公認会計士専門学校のクレアール
クレアールHPより
・クレアールってあまり聞かない名前だけどどうなの?
・料金やスケジュールはどんな感じ?
・クレアールを使って公認会計士に合格できるの?
公認会計士の専門学校といえば大原、TACの大手2大専門学校が主流ですが、それでもなぜあなたはクレアールが気になっていますか?
クレアールには他校と違う何かがあるかもしれない・・そんな興味もあることでしょう。
このページでは
・クレアールの受講料金
・主なスケジュール
・特徴やメリット、デメリット
これらを紹介することであなたの悩みを解決することができるかもしれません。
クレアールの受講料金
他の専門学校と比較しやすいように
① 2022年12月短答式試験合格を目指す
② 2023年8月論文式試験合格を目指す
各試験の目標は上記のようになっています。
そうすると最もおすすめするコースは・・
[2022年合格目標] 2年スタンダード合格コース
クレアールの受講料金は47万~54万円
料金に幅があるのは日商簿記の修了状態によって金額が異なります。
そのため簿記が全く初めての場合と日商簿記1級取得者で違うことになります。
初学者の場合 54万円
日商簿記1級修了者 47万円
公認会計士のコース選び・スケジュール
3年コースや4年コースはどう?
2年コース以外にもコースがあります。
例えば、3年コースだったり、4年コースといったものがあり、
これらを受講し3年や4年ではなくもっと短期で合格した場合には合格祝い金として返金されるようになっています。
ただ、最初から3年や4年かけて勉強する場合のほとんどの人は、目標期間以内で合格することはできないのが普通です。公認会計士試験は甘い試験ではありません。
どの専門学校に通っている人でも、また多くは早慶が多いですがそのような人であっても相当の努力をして受かるかどうかの試験です。
「2年なら2年で絶対に合格するんだ!」という意気込みが重要です。
また、公認会計士試験の特徴として、長い期間勉強したら知識が増えて有利になる気がするでしょうが、これがほとんどありません。(論文科目で科目合格をすれば翌年は受かりやすくなるのはありますが)
公認会計士試験で最も求められるのは「短期決戦」です。
そのためもっともおすすめするのは2年コースとなります。
2年でおすすめする人は、学生や社会人の方が対象です。
そのためフリーの方は1年などの超短期決戦も可能ではあります。
この場合は平日はみっちり講義があるので講義の消化とともにその復習(問題演習等)をしていく必要があります。
そういった方は1年コースをおすすめします。
2022年目標と2022年12月短答目標って何が違うの?
2022年目標は短答、論文をあわせたコース 47万~54万円
それに対して2022年12月短答合格目標は短答のみのコース 27万~30万円
あわせたコースの方が安く済むメリットがありますが、2022年12月目標コースには大きな欠点があります。
それは2022年11月までに日商簿記3,2、1級の勉強をするスケジュールになっていますが、さすがにこんな短期間で1級までの勉強をすることは不可能というほかないでしょう。
12月から短答科目の勉強が始まりますので、このコースを選択する人は日商1級学習者レベルや短答式の勉強をしていたけどもう1度講義を聴いて1からやり直したい人に向いているかもしれません。
そこで、おすすめするコースは2022年合格目標になります。
2022年合格目標のスケジュール
下記の年度は少し違いますが、2022年目標に修正をすることで同じようなスケジュールとしてみることができます。
クレアールのHPより
スケジュールの特徴と評判
上記はクレアールのHPに掲載されている2020年目標のスケジュールになりますが、2022年目標に修正すると下記になります。
①2022年6月まで 日商1級の勉強
②2022年7月~2022年11月 短答式の勉強
③2023年1月~2023年7月 論文式の勉強
※2022年合格を目指す場合は上記年数にプラスするといいでしょう。
公認会計士の勉強が本格的にはじまるのは②の7月からになり、11月までの約5ヶ月間で財務会計、管理会計、監査論、企業法の講義と短答答練、短答模試があります。
そして、短答式試験が終わり年が明けてから1月からは論文講義、論文答練、そして論文から新しく始まる租税法、経営学の講義がはじまることになります。
通常はこの期間では講義・復習等をこなすことは厳しくなりますが、公認会計士の勉強がはじまるまでに日照簿記1級対策として財務会計や管理会計の計算をやっているので公認会計士対策としては理論中心の勉強になるためそれほど時間をかけずに講義をこなすことができます。
段階を踏んで学習をしたい方にはクレアールは合っている学校であるといえます。
クレアールは非常識合格法といわれる学習方法をとっていますが、何も怪しい勉強方法ではありません。
合格に必要なものを確実に得点するという実はオーソドックスな学校の方針となっていますが、他の学校はどこが重要なのかを把握するのが難しく、そのため合格に必要なもの以外に時間を割いてしまうことで理解が中途半端になったり演習不足になることが少なくありません。
その点クレアールは教材・講義から徹底した基本を重視した戦略をとっているので、短い時間で合格に近づくことが可能になっています。
クレアールのデメリット
スケジュール
先ほどクレアールのスケジュール・特徴のところでも記載しましたが、受講生によってはクレアールのスケジュール自体がデメリットになってしまいます。
