目次
公認会計士試験と社会人の2つの選択
1.社会人で公認会計士試験を受けようと思うけど、勉強量が半端じゃないので会社を辞めようかな?だけど、合格できなかったらと思うとその決断がなかなか・・。
2.仕事を辞めることはできないから、働きながらの勉強になるけど合格はできますか?
3.辞めなくても勉強時間の確保ができるのならやめないけど、
講義の量ってどのくらいなの?社会人であっても勉強時間の確保は可能なの?
2,3についての判断は、状況によって変わってきますのでこちらの記事を参考にしてみてください。
⇒【公認会計士試験】働きながら合格できるのか?
⇒【公認会計士試験】働きながらの合格率と1つの勉強方法
ここでは1の「社会人が公認会計士試験の勉強のために会社をやめても合格できるのか?」について考えていきますが、結論からいきましょう。
大きな決断となるため安易に言い難いものはありますが、1~2年仕事をしなくても生活できるのなら仕事を辞めて勉強に専念することをおすすめします。
仕事を辞めて勉強に専念するか?働きながら勉強をするか?
社会人が公認会計士試験に挑戦しようとする場合、大きな分岐点が2つあります。
①会社を辞めて公認会計士試験に専念する。
②会社はそのままで働きながら勉強をする。
前述のとおり、会社を辞めてもある程度(数年)生活できるのなら、
会社を辞めて公認会計士試験に挑戦する方がいいでしょう。
ただ、ずっと合格できなかったら人生がかなり変わってしまうので、判断をするときは慎重に。
①会社を辞めて公認会計士試験に専念する
○ メリット
当然のことながら勉強時間を確保することができるので、公認会計士試験に合格する可能性はぐっと高まることになります。
→社会人と無職の合格率は以下の通りです。
公認会計士試験の合格率・・会社員と他を比較
願書提出 論文受験 合格者 合格率 論文合格率 全平均 11,032 3,306 1,231 11.2% 37.2% 会計事務員 528 211 83 15.7% 39.3% 会社員 2,193 454 106 4.8% 23.3% 学生 3,991 1,125 619 15.5% 55.0% 無職 1,676 507 137 8.2% 27.0% 当サイト記事:【公認会計士試験】働きながらの合格率と1つの勉強方法より
× デメリット
合格できなかったらどうなるんだという不安は残るでしょう。
考えすぎて勉強が手につかなくなる人も、もしかするといらっしゃるかもしれませんし、
試験が近くなると「不合格の後」のことを考える人もいらっしゃいます。
数年の生活費の確保、専門学校の受講料金とお金が必要になることから、合格の見通しが完全ではないためお金の無駄遣いができなくなるかもしれません。
②会社はそのままで働きながら勉強をする
○ メリット
合格しないと生活ができなくなるなど危機的な状況に陥ることがないので、心にもゆとりがあり安心して勉強をすることができる。
× デメリット
社会人は仕事をしているため勉強時間の確保が難しく、公認会計士のように範囲が広い場合はある程度まとまった勉強時間が必要です。
少しずつ勉強をしていると他の科目の勉強が遅れ、バランスよく勉強が進められなかったり、テキスト・講義の復習に終始するような後手後手の勉強になる可能性も高くなります。
実践演習が圧倒的に不足する可能性もあり、そうするといつまでたってもその殻を破ることができないので短答式試験にさえずっと合格できないという事も十分にありえます。
メリットは逆にデメリットにもなりえ、不合格であっても生活が出来なくなるわけではなく、普通に生活することができるため危機感がないことがあげられます。
まとめ
辞める場合のデメリットはお金への不安であり、続ける場合のデメリットは勉強時間の確保がしづらいのと危機感が薄れてしまうということがいえるでしょう。
しかし、実は社会人が退職するかどうかを考えるのは何もこれだけではありません。
もう1つの方法は勉強がある程度進んだら退職するという方法で、
最も多いのが「短答式試験に合格した後に退職する」という方法です。
短答式試験に合格した後に退職をする
今まで働いていながら短答式試験に合格したということで、時間の使い方や勉強方法は非常にうまいといえるでしょう。
そのような方が会社を辞めて論文試験に専念すると、これまでと違って丸1日勉強できる環境に身を置くことになるので、論文の合格可能性は相当高くなりますし、1年しか専念できないという危機感もあるので否応なしに集中力やモチベーションはあがります。
ただし、生活環境が大きく変わってしまうことでだれてしまう事もありますので、社会人時代と同じ時間に起きるなどの工夫は必要かもしれません。
だれないようにするために社会人が会社を辞めて勉強に専念する場合は、高い集中力が維持できるように『通学』がいいでしょう。
社会人の場合、合格後の年齢も気になるものです。
しかし、今は就職状況がいいのでほとんどの方は大手監査法人に就職することができるでしょう。
専門学校
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
一発合格を目指すなら計算力とバランスのよい大原がおすすめですが、経済的に厳しいという方はLECで一発合格を勝ち取れば費用は他校の半分以下となっています。それだけ難しいということでもありますが、LECをおすすめするのには理由があります。
LECをおすすめする理由
学校、仕事、家事等で忙しくなったとき、勉強がうまく進まなかったり、短答試験に合格できない場合は、論文の講座代が無駄になることがあります。
(LEC以外の専門学校は基本的に短答・論文代を含めた一括の講座となっているか、分割してある講座は合算すると通常より高くなります。)
知人は論文の教材がほとんど手つかずになってしまったと言ってました。
テキストや講義というのは最新を使わないとそれだけで数点不利になってしまいます。
数点を争う試験なだけにそれは大きなデメリットとなってしまいます。
他校ではこういうことが起こりえますが、LECでは短答だけの講座、論文だけの講座と分けてあるので勉強にメリハリをつけて教材をこなすことができる上に、金銭面においても短答試験合格後に論文講座を受講という形をとることができるので損をしない選択ができます。また、もともと金銭的に安い大きなメリットもあります。
安いと聞くと内容が薄いのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、LECは科目ごとに論文講座があります。
「普通なのでは?」と思うかもしれませんが、多くの学校は論文講座はなく論文答練で実際に問題を解かせてそれを説明する形をとっています。そのため短答の理解から論文の理解へ短期間で引き上げる必要があります。
学生の場合は多くの時間が取れたり夏休みもあって時間でカバーできる部分もありますが、社会人の場合は困難になります。
それが結果となって表れています。
30代、40代を例に挙げると短答試験の合格率はほぼ同じなのですが、論文に限っては明らかに悪くなっています。
瞬発力・暗記力・計算力は若い世代が強く、思考力は社会人が強そうに感じるかもしれませんが実際は違います。
30代、40代の合格率を記事にしていますので気になる方はこちらをご覧ください。
こちらは監査審査会の合格状況から実際の数値を使って説明をしています。
⇒【公認会計士30代】30歳や35歳から合格・就職できるのか?
⇒【公認会計士40代】40歳、45歳で受験と転職は大丈夫?
論文こそLECで思考力を養い着実に合格ラインに上げることが重要なのです。
LECの論文講座は内容が濃いのでメリハリをつけて勉強をする必要があります。
おすすめの講座
2023年短答試験目標の方はこちら
⇒2023年短答合格コース<春生>【通信】
2022年12月短答式試験目標の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<秋生>【通信】
2022年5月短答試験目標の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<春生>【通信】
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