簿記1級

【簿記1級の難易度】勉強時間とスケジュール

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クレアール

①簿記1級を勉強する場合、大体でいいので勉強時間を教えてください。

②難易度はどのくらい?

③教材費はどのくらいになりますか?

④勉強の進め方・スケジュールはどのようにしたらいいですか?

 

このような悩み・疑問をお持ちの方にお答えします。

①簿記1級合格に必要な勉強時間は、かなり早い方ですと360時間、割とスムーズに進めることができた方で600時間、一般的には800時間程度かかるでしょう。
※1日の勉強時間3時間、土日8時間、移動など細切れ20分、これを6ヶ月=800時間

②資格全体の難易度を1~10段階に分けると、簿記3級は1、簿記2級は3、簿記1級は5の難易度となります。

※簿記2級の難易度は以前は2でしたが、昨今の難易度が上昇している事を受けて2から3に変更となっています。

③簿記1級は学校を理湯要すると10万円~20万円かかってしまいますが、独学だと4万円程度で合格する事が可能です。

④スケジュールについては下記にて紹介をしますので、そちらを参考にしてください。

 

 

それでは、ここからは①勉強時間、②難易度、③スケジュールについて説明をします。

簿記1級の勉強時間と難易度

簿記1級の難易度

冒頭で簿記1級の難易度は10段階あったら5と記載しました。

簿記2級の難易度は3でしたので、難易度としては1.7倍になっています。

しかし、簿記1級の難易度は体感的には簿記2級の5倍以上に感じる方が多いかもしれません。

 

 icon-check 難しく感じる理由1・・「科目が増える」

簿記2級は商業簿記、工業簿記の2科目でした。

簿記1級はこれに加えて、会計学、原価計算の2科目が加わります。

科目が増える:簿記2級2科目→簿記1級4科目なので2倍になります。

※ここでは単純に考えてみます。

 

簿記2級のテキストは2冊程度ですが、簿記1級は6冊になるので量的には3倍になっています。

簿記2級から簿記1級は、科目数としては2倍だが量的には3倍になっている。

つまり、簿記1級の難易度としては量的に考えて単純に3倍以上であるという事ができます。
簿記2級の難易度は3でしたので、3倍だと簿記1級の難易度は9になってもおかしくないかもしれません。

 

icon-check 難しく感じる理由2・・「学ぶ範囲が広くなる・深くなる」

科目数が単純に増えるだけではなく、科目ごとに学ぶ範囲が広くなります。

例えば、商業簿記なら2級では学ばなかった項目を「新たに」学んだり、2級で学んだ項目であっても「深く」学習をするようになります。

ただ、これは悪い事ばかりではなく、2級までは理解できなかった事が1級を勉強をすると分かるようになる事もあります。

難易度の要因として範囲が広くなるほど勉強の仕方が難しくなってしまうので、勉強に慣れていない方は苦戦するかもしれません。

 

icon-check 難しく感じる理由3・・「忘れてしまう」

理由1の科目が増える、理由2の範囲が広くなることで復習が追いつかなくなってしまう方が多いかもしれません。

商業簿記→会計学→工業簿記→原価計算と進めていくのが普通ですが、復習はいつするのか?という問題があります。

 

簿記2級と1級

簿記2級の場合は1級と比べると量も多くなく、テキスト・問題集を全て終わらせても割りと短期間で復習をすることができます。
ですので、忘れるといったことがそれほどでないでしょう。

全部終わってから復習をしようと考えた場合、簿記1級の場合は全ての範囲を終わらすまでに数ヶ月かかってしまいます。
長い期間がかかるほど、以前やったことを忘れる度合いは高くなり、過去問や実践演習に進めずテキストを1からやり直すという方も少なくありません。

忘れないために頻繁に復習をすると先になかなか進めず、いつテキストが終わるのか?といった不安も出てくる事もあるかもしれません。

簿記1級を難しく感じる大きな理由はこの3番の方が多いかもしれません。

簿記1級の対策としてはこの忘却との戦いをどうするのかといったことが問題となり、合否に大きく影響を与える事になります。

ただし、この簿記1級の勉強方法で忘却との戦いを制することができると、勉強方法を確立することができたということができるので、他の資格試験においても合格しやすくなります。

