LECの評判
LECには公認会計士業界でも有名な財務会計論担当の渡辺先生、管理会計担当の池辺先生が講師をされていらっしゃいました。(両講師は現在東京CPAに移籍)
この両講師を失ったLECではありますが、
財務会計論担当の影山先生は渡辺先生より分かりやすいと受講生の間ではかなり評判です。
財務会計論が苦手な人ほど分かりやすさを実感できる講師であるともいえる素晴らしい講師です。
本当に分かりやすい講義をするの?ちょっと信じられませんか?
LECのサイトでは1回目の講義を無料で視聴することが可能となっていますので、気になる方はLECのサイトで1回目の視聴をおすすめします。
・2023年短答試験目標の方はこちら
⇒2023年短答合格コース<春生>【通信】
LECのメリット・デメリット
LECのスケジュール
LECの基本的なスケジュールについては「LECの驚きの受講料金とスケジュール」こちらで受講料金やスケジュールについて記載をしています。
公認会計士試験の最も合格率の高いのは12月短答式試験を受けて、翌年の8月に論文式試験を受けるスケジュールが合格しやすいという結果が出ています。
それを考えるとLECのスケジュールは試験ぎりぎりまで講義があり、いつ実践演習をするのかという疑問がありました。
また、受験生の間でも不安に思っている人も多かったように見受けられました。
周りは答練などの実践演習をしている中、講義がまだ終わってないのは不安になるのは当然のことです。
しかし、今回のスケジュールは軸となる部分を3月までしっかりと学び、4~11月の約8ヶ月かけて応用力アップに時間をかけることができます。
LECの一番の欠点といってもいいスケジュールが、今回は他校のどこよりも負けない素晴らしいスケジュールになっています。
LECのメリット
最大のメリット
これは価格の安さです。
安すぎるといえるほどの価格設定になっています。
そのため他校だと70万円くらいするところがLECだと30万円程度で勉強をすることができます。
短答の勉強だけでなく、短答と論文あわせての価格です。
特に通学圏内だったり通信で受講したいという方や経済的に厳しい方はLECがなんといってもおすすめです。
また、LECは社会人におすすめの学校といえます。
LECが社会人におすすめの理由とは?
公認会計士の講座は1.5年~2年程度で組まれていますが、社会人がこの量をこなそうとすると相当厳しい学習が待っています。
メモ
公認会計士の勉強で最も厳しいのは短答式試験に合格し1月~3月を迎える3か月間です。
この3か月間は租税法、経営学の講座、論文対策として論文答練が一斉にはじまります。
また、計算科目は依然として計算答練も実施されるので1週間ほぼ毎日答練といった日もあります。
社会人が合格を目指すのであれば5月短答式試験に合格し、翌々年8月論文式試験合格を目指すのがいいでしょう。
このように学習期間が長くなると受講料金は高くなりますが、LECはもともとこのようなスケジュールも組まれてあるのでLECは社会人におすすめなのです。
LECのメリット 優秀な教材
元々、司法試験や司法書士試験の学校の老舗ともいうべき学校なので教材は優秀なものが多い特徴があります。
法律科目はさすがともいうべきでしょうか、企業法はテキストのまとめ方が非常にうまく、特に図や表は分かりやすく最も使い勝手がいい専門学校であるといえるでしょう。
(大原の表もかなりいいですが・・)
短答答練、一問一答など使い勝手がよくかなりいい教材です。
LECのデメリット
下記は1年以上前から書いていたLECの大きなデメリットです。
以前書いていたデメリット
これは包み隠さずはっきり言います。
LECの弱点ともいうべきものは「租税法」です。
多くの受講生が「自分でテキストやったほうがいいんじゃないの?」などの感想をもたれているようです。
今後どのようになるのか分かりませんし、人によってはLECの租税いいよという人がいらっしゃるかもしれません。
安く抑えた分は他校の単科をとるのもいいでしょうし、オークションで購入するのもありでしょう。(ただその場合は改正論点には注意すべきです)
管理人がおすすめする租税は、大原>TAC=東京CPAといった感じでしょう。
この3校ならどれもおすすめですが、大原の租税はポケットコンパスという小さな冊子があり、そこに情報を集約していくと租税はかなり強くなります。
(ただ、これは合格者や知人に譲ってもらうか、オークションを利用するといいかもしれません)
ただし、LEC租税の穴を埋める教材が実は存在します。
それは一問一答の租税です。
これは他校も購入するほど優秀な教材になります。
租税答練はLECも含めて優秀です。
なんだ、LECの租税は全然だめなのかと失望している人もいらっしゃるかもしれませんが・・。
上記にはデメリット・メリットを記載していますが2021年から上記のデメリットが大きく変わることになります。
LECの租税法はどのように変わったの?
