①大学生ですが、バイトとサークル活動をかけもちしながら公認会計士試験に合格できますか?
②社会人でアルバイトで生計を立てていますが、バイトをしながらでも公認会計士の勉強はできますか?
このような疑問または悩みをお持ちの方にお答えします。
アルバイトやサークル活動をしながら公認会計士試験合格を目指す大学生の方、または社会人でアルバイトをしながら勉強をし合格している方はいらっしゃいます。
目次
公認会計士試験 バイトをしながら合格を目指す
バイトをしながら合格
バイトと合格の裏にある話
冒頭でアルバイトをしながらでも公認会計士試験に合格している人がいるという話をしました。
ここでは事実をお話しします。
結論からいえば「片手間で合格できるほど甘い試験ではない」ということです。
働きながらでも合格している人もいますが、バイトをしなくてもいいという環境であるならば公認会計士の勉強に集中する方が圧倒的に効率がいいです。
ネットの情報や学校の合格体験記など
「バイトをしながら試験に合格できた」
「バイト、サークル、勉強、遊びをしならがでも合格できます。捨てる必要なんてないんです」
このような事が書かれてあるところもあります。
しかし、学校はこれらを宣伝することで、バイトをしながらでも公認会計士試験に合格することができるんだと思わすことができます。
もちろんうその情報ではありませんが、このような合格者たちは合格者の中でも稀な存在であるということです。
また、簿記の勉強をしたことがある方や法律などの専門知識を持っている方、難関資格に合格していてノウハウを持っているという普通ではない方が多いです。
実際にそのような人たちの合格までの勉強時間を見ると、通常の合格者よりも明らかに短い時間で合格している印象があります。
現実の合格者
京大生の話ですがアルバイトをしていたけど、半年で辞めて勉強に専念をし、勉強時間についてはご飯、睡眠以外はほとんど勉強時間に充てて合格をしっという話があります。
これが真実の姿です。
京大生という例が普通ではありませんが、このような人であっても片手間では合格することができないと判断してバイトを辞めており、そういった判断は鋭いことが分かります。
公認会計士試験の難しさを知ろう
ここで勘違いをしてほしくないので言っておきますが、アルバイトをしながら勉強をするのはやめなさいと言ってるのではありません。
このくらいすごく難しいという現実をしっかり認識した上で、バイトをして勉強にしっかり励んでくださいということです。
専門学校はこのようなことを積極的には言いませんし、そのような情報はあまり流れないかもしれません。学校側としては学校を利用してもらうことで売上とすることができるので、ほとんどメリットしか教えてくれません。
ここまで厳しいことを言ってきましたが、それはここまで読んでも負けない強い意志を確認するためです。
ここで心が折れるようならバイトをしながらの勉強の継続はできないので強めに言いました。
さて、これ以降についてはアルバイト・サークル活動をしながらどうやって公認会計士試験に合格していくのかを見ていきましょう。
アルバイト・サークル活動をしながら公認会計士試験合格
合格プランを立てる
公認会計士合格を目指す場合に最初に考えておきたいのが、「いつ試験に合格するのか?」という目標年度の設定です。
公認会計士試験は短答式試験、論文式試験の2種類があることはご存知でしょう。
例えば今を2022年2月とすると、目標とすべきは2022年12月の短答式試験合格です。
ここで1つ注意点があります。
それはバイトをしながらの勉強になると勉強時間はそれほど取れないので、試験は来年の2023年12月にしようかなという考え方です。
しかし、この考え方はやめた方がいいです。
なぜなら1年勉強する期間を延ばしたとしても、それほど大きな変化が期待できないからです。
期限と効果
人間は期限をずらすとどうしても甘えてしまいます。
締め切り効果というものがありますが、締め切りが近付くにつれて人間の集中力は上がっていき、試験が残りわずかとなると自分では信じられないくらいがんばれることがあります。
不合格になりたくないからです。
この気持は試験が近付くにつれて強くなっていきますし、このままでは合格できないかもしれないと思い泣いてしまうこともあるかもしれません。
試験が不合格になると涙が出る人もいらっしゃいます。
ところが試験が2年後となるとこのような経験をしないまま1年が過ぎてしまうことになります。
2年後に受けるのではなく、1年後に合格を目指して真剣に勉強することをお勧めします。不合格でもいいんですよ。そのがんばった努力というものは次の試験で必ず生きてきますし、負けない気持ちが誰よりも強くなっているからです。
今から勉強を始めるのであれば2022年12月短答式試験、2023年8月論文式試験が王道となりますし、これがおすすめです。
合格に必要な1日の勉強時間