 

icon-check 難しく感じる理由4・・「難しい」

簿記1級は扱う論点が深くなり学ぶことも難しくなります。

講義中は理解できた又は理解できたつもりでいても時間が経つと忘れてしまい、それに関連する論点も分からなくなったりすることもあるでしょう。

簿記2級までは割りと機械的に解けていた問題も1級になると考えなければならなかったり、テキスト・問題集が終わって過去問や実践演習に入ったとき、全く解けないという方は少なくないでしょう。

これはテキストに書かれてある難易度と本試験の難易度に差があるという原因から起こります。

そのため簿記1級に合格するためには簿記2級のようにしていては合格する事ができず、テキストレベルから本試験レベルに近づける実践演習の勉強時間を割く事が重要となります。

特に新しく加わる「原価計算」は簿記1級でも鬼門とも言われており、この科目の出来が合否を分けることも少なくありません。

このように簿記1級の難易度には様々な要因があり、多くの受験生にとってはいつくかの壁を越えなくてはなりません。

 

 

次は簿記1級の勉強時間がどのくらいかかるのか?スケジュールとともに紹介します。

まずはどのように進めていくのか概要をご覧ください。

簿記1級 勉強時間とスケジュール概要編

テキスト・問題集 3ヶ月 400時間
   
過去問 3ヶ月 150時間
実践問題集 200時間
予想問題集 30時間

理論対策:移動などを利用20分×3ヶ月=30時間

上記の簿記1級の勉強時間は810時間になっていることが分かります。

これをベースとしてテキストをもう少しゆっくり・じっくり進め高い方は時間をかけたり、実践演習を多く取っておきたい方はもう少し勉強時間を割くようにするなどするといいでしょう。

ポイント!

ここで把握して頂きたいのは、テキスト・問題集をやる期間は3ヶ月となっており、それと同じくらい過去問・実践演習・予想問題集にも3ヶ月時間をかけるということです。

日商1級の場合は特に演習問題をこなしておかないと、全く歯が立たないということもあります。

このように簿記1級の勉強時間の感覚としては、基礎期と応用期(実力養成期)の2つでそれぞれ同じくらいの勉強時間を使うんだということをイメージする事ができるといいでしょう。

 

簿記1級 時間配分としてやってはいけないこと

テキスト・問題集に5ヶ月かけ、過去問・実践演習・予想問題集は1ヶ月しか時間がなかった。

このような勉強は簿記1級の特性を知らないとついやってしまいますが、また実際に独学で勉強をする際はこのような時間配分・計画になり、本試験レベルの問題を知って全く解けないといったことなってしまいます。

テキストの勉強ももちろん大事ですが、それと同じくらいに過去問や実践演習を通して「考える時間」を設ける必要があります。

 

理由

1.時間をかけすぎてしまうと最初にやった所を忘れてしまう

テキストを理解をしようとすることは大事な事ですが、あまりに長い日数をかけてしまうと以前やったことを忘れてしまうデメリットがあります。

そのため復習を日々の勉強の中で効果的に長くかけてしまうほど忘れるため、忘却防止の復習をする必要があります。
長い時間ほど「忘却用の勉強時間」が長く必要となります。

 

2.重要な論点の理解が中途半端になってしまう

理解する事は大事ですが1つポイントがあります。

重要な項目の多くの勉強時間を必要としてしまう方は、出題頻度が低い項目(重要性が低い項目)についてはさっと流す程度でも問題はありません。

他の論点に手を出してしまうと頭が混乱をしてしまい、分かっていた事も分からなくなってしまうこともあります。

覚える事が多いと記憶障害といって記憶を妨げてしまうこともありますので、重要なものを確実に抑える事を優先しましょう。

 

重要な項目を理解するのに時間がかかる人は重要性が低い項目についてはチェックマークを付けておき飛ばしてしまいましょう。

チェックマークを付けておく事で、その論点を学習をしたのか?理解できたのかを後で確認をする事ができるのでチェックは必ずしておきましょう。

 

テキストの有効活用

重要な項目の理解においても納得できない部分があるのなら分からない理由等を書き込んでおくか付箋を貼って目立つようにするのもいいでしょう。

テキストは1回やったら終わりではなく、過去問や実践問題集を解いた際に項目によってはテキストに頻繁に戻って確認をします。

そのためテキストは何度も開く事になるので、勉強をする際に書き込んでおくと後で見たとき「ここが分かっていなかったのかー」など、当時の理解度の確認もすることができます。

その時点では分からないことでも項目を進めたり、過去問や実践問題集を解いていくうちに理解が出来るようになることは少なくありません。

 

3.本当の勝負はアウトプットにある

日商1級が合格しにくい理由として、ボーダー付近の力がついてもなかなか合格しづらい難しさがあります。

本試験問題は簡単に解ける問題は少なかったり考えさせる問題も多いので、アウトプットに勉強時間を割く必要があります。

 

簿記1級の難易度を知り、勉強時間をどのように割いていくのかがうっすらと分かってきたのではないでしょうか?

