認会計士の仕事「メリット・魅力とやりがい」まとめ
以上、公認会計士の仕事の概要や資格のメリット・魅力、仕事のやりがいについて紹介をしましたがいかがだったでしょうか?
公認会計士の仕事は多岐にわたるためどのような仕事をするのか迷う方も少なくないでしょう。
監査業務を通して様々なことが学べるメリットは非常に大きいので、3年~5年程度は監査経験をするのがいいかもしれません。
また、そのような公認会計士は少なくありません。
自分が進みたい道に進むことができるのも公認会計士資格の大きな魅力といえるでしょう。
おすすめの記事
・会計士の仕事内容や年間業務はこちら
⇒【公認会計士】仕事内容・・年間業務
・AI化されると公認会計士はどうなるの?
⇒【公認会計士とAI】仕事がなくなる?
専門学校
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
一発合格を目指すなら計算力とバランスのよい大原がおすすめですが、経済的に厳しいという方はLECで一発合格を勝ち取れば費用は他校の半分以下となっています。それだけ難しいということでもありますが、LECをおすすめするのには理由があります。
LECをおすすめする理由
学校、仕事、家事等で忙しくなったとき、勉強がうまく進まなかったり、短答試験に合格できない場合は、論文の講座代が無駄になることがあります。
(LEC以外の専門学校は基本的に短答・論文代を含めた一括の講座となっているか、分割してある講座は合算すると通常より高くなります。)
知人は論文の教材がほとんど手つかずになってしまったと言ってました。
テキストや講義というのは最新を使わないとそれだけで数点不利になってしまいます。
数点を争う試験なだけにそれは大きなデメリットとなってしまいます。
他校ではこういうことが起こりえますが、LECでは短答だけの講座、論文だけの講座と分けてあるので勉強にメリハリをつけて教材をこなすことができる上に、金銭面においても短答試験合格後に論文講座を受講という形をとることができるので損をしない選択ができます。また、もともと金銭的に安い大きなメリットもあります。
安いと聞くと内容が薄いのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、LECは科目ごとに論文講座があります。
「普通なのでは?」と思うかもしれませんが、多くの学校は論文講座はなく論文答練で実際に問題を解かせてそれを説明する形をとっています。そのため短答の理解から論文の理解へ短期間で引き上げる必要があります。
学生の場合は多くの時間が取れたり夏休みもあって時間でカバーできる部分もありますが、社会人の場合は困難になります。
それが結果となって表れています。
30代、40代を例に挙げると短答試験の合格率はほぼ同じなのですが、論文に限っては明らかに悪くなっています。
瞬発力・暗記力・計算力は若い世代が強く、思考力は社会人が強そうに感じるかもしれませんが実際は違います。
30代、40代の合格率を記事にしていますので気になる方はこちらをご覧ください。
こちらは監査審査会の合格状況から実際の数値を使って説明をしています。
⇒【公認会計士30代】30歳や35歳から合格・就職できるのか?
⇒【公認会計士40代】40歳、45歳で受験と転職は大丈夫?
論文こそLECで思考力を養い着実に合格ラインに上げることが重要なのです。
LECの論文講座は内容が濃いのでメリハリをつけて勉強をする必要があります。
おすすめの講座
2023年短答試験目標の方はこちら
⇒2023年短答合格コース<春生>【通信】
2022年12月短答式試験目標の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<秋生>【通信】
2022年5月短答試験目標の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<春生>【通信】
資料請求
資料を請求して考えたい方はこちら
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