公認会計士の短答式試をざっくりいうと、
年2回あり、1回8,000人が受けて800人が合格 合格率は10%
合格率は10%ですが、人によっては表向きの合格率とも言われています。

目次
公認会計士受験生が知るべき合格率(短答式試験)
受験生が知るべき合格率とは何か?
そして、合格率はどのくらいなのか?
順番に説明をしていきます。
試験を受けるためには願書を提出しますが、表向きの合格率は・・
表向きの合格率=合格者数/願書提出者数
という計算式になります。
願書の提出者数を分母にしており、この合格率は本などに掲載されている合格率であり、また資格試験サイトなどでも紹介される合格率です。
しかし、受験生が戦う相手は会場に行って受験した人のはずです。
そのため・・
実質の合格率=合格者数/会場受験者数
となるはずです。
公認会計士短答式試験 願書提出者数
例を出したほうが分かりやすいので例を出して説明をします。
例えば5月短答式試験を受ける人は願書を提出しますよね?
そうすると当然、願書提出者数は1とカウントされます。
しかし、願書を提出したけど短答式試験を受けない・会場に行って受験しない人も1とカウントされます。
どういった人がカウントされるのか?
受験しなくても願書提出者数に含まれる人(カウントされる人)
短答式試験免除者と言われる人がこれに該当します。
- 短答式試験合格者
- 司法試験合格者
- 大学教授
公認会計士試験は
12月の短答式試験
↓
5月の短答式試験
↓
8月の論文式試験
このような流れになっている事は受験生なら知っていることでしょう。
短答式に合格し、8月の論文式試験で不合格だった
このような方は短答式試験に合格してるので短答式試験を受験する必要はないので「短答式試験免除者」といいます。
短答式試験は受験しなくても願書を提出しないといけないので「願書提出者数」として1加算されるのです。
願書提出者数に加算されるのは12月ではなく5月のみとなっています。
公認会計士短答式試験 実質の願書提出者
短答式試験では12月と5月では5月の方が合格率が低かったのを覚えていますか?
12月平均 受験者数 7,623人、合格者数1,007人 合格率13.2%
5月平均 受験者数 8,154人、合格者数 623人 合格率 7.6%
5月の合格者数や合格率は低いですが、合格率の計算式は
合格率=合格者/(受験者+免除者)
このように免除者が入っているため合格率が低くなるのは当然の結果となります。
(12月の合格率では免除者は入らず、入るのは5月のみです)
5月の短答式試験の合格率が異常に低い理由の1つに短答式免除者が加算されていることがあげられます。
そのため本当の合格率を出すためには、願書提出者数から免除者数を引いて実質の願書提出者数を出す必要があります。
それでは実質の願書提出者数を見てみましょう。
実質の願書提出者
年度 | 西暦 | 月 | 願書提出 | 免除者 | 実質提出 |
26年度 | 2013年 | 12月 | 7,689人 | 7,689人 | |
2014年 | 5月 | 8,156人 | 1,589人 | 6,567人 | |
27年度 | 2014年 | 12月 | 7,207人 | 7,207人 | |
2015年 | 5月 | 7,637人 | 1,579人 | 6,058人 | |
28年度 | 2015年 | 12月 | 7,030人 | 7,030人 | |
2016年 | 5月 | 7,968人 | 1,637人 | 6,331人 | |
29年度 | 2016年 | 12月 | 7,818人 | 7,818人 | |
2017年 | 5月 | 8,214人 | 1,637人 | 6,577人 | |
30年度 | 2017年 | 12月 | 8,373人 | 8,373人 | |
2018年 | 5月 | 8,793人 | 1,613人 | 7,180人 | |
31年度 | 2018年 | 12月 | 8,515人 | 8,515人 | |
2019年 | 5月 | 9,531人 | 1,986人 | 7,545人 |
免除者数は1,600人くらいなので短答式試験を受験しない人は20%くらい含まれていることになります。
これを含めた合格率ってどう考えてもおかしいですよね。
26年度
26年度のみ「願書提出者数ー○=実質提出者数」この人数が一致せず謎です。
(直近4年は全て一致しています。)
監査審査会のHPにおいても数字が一致しないと記載がされています。
何があったのか・・・。
公認会計士短答式試験 欠席者と会場受験者
実質提出者数は出ましたが、全ての人が会場に行くわけではなく「欠席者」もいます。
欠席者ってどのくらいいると思いますか?
実質提出者数から欠席者数を引いて、ようやく会場で受験する人数が分かることになります。
年度 | 西暦 | 月 | 実質提出 | 欠席 | 欠席率 | 会場受験者 |
26年度 | 2013年 | 12月 | 7,689人 | 1,718人 | 22% | 5,971人 |
2014年 | 5月 | 6,567人 | 1,640人 | 25% | 4,927人 | |
27年度 | 2014年 | 12月 | 7,207人 | 1,659人 | 23% | 5,548人 |
2015年 | 5月 | 6,058人 | 1,555人 | 26% | 4,503人 | |
28年度 | 2015年 | 12月 | 7,030人 | 1,551人 | 22% | 5,479人 |
2016年 | 5月 | 6,331人 | 1,591人 | 25% | 4,740人 | |
29年度 | 2016年 | 12月 | 7,818人 | 1,773人 | 23% | 6,045人 |
2017年 | 5月 | 6,577人 | 1,661人 | 25% | 4,916人 | |
30年度 | 2017年 | 12月 | 8,373人 | 1,804人 | 22% | 6,569人 |
2018年 | 5月 | 7,180人 | 1,834人 | 26% | 5,346人 | |
31年度 | 2018年 | 12月 | 8,515人 | 1,905人 | 22% | 6,610人 |
2019年 | 5月 | 7,545人 | 1,941人 | 26% |
5,604人 |
公認会計士短答式試験の欠席者はざっくりいうと・・
4人に1人は欠席していることになります。
これで会場で受験する人数が出たので実質の合格率を見てみましょう。
公認会計士短答式試験 実質の合格率
年度 | 西暦 | 月 | 会場受験者 | 合格者 | 実質 合格率 |
表向きの 合格率 |
26年度 | 2013年 | 12月 | 5,971人 | 1,003人 | 17% | 13% |
2014年 | 5月 | 4,927人 | 402人 | 8% | 5% | |
27年度 | 2014年 | 12月 | 5,548人 | 883人 | 16% | 12% |
2015年 | 5月 | 4,503人 | 624人 | 14% | 8% | |
28年度 | 2015年 | 12月 | 5,479人 | 863人 | 16% | 12% |
2016年 | 5月 | 4,740人 | 638人 | 13% | 8% | |
29年度 | 2016年 | 12月 | 6,045人 | 1,194人 | 20% | 15% |
2017年 | 5月 | 4,916人 | 475人 | 10% | 6% | |
30年度 | 2017年 | 12月 | 6,569人 | 1,090人 | 17% | 13% |
2018年 | 5月 | 5,346人 | 975人 | 18% | 11% | |
31年度 | 2018年 | 12月 | 6,601人 | 1,097人 | 17% |
13% |
2019年 | 5月 | 5,604人 | 709人 | 13% |
7% |
参考までに一番右に、表向きの合格率(合格者/願書提出者)を記載。
表向きの短答式試験の合格率は10%でしたが、
実質の合格率は15%となっていることが分かります。
公認会計士短答試験の合格率まとめ
公認会計士短答式試験は・・
願書ベースだと10人に1人合格だけど、
実質の会場受験者ベースだと6~7人に1人合格する試験ということが分かりました。
10人に1人よりも6~7人に1人だと少しは自信が持ちやすいかもしれません。
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