次はステップ別に使用する教材とその勉強時間について紹介をします。

 

簿記1級・・ステップ別の勉強時間

ステップ1・・テキスト、問題集

ステップ2・・過去問

ステップ3・・実践・予想問題

各期のステップをこのようにしておきます。

 

それではステップ1のテキスト・問題集について見てみましょう。

ステップ1:テキスト、問題集(3ヶ月)

使用する教材は上記のネットスクールのものになります。

ネットスクールのサイトはこちら
ネットスクール

 

商会テキスト1 ⇔問題集 2週間 62時間
商会テキスト2 ⇔問題集 2週間 62時間
商会テキスト完成 ⇔問題集 2週間 62時間
工原テキスト1 ⇔問題集 2週間 62時間
工原テキスト2 ⇔問題集 2週間 62時間
工原テキスト完成 ⇔問題集 2週間 62時間

 

簿記1級のテキストは
商業簿記・会計学(商会)が3冊
工業簿記・原価計算(工原)が3冊
合計6冊となり、全て終わらすのに400時間弱であることが分かります。

※個人差がありますので、もう少し時間が必要な方は勉強時間を増やして対応しましょう。

あくまで目安ですが上記のような感じで時間を使っていきます。

例)テキスト1で1チャプターが終わったら、問題集も同じチャプターをやります。

テキスト1冊全部終わらせてから問題集に入るわけではなく、チャプターごとに問題集を利用していきます。

 

テキスト1冊、それに準ずる問題集1冊を2週間で終わらせます。
問題集は1問20分弱程度の時間があるので、不足することはあまりないとは思いますが、考え込んだりして時間が足りなくなる事もあるでしょう。

そのようなときは重要度の低い問題は飛ばしてしまいましょう。

重要な問題を確実に解く

重要度をABと分けA10問、B10問として考えて見ましょう。

甲さんはAB20問を勉強し、20問全て70%解ける

乙さんはA10問を勉強し、10問全て100%解ける

この場合、本試験においては乙さんが圧倒的に合格に近くなります。

本試験では通常の問題よりひねってある問題もあり、1つ1つの論点を正確に理解しておかないと本試験では対応する事ができませんし、間違えてしまう事もあります。

そのため理解度70%のものを20問ではなく理解度100%のものを1つずつ積み上げていくようにすると効率よく勉強をする事ができ、合格ラインに早く届く事ができます。

 

テキストを読み進める際は中途半端な理解のものを増やすのではなく、勉強時間が足りないのであれば重要な問題だけでも完璧に仕上げて次の項目に進めるといいでしょう。

例)1つの例題を理解するのに時間がかかる、そしてその例題は重要度が高いのであれば、その例題を完璧に理解しましょう。他の例題はチェックマークを付けて飛ばしてもいいです。

全ての範囲が終わって余力があったり、過去問を通してある項目を強化しておきたいのであればそのときにテキストをしっかり読んで論点強化をしていきましょう。

また、そのときは周辺論点が仕上がっているので理解も最初のものとは違ってすぐに理解をする事もできます。

 

このように全ての項目を完璧にするのではなく、勉強時間は限られていますので重要な問題にしっかりと勉強時間を割き、勉強の進捗具合によって抑える項目を調整するといいでしょう。

 

日商簿記1級に合格するための学校[テキスト]商業簿記・会計学 基礎編1

・Chapter01 会計とは
・Chapter02 簿記一巡の手続
・Chapter03 損益計算書・貸借対照表の構造
・Chapter04 資産会計総論・現金預金
・Chapter05 有価証券
・Chapter06 金銭債権と貸倒引当金
・Chapter07 商品売買
・Chapter08 商品の評価
・Chpater09 有形固定資産
・Chapter10 無形固定資産 繰延資産
・Chapter11 減損会計
・Chapter12 負債会計
・Chapter13 退職給付会計
・Chapter14 社債
・chapter15 純資産会計1