6月までに日商1級(財務会計、管理会計)を合格レベルまでもっていく
そして、7月~11月の5ヶ月で短答式科目(特に理論科目)の勉強をする。
ただし、財務会計、管理会計はある程度会計士試験にも対応することが出来るので、理論科目中心い勉強をすることができる。
理想的な流れは上記のようになるでしょう。
確かに、短答式試験を受けるに当たって計算科目である財務会計、管理会計の科目が仕上がっていると理論科目にウェイトをおくことができます。
それでは、5ヶ月のスケジュールを考えてみましょうか。
計算科目
財務会計論(計算)
日商1級で勉強をしているのである程度合格点は取れるかもしれません。
管理会計論(計算)
日商とは試験傾向が異なり、特に時間との勝負になります。
時間配分を間違うと計算が得意であっても大失敗をする可能性がある怖い科目です。
計算科目については短答試験の問題を解いているとある程度対応ができるでしょう。
理論科目(財務会計、管理会計、企業法、監査論)
7、8月 講義
9,10月 短答対策答練
11月 模試
12月 短答式試験
5ヶ月で講義、実践演習の答練、模試とあるのでかなり大変です。
クレアールの公認会計士講座を実際利用することを想定してみると、スケジュール的に厳しいものがありますが、この判断については個人で異なるところがあります。
そのため1つ1つ確実にこなせる人はクレアールに向いている専門学校といえます。
簿記1級合格レベルにして、公認会計士講座の勉強をはじめると中途半端にならずに少しずつ合格に近づいていくことができるでしょう。
論文対策
短答については簿記1級合格レベルから会計士講座の教材を使うことで合格ラインに到達することはできるでしょう。
ただし、論文については少し考えておかなければなりません。
論文は短答式試験と違って相対評価になります。
そのため他の受験生が解ける問題は確実に解けるようにしておかなければ点数をもらうことができません。
そこで大原が実施している論文模試は必ず受けておきましょう。(4~5月に1回、7月に1回・・各5,000円)
クレアールの評判まとめ
以上クレアールの評判・料金について紹介をしましたがいかがだったでしょうか?
専門学校
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
一発合格を目指すなら計算力とバランスのよい大原がおすすめですが、経済的に厳しいという方はLECで一発合格を勝ち取れば他校の半分以下となっています。それだけ難しいということでもありますが、LECをおすすめするのには理由があります。
LECをおすすめする理由
学校、仕事、家事等で忙しくなったとき、勉強がうまく進まなかったり、短答試験に合格できない場合は、論文の講座代が無駄になることがあります。
(LEC以外の専門学校は基本的に短答・論文代を含めた一括の講座となっているか、分割してある講座は合算すると通常より高くなります。)
知人は論文の教材がほとんど手つかずになってしまったと言ってました。
テキストや講義というのは最新を使わないとそれだけで数点不利になってしまいます。
数点を争う試験なだけにそれは大きなデメリットとなってしまいます。
他校ではこういうことが起こりえますが、LECでは短答だけの講座、論文だけの講座と分けてあるので勉強にメリハリをつけて教材をこなすことができる上に、金銭面においても短答試験合格後に論文講座を受講という形をとることができるので損をしない選択ができます。また、もともと金銭的に安い大きなメリットもあります。
安いと聞くと内容が薄いのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、LECは科目ごとに論文講座があります。
「普通なのでは?」と思うかもしれませんが、多くの学校は論文講座はなく論文答練で実際に問題を解かせてそれを説明する形をとっています。そのため短答の理解から論文の理解へ短期間で引き上げる必要があります。
学生の場合は多くの時間が取れたり夏休みもあって時間でカバーできる部分もありますが、社会人の場合は困難になります。
それが結果となって表れています。
30代、40代を例に挙げると短答試験の合格率はほぼ同じなのですが、論文に限っては明らかに悪くなっています。
瞬発力・暗記力・計算力は若い世代が強く、思考力は社会人が強そうに感じるかもしれませんが実際は違います。
30代、40代の合格率を記事にしていますので気になる方はこちらをご覧ください。
こちらは監査審査会の合格状況から実際の数値を使って説明をしています。
⇒【公認会計士30代】30歳や35歳から合格・就職できるのか?
⇒【公認会計士40代】40歳、45歳で受験と転職は大丈夫?
論文こそLECで思考力を養い着実に合格ラインに上げることが重要なのです。
LECの論文講座は内容が濃いのでメリハリをつけて勉強をする必要があります。
おすすめの講座
2022年12月短答式試験目標の方又はこれから勉強をはじめる学生・フリー等の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<秋生>【通信】
2022年5月短答試験目標の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<春生>【通信】
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