講義のスケジュール自体が重要度をベースにし、インプットとアウトプットが並行して行われるので理解しやすく記憶に残りやすい特徴があります。
また、テキストには重要度ABCが記載されているのでどこを抑えるべきなのか一目瞭然なので復習時にも強弱をつけた学習が可能となりました。
さらに講義自体がこれまでとは違って図や票が豊富に使われ特にアニメーションによってこれまで理解しづらいものが理解できる・解けるものになっていています。
LECはメモを取らなくてもいいとうたっていますが、その時分かってもあとで見返すと分からないことは多々あるのでメモ書きは必須でしょう。
受験仲間・ライバル
答練などは大規模な人数で実施されることが多いですが、(大原、TAC)
LECの場合は少数で実施され自分の力を把握するのがしづらくなっています。
短答の場合は特に問題にはなりにくいですが、論文は注意が必要です。
特に論文試験は相対評価なので他の受験生との位置づけはしっかりと押さえておきたいものです。
また、他の受験生はどこが解けてどこが解けなかったのか?それを把握しておく必要があります。
多くの受験生は大原、TACの大規模な論文模試を受験します。
そうすると、模試を受けた受験生は模試と似たような問題が本試験で出題されても多くの受験生は正答・多くの点数を取る答案作成ができます。
しかし、受けていないと得点することが難しくなってしまいます。
特に論文の1点はかなり大きいので多くの人が受ける模試は参加してみんなが取れるところは取れるようにしておく必要があります。
そこで、LECで論文の勉強をする場合は、春に行われる論文模試は他校のものを必ず受けておきましょう。
そうするとどこがとるべきポイントなのかが分かるようになります。
あとは試験までそういった箇所をつぶしていきましょう。
春の論文模試はスルーする人も多く、勉強が間に合わなくて模試が受けられない人は東京CPAの論文答練をおすすめします。
採点がかなり丁寧ですし、東京CPAの論文答練で真ん中にいれば絶対に合格だとはいいきれませんが、合格にはかなり近いといえます。
ただ、これはあくまで一例ですので、
LECの教材をフル活用して他校は使わないという方はLECを信じて勉強するのがいいでしょう。
知人はLEC1本で一発合格されています。
まとめ
気になるメリット、デメリットを取り上げましたがいかがでしょうか?
デメリットも許容できるならば一度LECも考えてみてはいかがでしょうか?
2023年短答試験目標の方はこちら
⇒2023年短答合格コース<春生>【通信】
2022年12月短答式試験目標の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<秋生>【通信】
2022年5月短答試験目標の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<春生>【通信】
LECで一発合格を勝ち取れば費用は他校の半分以下となっています。それだけ難しいということでもありますが、LECをおすすめするのには理由があります。
LECをおすすめする理由
学校、仕事、家事等で忙しくなったとき、勉強がうまく進まなかったり、短答試験に合格できない場合は、論文の講座代が無駄になることがあります。
(LEC以外の専門学校は基本的に短答・論文代を含めた一括の講座となっているか、分割してある講座は合算すると通常より高くなります。)
知人は論文の教材がほとんど手つかずになってしまったと言ってました。
テキストや講義というのは最新を使わないとそれだけで数点不利になってしまいます。
数点を争う試験なだけにそれは大きなデメリットとなってしまいます。
他校ではこういうことが起こりえますが、LECでは短答だけの講座、論文だけの講座と分けてあるので勉強にメリハリをつけて教材をこなすことができる上に、金銭面においても短答試験合格後に論文講座を受講という形をとることができるので損をしない選択ができます。また、もともと金銭的に安い大きなメリットもあります。
安いと聞くと内容が薄いのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、LECは科目ごとに論文講座があります。
「普通なのでは?」と思うかもしれませんが、多くの学校は論文講座はなく論文答練で実際に問題を解かせてそれを説明する形をとっています。そのため短答の理解から論文の理解へ短期間で引き上げる必要があります。
学生の場合は多くの時間が取れたり夏休みもあって時間でカバーできる部分もありますが、社会人の場合は困難になります。
それが結果となって表れています。
30代、40代を例に挙げると短答試験の合格率はほぼ同じなのですが、論文に限っては明らかに悪くなっています。
瞬発力・暗記力・計算力は若い世代が強く、思考力は社会人が強そうに感じるかもしれませんが実際は違います。
30代、40代の合格率を記事にしていますので気になる方はこちらをご覧ください。
こちらは監査審査会の合格状況から実際の数値を使って説明をしています。
⇒【公認会計士30代】30歳や35歳から合格・就職できるのか?
⇒【公認会計士40代】40歳、45歳で受験と転職は大丈夫?
論文こそLECで思考力を養い着実に合格ラインに上げることが重要なのです。
LECの論文講座は内容が濃いのでメリハリをつけて勉強をする必要があります。