公認会計士

【公認会計士】合格に必要な勉強時間はどのくらい?

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①公認会計士試験に合格するために必要な勉強時間は?

②1日10時間勉強するとどのくらいかかる?

このような悩み・疑問をお持ちの方にお答えします。

①合格するためには4,200時間~4,500時間程度の勉強時間が必要となります。

②1日10時間勉強すると・・あくまで計算上になりますが、17~18ヶ月かかるでしょう。

 

 

公認会計士試験合格に必要な勉強時間とは?

公認会計士試験に合格するためには一般的に3,000時間必要だと言われていますが、あなたはそのような話を聞いた事はありませんか?

しかし、勉強時間が知りたい場合、3,000時間と言われてもどの程度の量なのか?どのくらいの日数がかかるのか?分かりづらいものがあります。

そこで、公認会計士試験に合格した人の平均的な勉強時間を参考にしてみましょう。

 

 

公認会計士試験に合格した人の平均的な勉強時間

専門学校は合格者の勉強時間のアンケート等を行っているのでそれを例にとりながら考えて見ましょう。

 

A校、B校の場合

2つの専門学校のアンケートは大体同じような結果となっているようです。

・試験に合格するためには早い人で2年程度の期間を要します。

・入門、基礎期である1年目の勉強時間は4~6時間=平均5時間

・上級期である2年目の勉強時間は8~10時間=平均9時間

週に1日休み

合格者に共通するものとしてはこのようなものがあげられます。

これを元にどのくらいの勉強時間が必要なのか見てみましょう。

 

1年目・・入門、基礎期

・1日の勉強時間は平均5時間であり、1週間は1日休むので週6日間勉強していることになります。

5時間×6日=30時間
1週間の勉強時間は30時間程度が目安となります。

・1年間は52週間ですが、正月、GW、盆等があるので50週間とします。

1週間30時間×50週間=1,500時間
公認会計士1年目の勉強時間は1,500時間

 

2年目・・上級期

・2年目の勉強時間は平均9時間でした。

9時間×6日=54時間
1週間の勉強時間は54時間程度が目安となります。

・1年間は50週間ですので、1週間54時間×50週間=2,700時間
公認会計士2年目の勉強時間は2,700時間

以上より、公認会計士試験に合格するためには1年目1,500+2年目2,700=4,200時間かかることが分かります。

 

 

次は違うC校が記載しているデータを元に見てみましょう。

C校の場合

・入門、基礎期である1年目の勉強時間は6.1時間

・上級期である2年目の勉強時間は8.7時間

・比較しやすいように、合格までの期間は2年週に1日休みとします。

 

1年目・・入門、基礎期

・1日の勉強時間は平均6.1時間で週6日間勉強をしているので
6.1時間×6日=36.6時間
1週間の勉強時間は36.6時間

・1週間36.6時間×50週間=1,830時間
公認会計士1年目の勉強時間は1,830時間

 

2年目・・上級期

・2年目の勉強時間は平均8.7時間で週6日間勉強をしているので
8.7時間×6日=52.2時間
1週間の勉強時間は52.2時間

・1年間は50週間ですので、1週間52.2時間×50週間=2,610時間
公認会計士2年目の勉強時間は2,610時間

以上より、公認会計士試験に合格するためには1年目1,830+2年目2,610=4,440時間かかることが分かります。

 

学校の記載

C校の上級期は大体半年程度かな?というような記載がされていましたのでそちらで計算をしてみましょう。

これまで入門・基礎期2年、上級期1年としていましたが、入門・基礎期1.5年、上級期0.5年となります。

入門・基礎期
6.1時間×6日=36.6時間

1年は50週間で計算をしていたので、1.5年は75週間とします。
1週間36.6時間×75週間=2,745時間

(上級期)
8.7時間×6日=52.2時間

上級期は0.5年なので25週間となります。
1週間52.2時間×25週間=1,305時間

以上より、合格までに必要な時間は4,050時間となります。

 

 

学校の記載している勉強時間は正しいの?

学校が言ってる時間って本当なのか気になる方も多いでしょう。
アンケートの結果を利用しているので嘘を記載することはないでしょう。

私が気になったのは「上級期が半年程度」というところです。

 

12月短答式試験が終わって論文に変わるころは間違いなく上級期になるので、上級期の期間としては8ヶ月(1月~8月)は必要となります。
また、短答式試験前の学習においても上級用の講義があります。

とすると、半年程度というのはちょっと違うのでは?と。

このC校のスケジュールを見ると・・
入門・基礎期は11ヶ月、上級期は13ヶ月となっていました。

これを見ると、A校、B校の言ってる入門・基礎期1年、上級期1年とほぼ同じであることが分かります。

仮に、C校の入門・基礎期は11ヶ月、上級期は13ヶ月を利用しつつ、アンケート結果にある勉強時間で計算をすると・・

入門基礎期1,677時間
上級期2,828時間

以上より、公認会計士試験に合格するためには4,505時間かかることが分かります。

 

こうしてみると・・合格までに必要な勉強時間は
A、B校4,200時間程度、C校4,500時間程度となっており、多少の差はあるものの大体似ているともいえます。

そのため世間が言ってる3,000時間よりもかなり多いことが分かります。

 

次に、「毎日10時間勉強をするとどのくらいかかる?」という事が気になる方も少なくありません。

そこで次はそれを見てみましょう。

毎日10時間勉強すると・・?

