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【公認会計士】理系は受験に有利?不利?

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①公認会計士の資格は文系資格なので、やっぱり文系が有利で理系は不利になりますか?

②理系の人が公認会計士試験を受験する場合、有利になると聞いたことがありますが本当ですか?

このような疑問をお持ちの方にお答えします。

・理系の人が公認会計士試験を受験する場合、一般的には有利に働く場合が多いです。

 

 

公認会計士試験と理系

冒頭の回答で「理系の人が公認会計士を受験する場合は基本的に有利になる」
このように記載をしました。

有利になるけど、全てにおいて有利になるわけではないということです。

理系の人といっても公認会計士試験の勉強のしやすさといったものは当然異なり、ある理系の方だと大きなマイナスとなり、合格するのが難しい場合もあります。

それでは、「有利・不利になる場合」を見ていきましょう。

 

公認会計士試験の特徴

公認会計士試験の特徴を把握することで理系のどういったところが有利になるのか?または不利になるのかが分かることになるでしょう。

下記で紹介する有利・不利は平均的な受験生を想定していますが、あなたが理系の方である場合は状況によって異なってきます。
そのため有利になるのか?不利になるのか?あなた自身が各項目を判断してみてください。

試験は短答式試験、論文式試験、また科目は複数ありますのでポイントも合わせて紹介をしていきます。

 

全体の視点から見た理系の有利・不利

合否を分ける2科目

短答式試験では財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目となっています。

この4科目で合否のカギを握っているのは、配点が他の科目の2倍ある財務会計論であることは誰の目にも明らかでしょう。

計算科目、理論科目に分けて考えてみると、理論科目は点数に差がつきにくいのに対して、計算科目は点数に大きな差が出やすくなっています。

 

ポイント

①財務会計論の計算科目である「簿記」の出来が合否を分ける最重要科目となる。

管理会計論の計算の実力があると安定した得点が可能となる。

管理会計が合否に重要になってくるということは忘れてはいけません。

 

簿記と管理会計と理系の関係

簿記・管理会計の2つの計算科目理系の人にとっては理解しやすく得点を伸ばしやすい傾向にあるでしょう。

特に管理会計の計算科目は、文系は苦手とする人が多く得点を伸ばすために相当苦労することになります。これは合格レベルに達する文系の人も例外ではありません。

それに比べて理系の方は管理会計を得意科目にすることができるでしょう。

メモ

公認会計士入門生の理系の知人に管理会計の問題集を渡して解いてもらったところ、初見でありながら難易度の高い問題も含めて8割以上正答していました。

 

計算科目で文系から差をつけるメリット

理系の場合、簿記と管理会計の2つの計算科目によってライバルに差をつけるとともに合格レベルの得点がしやすくなる傾向があります。
そして、試験勉強において大切なこととして「安定的な点数」というのがあり、計算科目で得点できるということは、それだけ安定した点数を取り続けることができるともいえます。

安定した点数を取り続けることで精神的な負担は減り、長い受験生活にいい影響を与えることができます。

一方、多くの受験生は計算科目で得点ができないことで、得点が伸び悩んだり上がっても突然下がったりといったことが多いにあります。
そうすると、不安を抱えたまま勉強をすることとなり、集中力低下などといったことで勉強に悪影響を及ぼすことがあります。

※もちろんすべての理系受験生が有利になるということではありません。

 

理系受験生の有利な点

簿記、管理会計計算で安定的な点数を取ることができると、理論科目に時間を割くことができます。

ここが理系受験生の有利になりやすいところです。

理系受験生の多くは理論科目を苦手とする方が多いでしょう。
しかし、試験で問われることは決まっており、また、その中でもとくに重要な個所というのはさらに範囲を絞り込むことができます。

そのため理論が苦手な理系受験生であっても文系受験生よりも長い時間をかけることでその差を縮めることができます。

理系受験生の多くは一度身についた理論・考え方といったものは記憶しやすいはずですので、問題を解くうえでは理論に基づいた解答をすることができるでしょう。

理系の方で暗記が苦手であっても、他の受験生よりも時間を割くことができ、頻出する論点を何度も見たりすることで各科目で合格点を取ることができるようになるでしょう。

 