 

日商簿記1級に合格するための学校[テキスト]商業簿記・会計学 基礎編2

・Chapter01 会計の基本ルール
・Chapter02 損益計算書の基本ルール
・Chapter03 外貨換算会計
・Chapter04 純資産会計2
・Chapter05 デリバティブ
・Chapter06 会計上の変更及び誤謬の訂正
・Chapter07 研究開発費(ソフトウェア)
・Chapter08 企業結合
・Chpater09 連結会計1(資本連結)
・Chapter10 連結会計2(成果連結)
・Chapter11 持分法
・Chapter12 キャッシュ・フロー計算書
・Chapter13 税効果会計

日商簿記1級に合格するための学校[テキスト]商業簿記・会計学 完成編

・Chapter01 商品売買の期中処理
・Chapter02 試用販売
・Chapter03 委託販売
・Chapter04 割賦販売
・Chapter05 建設業会計(工事契約)
・Chapter06 リース会計2
・Chapter07 本支店会計
・Chapter08 企業結合・事業分離(応用編)
・Chpater09 連結会計3(持分の変動、税効果)
・Chapter10 連結会計4(包括利益、その他)
・Chapter11 特殊論点編

上記3冊はネットスクールから各項目を抜粋したものです。

工業簿記・原価計算の3冊については省略しますが、
簿記2級のときは2冊だったものが、簿記1級では6冊になります。

ページ数も2倍くらいになっているので約6倍の量になっていることが分かります。また、内容自体も難しく、忘れてしまう事もあるので10倍かそれ以上の感覚があるかと思います。

 

ただ、上記6冊のネットスクールのとおるテキストは分かりやすく解説してあるので、ページ数の割にはサクサク進めることが出来ます。

ただ、注意点としては「分かったつもり」になってしまいがちなので、問題集を解いて「分かったつもり」をなくすようにしておきましょう。

 

ステップ1は大変ですが終わったら、ステップ2にはいります。

 

ステップ2:過去問(1ヶ月~1.5ヶ月)

上記は現在最新版の過去問題集となり、独学で合格するためには必須の教材となります。

過去問を解くときは時間を計って本気で解き、終わったら採点をします。

問題を解く(2時間)→採点・確認(1時間)→解けなかった問題の復習

過去問は全部で14回分あり、できれば10回分以上、理想は14回分全部です。

 

1回~5回

最初の時は点数もほとんどなく、見直す箇所が多くて大変ですがきちんと見直すことで今後伸びてきます。

また、ここが一番の踏ん張りどころです。

復習には3日(×3時間)使ってもいいでしょう。

そうすると1~5回は20日程度かかることになります。

 

6回~10回

少しずつ点数が取れてきたものの合格点には届かないといったところでしょうか。

見直す箇所も多少減っているはずなので、復習は2日ほど使ってもいいでしょう。

そうすると、15日程度かかるでしょう。

 

11回~12回

過去問も解く回数を重ねてくることで解ける論点が増えていき、このあたりくらいから合格点が取れる人もいらっしゃるでしょう。

復習は1日程度使ってもいいので数日程度で終わらすことができます。

 

過去問

以上より、20日+15日+4日=39日ということで過去問は1.5ヶ月くらいの日数がかかることになります。

土日などを有効に使ったりして、ステップ2の過去問を1ヶ月で終わらせることができると、実践・予想問題集に2ヶ月使えるので合格の可能性は相当高くなります。

 

過去問は終わらせることが大事なのではなく、解けなかった問題を復習することが大事です。

テキスト・問題集→過去問が終わって、試験まで2ヶ月あるのならほぼ合格圏内のペースで勉強ができていると思っていいでしょう。

 

ステップ3:実践演習・予想問題集(1.5ヶ月~2ヶ月)

①あてるTAC直前予想 日商簿記1級 2,420円

現在最新版の直前予想問題集となります。
難易度的には難しいものもありますが、多少難しい問題にも慣れておくといいでしょう。

そのような難易度が比較的高いものに対面した時の自身の行動を確認し、そのうえでどの程度得点することができるのかといったことを知っておくことは非常に重要です。
基礎的な問題は取りこぼすことがなかったのか?