合格までに必要な勉強時間は4,200時間~4,500時間であることが分かったのでそれを使ってみましょう。

毎日10時間といっても集中力の問題もあるので週1日は休み、1年間は50週間とします。

そうすると・・

公認会計士試験の勉強を毎日10時間すると、合格までに17ヶ月~18ヶ月必要であることが分かります。

 

ただ、公認会計士講座の入門期は講義数も少なく、復習や問題集をやってもやることがなくなり手待ちになることがしばしばです。

そのため勉強時間は入門期6時間、基礎期10時間、上級期12時間程度といったように勉強時間が増えていくのをイメージして、全体として平均10時間となります。

これは講義が進むにつれ科目が増えていったり、講義数が増えることで復習する箇所が増えるので勉強する時間は必要となってきます。

 

 

公認会計士と勉強時間 まとめ

以上、公認会計士に合格するまでの勉強時間を紹介しましたがいかがだったでしょうか?

いくつかの学校の記載やアンケートを参考にしつつ、当サイトの見解をまとめたものになります。

ただ、勘違いをしてはいけないのは4,200時間~4,500時間に到達をすれば合格できる・合格圏内にあるわけではなくそれを保証するものではありませんし、このことはご理解していらっしゃるでしょう。

勉強を始める前にはその資格試験の勉強時間の大体の目安が分かるのであれば知っておきたいものです。

 

多くの公認会計士受験生は、自習室を利用して集中して勉強をしておりその結果の勉強時間に過ぎません。

また、ここに記載している以上に休憩時間・移動時間など時間を惜しんで勉強をする方も少なくありません。

公認会計士試験は生半可な努力で合格することは難しいですが、努力以上に価値のある資格であることは間違いありません。

本当にそうなのか信じられない人は知人・先輩などに話を聞いてみるのもいいでしょうし、身近にいないというのであってもツイッターなどを利用すると生の声を聞く事ができます。

 

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専門学校

専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。

一発合格を目指すなら計算力とバランスのよい大原がおすすめですが、経済的に厳しいという方はLECで一発合格を勝ち取れば費用は他校の半分以下となっています。それだけ難しいということでもありますが、LECをおすすめするのには理由があります。

LECをおすすめする理由

学校、仕事、家事等で忙しくなったとき、勉強がうまく進まなかったり、短答試験に合格できない場合は、論文の講座代が無駄になることがあります。
(LEC以外の専門学校は基本的に短答・論文代を含めた一括の講座となっているか、分割してある講座は合算すると通常より高くなります。)

知人は論文の教材がほとんど手つかずになってしまったと言ってました。
テキストや講義というのは最新を使わないとそれだけで数点不利になってしまいます。
数点を争う試験なだけにそれは大きなデメリットとなってしまいます。

他校ではこういうことが起こりえますが、LECでは短答だけの講座論文だけの講座と分けてあるので勉強にメリハリをつけて教材をこなすことができる上に、金銭面においても短答試験合格後に論文講座を受講という形をとることができるので損をしない選択ができます。また、もともと金銭的に安い大きなメリットもあります。

安いと聞くと内容が薄いのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、LECは科目ごとに論文講座があります。
「普通なのでは?」と思うかもしれませんが、多くの学校は論文講座はなく論文答練で実際に問題を解かせてそれを説明する形をとっています。そのため短答の理解から論文の理解へ短期間で引き上げる必要があります。
学生の場合は多くの時間が取れたり夏休みもあって時間でカバーできる部分もありますが、社会人の場合は困難になります。

それが結果となって表れています。

30代、40代を例に挙げると短答試験の合格率はほぼ同じなのですが、論文に限っては明らかに悪くなっています。
瞬発力・暗記力・計算力は若い世代が強く、思考力は社会人が強そうに感じるかもしれませんが実際は違います。

30代、40代の合格率を記事にしていますので気になる方はこちらをご覧ください。
こちらは監査審査会の合格状況から実際の数値を使って説明をしています。

【公認会計士30代】30歳や35歳から合格・就職できるのか?
【公認会計士40代】40歳、45歳で受験と転職は大丈夫?

論文こそLECで思考力を養い着実に合格ラインに上げることが重要なのです。
LECの論文講座は内容が濃いのでメリハリをつけて勉強をする必要があります。

LECのメリット・デメリット(評判)

LECの驚きの受講料金とスケジュール

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