簿記1級

【日商簿記1級 合格体験記】独学で合格

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①日商簿記1級試験の合格体験記が読みたい。受験しようと思ったきっかけやどのような人が合格をしたのか知りたい。

②日商簿記1級受験生は合格までにどのように勉強をしたのか知りたい。

③日商簿記1級って合格後に実際役に立つの?本当のところが知りたい。

このような悩み・疑問をお持ちの方にお答えします。

下記にて日商簿記1級試験に合格した方に記事を依頼して書いていただきました。

今回は日商簿記1級に独学合格をされ、また資格取得後についても記事に触れて書かれていらっしゃいます。
資格を取ってもその後どうなんだろう?と不安な方も記事を読んでみてはいかがですか?

 

 

この度はcさんに日商簿記1級試験合格体験記を書いていただきました。

日商簿記1級 合格体験記

 

簡単な自己紹介

私は今の会社に入社して約17年、経理部に配属されて約8年になります。

今でこそ経理まわりの仕事については一通り経験して理解しているつもりですが、大学では工学部で物理学を専攻しており会計の知識はもちろん簿記の知識もゼロでした。

 

日商簿記1級を受験しようと思ったきっかけ(動機)

そんな私が簿記の勉強をしようと思ったのは、大学の卒業が近くなり就職先について真剣に考え始めた頃でした。

工学部の先輩達は研究職やIT関連の仕事についていたので、私もこのまま行けば、同じような仕事を目指して就職活動をすることになるだろうと思っていました。

しかし、本当に自分はそのような仕事がやりたいのかと自問自答したとき、他の分野の仕事にも興味が沸いてきました。遅ればせながらいろいろと就職先を探してみた結果、元々、数字には強い方だと自負していたこともあり、経理の仕事が自分に向いているのではないかと思いました。

しかし、工学部から経理を目指すには、かなりギャップがあります。自分には経理を仕事にするためにアピールできるような経歴は何もありませんし、また、経理についてどのように勉強したら良いのかも全くわかりませんでした。

そこで、とりあえず簿記の資格をガイドラインにして、勉強を始めてみることにしたのです。

 

 

日商簿記1級の勉強をはじめるにあたって

恥ずかしながら、最初は勘定科目の漢字が全く読めませんでした。売掛金を「うりがけきん」と読んでいたり、貸倒引当金を「たいとうひきあてきん」と読んだりしていました。

独学をしてみて初めて、用語の読み方がわからないと勉強が進まないものなのだということを知りました。

私の場合は偶然、経理に詳しい知り合いがいたので勉強していてわからないことがでてきたら、そのたびに電話して聞いたりして教えてもらうことができました。

そのおかげで、何とか勉強を進めていくことができたのですが、完全な独学だったら、早い段階で挫折してしまっていたのではないかと思います。

 

このように、私の場合は簿記の勉強をスタートした時期が遅かったので、かろうじて簿記3級に合格したところで就職しました。希望していた経理部門にもすぐには配属されず、経理とは関係のない仕事をしながら簿記の勉強を細々と続けていきました。

 

簿記1級合格の勉強法や使ったテキスト・問題集

簿記3級と簿記2級は中央経済社の「簿記講義」という少し固めのテキストを使ってなんとか合格することができました。

しかし、簿記1級はさすがに内容が難しく途中で挫折してしまいそうになったので、少しでもわかりやすく楽しく学べそうな雰囲気のテキストを探した結果、テキストと問題集がシリーズになっているTAC出版の「合格テキスト」と「合格トレーニング」で勉強することにしました。

ようやく簿記1級の試験を受ける頃には結婚して子供も生まれていました。我ながらよく続いていたと思います。子供がまだ小さかったので、少し目を離したすきにテキストをビリビリに破かれてしまったり、他の絵本と一緒にしまい込まれてしまったりと、勉強以外の部分でもそれなりに苦労したのを覚えています。

簿記の勉強については「習うより慣れよ」とよく言われますが、基本的にはその通りだと思います。仕訳の方法や計算方法については、ひたすら問題を解いて、問題のパターンを覚えてしまうのが効率的だと思います。

 

簿記1級を取得して良かった点

簿記1級を取得して良かったのは、やはり取得している人が圧倒的に少ないために経理の適性をアピールできる点です。

私は就職したとき、経理部門ではなく情報システム部門に配属されたのですが、簿記1級を取得したおかげで無事に経理部門に異動することができました。

会社によるとは思いますが、私の知る限り経理部門で仕事をしていても簿記1級の資格を持っている人は稀です。私が勤務する会社は経理部門が10人程度の中規模の会社ですが、簿記1級を取得しているのは社内で私だけです。

 

簿記1級を取得して役に立ったこと

簿記の勉強が役に立ったと思うのは、一通りの会計基準について免疫がついているという点です。簿記1級では税効果や退職給付、リース会計といった、実務の世界ではかなりマニアックな会計処理について強制的に学ぶことになります。

実務の世界でこれらに直面する際には、当然、資格の勉強よりも細かくて難しいのですが、そうは言っても簿記の勉強をしていない人に比べれば圧倒的に有利です。概要について既に理解しているので、わかる前提で資料にあたることができます。

さらに、簿記の資格を持っていることによって、周りの人からは分かって当然という視線で見られることも、良い意味でのプレッシャーになります。経理・会計に関係することで、他の人に負けることは許されません。資格取得後も陰ながら一生懸命勉強することになります。

 

簿記1級合格を目指す方へ

最後になりますが、経理のやり甲斐について少しだけ書かせていただきます。

経理という部門には会社の全ての情報が集まってきますし、経営者から最も頼りにされるポジションでもあります。

そして、経理部門の人間は平社員であっても他部門のマネージャークラスと対等に話をすることができます。経理の人間にそのような力が認められているのは、経営者が知りたい情報を経営者の代理として集めてくることを求められているからです。

ここで、経営者や営業部門の人間と話をする際に社内で共通の言語となるのは売上・費用・利益であり、簿記のスキルを持っていれば非常に有利となります。

簿記の資格を目指している方には是非頑張っていただきたいと思います。

 

 

 



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