基礎的な問題を繰り返すものとは違って、解いてはいけない問題はさっと捨てるといったことも合格するためには身に付けておくべきスキルです。解いてはいけない問題に触れてしまっても気づくことも大事で、その時に他の問題に移り普段の力を出すことができるかといった訓練もできるでしょう。

この問題集は直前対策ということでどのように手をつけていったらいいのかの記載もあるので、どの問題を解くべきなのか?どれを捨てるべきだったのかといったことも確認できますし、難しい問題になると手も足も出ない人はテキスト感覚で利用してみるのもいいでしょう。

個人差の違いもありますが、この問題集がいいと感じる人は合格レベルにあり、そうでない人は力が足りないと判断してもいいかもしれません。

 

②日商簿記1級 2021年度版 網羅型完全予想問題集 3,080円

現在最新版です。

 

ステップアップについて

ステップアップ系の問題集については2つほど紹介をしましたがそれぞれ特徴を抑えておきましょう。

①の「あてる」は4問あり、解く順番・攻め方が詳細に書いてあるのでかなり為になります。
そのため最もおすすめする予想問題集となります。
直前期の利用になり、仕事をしている人は感覚を鈍らせないためにも週末に解くなどするといいでしょう。

②の「網羅型」は8問で出題範囲を網羅するもので、各問題には重要度があるので復習もしやすいです。
この網羅型問題集は基本的な問題がある程度仕上がっているものの少し苦手な論点があったり、他の問題集で確認をしておきたい、もう少し問題を解いておきたい方におすすめです。

 

 

次はおすすめの実践問題集です。

・ステップアップ問題集 日商簿記1級 商業簿記・会計学 2,160円

・ステップアップ問題集 日商簿記1級 工業簿記・原価計算 2,160円

これは大原の書籍になりますが、販売しちゃっていいの?というくらい超良問揃いの問題集で、実際に利用している方の評価も相当高くなっています。

年度は少し古いものの非常に価値の高い書籍と言っていいでしょう。

評価が高いのがうなづけるほど1つ1つ考えさせてくれる問題で、この本が終わる頃には1段階レベルアップしている可能性は高いでしょう。

 

大原のステップ

大原の公認会計士講座には「ステップ答練」というものがあります。

答練という言葉になじみがない人はイメージしづらいかもしれませんが、答練=テストと思っていただけるといいかと思います。

大原生が計算に強い理由の1つがこのステップ答練の存在があるからといってもいいでしょう。
何度も何度もステップ答練が実施されることで大原生は他校を圧倒するほど計算力が高くなっています。

そのような答練の市販版がステップアップ問題集にあたると思っていただけるといいでしょう。

 

理論対策

・究極の会計学理論集 日商簿記1級・全経上級対策 1,650円

理論対策は移動中などの細切れ時間でほぼ対策することができます。

ステップ1のテキスト・問題集は3ヶ月かけてやり、それが終わると過去問に入ることになるので、過去問の1ヶ月前くらいからこの理論集を使うといいでしょう。

 

1日20分や30分の細切れは、思った以上に集中して見る事ができあますし、この細切れで使った勉強の積み重ねがあとあと効果を発揮します。

過去問が解けなかったら、この理論集の該当箇所にチェックを付けておくことで、この理論集の勉強をする際に、「あ、ここは本試験で問われていた問題だ」とメリハリを付けて確認することも出来ます。

間違えるところは繰り返し間違えてしまうことも多いのでそういったときにもチェック等を付けることでより効果的に学習することもできます。

 

簿記1級 勉強時間と難易度まとめ

以上、簿記1級の勉強時間、難易度、スケジュールについて説明をしました。

簿記2級と比べると量も難易度も段違いに上がるので思った以上に大変です。
簿記2級と同じように取り組むと挫折する可能性が高いので、6ヶ月で必ず受かるんだと気持ちを引き締めて頑張ってください。

簿記1級は就職においても高く評価される資格ですのでぜひ合格を勝ち取ってください。

 

おすすめの記事

・おすすめのテキストはこちら
【独学で受かりたい人必見】日商簿記1級のおすすめテキスト

 

専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。

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理解できる+記憶に残る「講義」、分かりやすい「テキスト」、繰り返し演習の効果を高める「問題集」。

また、「答練・模試」による成績分析は合格するためには必要不可欠。
→成績分析から正確な自分の現在位置と弱点を発見することができ、これはLECだからできるといってもいいでしょう。

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