いつどんな試験を受けるのか大枠ができましたので、次はアルバイト、サークル活動をすると1日にどのくらいの勉強時間を取ることができるのか考えてみましょう。
カレンダーやスケジュール表を作って予定から先に埋めていくといいでしょう。
公認会計士合格者100人程度を調べたところ・・
合格に必要な勉強時間は4,500時間であることが分かりました。
1.5年合格を目指すとすると1日10時間、2年合格だと1日7時間くらいの勉強が必要になります。
※時間はあくまで1つの目安としてください。
実際にカレンダー・スケジュール表に勉強の時間を入れてみると、1日3時間の日もあれば5時間、8時間といろいろな日があることが分かったのではないでしょうか。
そして、合格者と比べて勉強時間が思ったほど取れないということも分かったのではないでしょうか。
そうなんです、勉強時間は合格するための1つの目安ではありますが、中には全く足りないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
そうすると、この勉強時間では公認会計士試験にどのようにしたら合格することができるのか?またはそもそも合格することは無理なのか?と思うかもしれません。
専門学校の弱点を知る
一部の天才を除いては皆公認会計士の専門学校を利用することになります。
しかし、専門学校にはいくつかの弱点・欠点がありますので、それを知って勉強に取り入れていくことで短い時間であっても効果的に勉強をすることができます。
→怪しい勉強法ではなく、結論からいえば「最初からがんばる」ということです。
公認会計士講座の特徴
それは何かというと、公認会計士の講座は入門から短答式試験、論文式試験に向けて授業が増えていく特徴があります。
つまり、勉強をはじめた当初と後半を比べると勉強量に明らかに大きな差があるということです。
授業が増えるということはそれだけ復習をする時間が必要になりますし、さらには実践演習(答練)が頻繁に実施されるようになります。
公認会計士の勉強量は右肩上がりに増えていく。
勉強量の多さ・難しさ・勉強方法の確立ができていないことで合格する人とそうでない人が少しずつ分けられていくレースでもあります。
アルバイトをしながら合格する勉強法
①テスト関係
半年は財務会計論、管理会計論の計算がほとんどを占めることになります。
ここでのポイントは、最初の授業からテスト関係は満点、1位を目指していきましょう。
90点ではだめです、満点です。
そのくらい最初から徹底的に勉強をしていくことが大切です。
公認会計士の講座の弱点は後半に行くにつれて授業が増えるので、授業が少ない半年は計算科目でトップを取り続けていきます。
このようにすることで、計算が得意になり後半は理論科目などの勉強に時間を割くことができます。
また、通学生なら講師に質問等をするといいでしょう。
講師と仲良くなることで、講師も声をかけやすくなり、それによりモチベーションを上げることができます。
②満点に満足しない
満点を取るだけではなく、さらに上を目指します。
これは何かというと、どうやったらもっと計算が速くなるのか?常に考えながら問題を解くということです。
惰性で解いては時間がもったいないです。
合格までに必要な時間が足りない分は集中力で補っていきましょう。
③テキストを最大限利用する
実はこれが最速最短で受かる効率のいい勉強法です。
模試は全国1位、試験は一発合格していてかつ1桁順位で合格をした方の勉強方法でもありますし、多くの合格者は大体似たようなことをしています。
それは、テキストに情報を集約していくということです。
公認会計士は多くの教材があるので、いざ復習をしようとするとあっちこっちに教材があるとなかなか効率的な復習ができません。
そこで必要な情報を1つの教材であるテキストに情報を集めていきます。
書き込みだと後で消すのが大変なので、付箋を使ってペタッと貼っていきましょう。
大きめの付箋などいろいろあるので、書き込みが多いものは大きめの付箋、確認をしたいなら小さい付箋といったように使い分けていくのもいいでしょう。
なぜ書き込みをあまりせずに付箋を使うのかというと、それは短答で使ったテキストを論文で使う場合に付箋をはがして論文用の付箋に貼り替えるためです。
初年度からここまで考えてテキスト・付箋を使う人はそういません。
付箋のいいところは、本当に必要な情報だけをいつでも貼っておくことで目につくことができるからです。
また、このように使いやすいテキストにしておくことで勉強効率も増していきます。
公認会計士はテスト・答練が頻繁に行われていくので、それらが終わったら確認しておきたいものはコピーを取ってテキストにはったり、付箋に書き込んでおくなどすると効率的に復習をすることができます。
これを初年度から徹底的に行うことを想像してみてください。
アルバイトをしながらでも結果を残すことが十分にできるはずですのでぜひ試してみてください。
④時間以上の勉強をする