 

理系と論文

論文になると経営学(統計学等)、租税法では理系の方は科目合格レベルを取ることはそれほど難しいことではないでしょう。

理系と選択科目

選択科目については統計学を選択したくなるでしょうが、ここは1つ考えたほうがいいでしょう。

試験は偏差値によって決まるので、統計学を選択すると周りはみな理系や統計学を得意としている人が母集団となります。
その中である程度の出来であってもそれほど偏差値を稼ぐことはできないどころか、公認会計士の論文の合格基準の52.5に到達することさえ難しいかもしれません。

統計学で50を取って足を引っ張っては意味がありません。

そこで、理系の方は経営学の選択がおすすめです。
(※時間がない場合は統計学で乗り切るのがいいでしょう)

経営学選択のほとんどの受験生は経営学の勉強が初めてです。
つまり、スタートラインはみな0なのですが、理系の場合は0ではなく有利な状態でスタートを切ることができます。

最初は計算(ファイナンス)の勉強をすることになりますが、文系からすると見慣れない計算式があって慣れるまでに時間がかかる方も少なくないですが、理系ならあっという間にファイナンスで高得点を取ることができます。

そのため科目合格の偏差値55あたりを取ることは難しくないでしょう。

簿記、管理会計計算は身に付いていると論文の勉強時にそれほど時間を使わなくていいことから、浮いた時間を租税法に回すことができます。

 

理系と租税法

租税法は論文科目の中で最もボリュームがありますが、時間をかければ最も得点を伸ばしやすくアドバンテージを取ることができます。

メモ

租税法で点数が取れないのか不思議だと理系の知人が言ってましたが、理系は租税法も得点しやすいようです。
どの程度のレベルになれるのかというと、学校で1桁以内を狙えるレベルになるということで、答練では1位、他校の答練でも2位を取っていました。

論文の計算科目は短答の選択と違って、数値を書かなくてはいけません。
そのため適当に書いても正答することはできないので、計算科目は論文でも差がつきやすくなります。
※ここでも計算有利なことが分かります。

たった1か所正答できるかできないかで偏差値(得点率)にも大きく影響を与えることになることが少なくありません。

 

 

理系が苦手とする科目

理系の方が特に苦手とするのは2つあるでしょう。

1つは財務諸表論

財務会計論の理論で、広範囲にわたって出題されたり、論文においてはキーワードを単に暗記するだけではだめで、それを組み立てる構成力が多少は求められます。

もう1つは企業法

短答においてはどの程度正確に暗記をしているのかが勝負となり、暗記に特に苦手意識がある方ですと相当の時間をかける必要が出てくる可能性があります。

そして、理系受験生が最も苦戦するのが企業法の論文科目となるでしょう。

理論展開が非常に難しく、租税法の次に時間を使うことになりますが、理系だと企業法論文に時間を使うことになるでしょう。
最初は時間をかけても全く書けないことが多かったり、書けるようになっても論点ズレで点数が全然取れないということも少なくありません。

ここでの攻略方法として、短答の企業法を勉強するときは単に暗記をするのではなく、条文の趣旨をしっかりと理解しておくことで論文に入ったときに多少でもスムーズに移行できるようにしておくことがおすすめです。
これは理系におすすめというよりは一発合格や成績上位受験生の勉強方法です。

 

つまり、短答の勉強で論文の勉強も多少させておくということにもなります。

中には理系でも企業法の論文が得意という方もいらっしゃるので、気にしすぎることはありませんが、注意をしておくにこしたことはありません。

 

 

公認会計士と理系 まとめ

以上、公認会試験と理系について紹介をしましたがいかがだったでしょうか?

理系の有利になる点、不利になる点などありましたが、理系のほうが有利になる点が多いことが分かりました。

ただ、勉強をする方によって簿記、管理会計などが得意・不得意に分かれてしまいます。
これは文系・理系に限らない話ですが、計算2科目の攻略が合否に大きな影響を与えていることになります。
見た目の計算科目の点数だけではなく、その次の科目の勉強の影響度も考えておく必要があるということになります。

 

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