アルバイトをして家に帰ったとき、疲れがあって思うように勉強ができない・集中ができない、疲れて何もできないということはよくあります。
3時間がんばって勉強をしたとしても集中して勉強できたのは1時間以下ということも少なくありません。
メモ
アルバイトをしながら勉強をすると、勉強する時間が短くなるだけではなく体力が落ちているので集中力にも影響を与えることになります。
そのような状況で勉強をしても理解できない箇所が出てきて理解できない、苦手箇所ができたり、広義に追いつけないなどといったことにもなりかねません。
そこで、このような時は疲れを取るためにも寝ましょう。
朝起きて勉強をする習慣をつけることをおすすめします。
朝は苦手で苦痛だという方もいらっしゃるでしょうが、合格したいという意志の強さをここで見せてください。
生半可な気持ちで合格できない試験です。
仕事をしながら合格した人に話を聞くと朝型タイプが多くいらっしゃいました。
朝は疲れもなく頭がクリアな状態なのでいつも以上に勉強に集中できることをおっしゃっていました。
社会人の方なら、朝どこかの喫茶店などで勉強をする習慣をつけるのもいいでしょう。
公認会計士とアルバイト まとめ
以上、アルバイト・サークル活動をしながら公認会計士の勉強について紹介をしましたがいかがだったでしょうか。
最初は厳しいことを言いましたが、目標をしっかり立てて勉強方法を誤らなければバイト等をしながらでも合格できるということでした。
専念であっても合格するのは大変な試験ですが、それでも合格したいという強い意志のある方はあきらめる必要はありません。
専門学校
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
一発合格を目指すなら計算力とバランスのよい大原がおすすめですが、経済的に厳しいという方はLECで一発合格を勝ち取れば費用は他校の半分以下となっています。それだけ難しいということでもありますが、LECをおすすめするのには理由があります。
LECをおすすめする理由
学校、仕事、家事等で忙しくなったとき、勉強がうまく進まなかったり、短答試験に合格できない場合は、論文の講座代が無駄になることがあります。
(LEC以外の専門学校は基本的に短答・論文代を含めた一括の講座となっているか、分割してある講座は合算すると通常より高くなります。)
知人は論文の教材がほとんど手つかずになってしまったと言ってました。
テキストや講義というのは最新を使わないとそれだけで数点不利になってしまいます。
数点を争う試験なだけにそれは大きなデメリットとなってしまいます。
他校ではこういうことが起こりえますが、LECでは短答だけの講座、論文だけの講座と分けてあるので勉強にメリハリをつけて教材をこなすことができる上に、金銭面においても短答試験合格後に論文講座を受講という形をとることができるので損をしない選択ができます。また、もともと金銭的に安い大きなメリットもあります。
安いと聞くと内容が薄いのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、LECは科目ごとに論文講座があります。
「普通なのでは?」と思うかもしれませんが、多くの学校は論文講座はなく論文答練で実際に問題を解かせてそれを説明する形をとっています。そのため短答の理解から論文の理解へ短期間で引き上げる必要があります。
学生の場合は多くの時間が取れたり夏休みもあって時間でカバーできる部分もありますが、社会人の場合は困難になります。
それが結果となって表れています。
30代、40代を例に挙げると短答試験の合格率はほぼ同じなのですが、論文に限っては明らかに悪くなっています。
瞬発力・暗記力・計算力は若い世代が強く、思考力は社会人が強そうに感じるかもしれませんが実際は違います。
30代、40代の合格率を記事にしていますので気になる方はこちらをご覧ください。
こちらは監査審査会の合格状況から実際の数値を使って説明をしています。
⇒【公認会計士30代】30歳や35歳から合格・就職できるのか?
⇒【公認会計士40代】40歳、45歳で受験と転職は大丈夫?
論文こそLECで思考力を養い着実に合格ラインに上げることが重要なのです。
LECの論文講座は内容が濃いのでメリハリをつけて勉強をする必要があります。
おすすめの講座
2023年短答試験目標の方はこちら
⇒2023年短答合格コース<春生>【通信】
2022年12月短答式試験目標の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<秋生>【通信】
2022年5月短答試験目標の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<春生>【通信】
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