①不動産鑑定士の年収ってどのくらいなの?
②年収ランキングで上位だけど年収は多いの?
③年代別に年収って分かる?
このような悩み・疑問をお持ちの方にお答えします。
①②政府が公表している不動産鑑定士の年収は778万円となります。
③このページでは年代別の年収を紹介します。
それでは不動産鑑定士の年収をデータを交えながらもう少し詳しく見ていきましょう。
ここで紹介してる年収は「独自調査」のものではなく「政府調査によるデータ」を使用しています。
※この年収は企業等に勤務している者が対象となり、独立開業しているものは対象外となります。
目次
不動産鑑定士の年収
不動産鑑定士の平均年収
まず、最初にご覧いただきたいのは、
年齢、勤続年数、企業規模、男女の平均値となる年収となります。
(対象人数 130名)
年齢 | 48.0歳 |
勤続年数 | 17.9年 |
月額給料 | 484,500円 |
残業時間 | 2時間 |
給料(残業等込) | 490,300円 |
賞与手当他 | 1,893,800円 |
年収 | 7,777,400円 |
「年収はいくら」と公開されていてもその年齢は何歳なのか?勤続年数は?といった所まで記載されているものは少ないのではないでしょうか?
このように月の給料、残業、賞与も分かると年収に対して現実味が沸いてくるのではないでしょうか?
次は男女別に平均年収を見てみましょう。
不動産鑑定士 男女別の平均年収
不動産鑑定士 男性の平均年収
(対象人数 120名)
年齢 | 49.8歳 |
勤続年数 | 19.4年 |
月額給料 | 509,700円 |
残業時間 | 2時間 |
給料(残業込) | 515,100円 |
賞与 | 2,055,700円 |
年収 | 8,236,900円 |
不動産鑑定士 女性の平均年収
(対象人数 10名)
年齢 | 26.5歳 |
勤続年数 | 0.5年 |
月額給料 | 190,000円 |
残業時間 | 8時間 |
給料(残業込) | 200,100円 |
賞与 | 0円 |
年収 | 2,401,200円 |
男性の勤続年数は19年であるのに対して、女性は0.5年となっています。
また、不動産鑑定士は有資格者が少ない上に女性の場合は対象人数が10名と十分なデータが取れていないといえます。
そのため女性の年収は参考にする事が難しいため、これ以降は男性の年収のみを紹介します。
次は、企業規模別(従業員)の年収を見てみましょう。
①1,000人以上の規模
②100人~1,000人未満の規模
③10人~100人未満の規模
このように3つの規模に分けて年収を紹介します。
企業規模別の平均年収
①1,000人以上の規模
不動産鑑定士で1,000人以上の規模は該当なしとなっています。
②100人~1,000人未満の規模
男性 | |
対象人数 | 90名 |
年齢 | 50歳 |
勤続年数 | 23.2年 |
月額給料 | 546,700円 |
残業時間 | 3時間 |
給料(残業他込) | 553,700円 |
賞与・手当他 | 2,152,000円 |
年収 | 8,796,400円 |
不動産鑑定士は残業がないにも関わらず880万もの年収があることが分かります。
③10人~100人未満の規模
男性 | |
対象人数 | 30名 |
年齢 | 49.20歳 |
勤続年数 | 7年 |
月額給料 | 386,200円 |
残業時間 | 0時間 |
給料(残業他込) | 386,200円 |
賞与・手当他 | 1,734,500円 |
年収 | 6,368,900円 |
規模が違うことで年収も240万程度少なくなっていますが、勤続年数は規模によってばらつきがあります。
①の規模は23年、②の規模は7年と勤続年数は16年もの差があるため年収を単純に比較するのは難しいかもしれません。
今まで紹介したものは50歳程度の平均年齢の年収でした。
もう少し若い年代の年収が知りたい方も多いのではないでしょうか?
そこで、次は年代別に年収を紹介しますので知りたい年代のものを参考にしてみてください。
年代別の平均年収
男性の場合
①1,000人以上の規模(男)
該当なし
②100人~1,000人未満の規模(男)
年代 | 35~39歳 | 40~44歳 | 45~49歳 | 55~59歳 |
対象人数 | 20名 | 20名 | 20名 | 50名 |
年齢 | 39.5歳 | 43.5歳 | 46.5歳 | 56.8歳 |
勤続年数 | 8.5年 | 21.5年 | 15.5年 | 31.2年 |
月額給料 | 402,000円 | 563,500円 | 540,000円 | 591,600円 |
残業 | 15時間 | 0時間 | 0時間 | 0時間 |
給料(残業他込) | 444,100円 | 563,500円 | 540,000円 | 591,600円 |
賞与手当他 | 1,497,900円 | 2,384,600円 | 2,224,300円 | 2,268,500円 |
年収 | 6,827,100円 | 9,146,600円 | 8,704,300円 | 9,367,700円 |
③10人~100人未満の規模(男)
※政府データでは10名未満は0と表示され、対象外は空白で表示される事から35~39歳と50~54歳は1~9名となります。
年代 | 35~39歳 | 40~44歳 | 45~49歳 | 50~54歳 |
対象人数 | 1~9名 | 10名 | 1~9名 | |
年齢 | 38.5歳 | 41歳 | 51.5歳 | |
勤続年数 | 13.5年 | 11年 | 10.5年 | |
月額給料 | 620,000円 | 593,300円 | 830,000円 | |
残業 | 0時間 | 0時間 | 0時間 | |
給料(残業他込) | 620,000円 | 593,300円 | 830,000円 | |
賞与手当他 | 5,000,000円 | 2,919,400円 | 6,800,000円 | |
年収 | 12,440,000円 | 10,039,000円 | 16,760,000円 |
規模が10人以上100人未満の場合、対象人数が少ないので全体の平均年収を知る事は難しいですが、上記の場合はどれも1,000万円を超えた年収となっています。
年代別の年収を紹介しましたので、次は勤続年数別の年収を紹介します。
勤続年数別による年収
※政府のデータは勤続年数と月額給料、賞与手当他の表示のためそのままだと比較しづらいため、上記で使用した年代・男女別の残業他を使用して年収を算出しています。
ここでの年収は勤続年数別に見る事ができるため、企業に勤務して数年はどのくらいの年収なのか?10年だとどのくらいなのか?といったものが分かるようになっており、今までより具体的に年収を知る事ができます。
①1,000人以上の規模(男)
該当なし
②100人~1,000人未満の規模(男)
勤続年数1年~4年
該当なし
勤続年数5年~9年
年代 | 月額給料 | 残業 | 賞与手当他 | 年収 |
35~39歳 | 402,000円 | 15時間 | 1,498,000円 | 6,827,100円 |
勤続年数10年~14年
年代 | 月額給料 | 残業 | 賞与手当他 | 年収 |
45~49歳 | 540,000円 | 0時間 | 2,224,000円 | 8,704,300円 |
勤続年数15年以上
年代 | 月額給料 | 残業 | 賞与手当他 | 年収 |
40~44歳 | 564,000円 | 0時間 | 2,385,000円 | 9,146,600円 |
55~59歳 | 592,000円 | 0時間 | 2,269,000円 | 9,367,700円 |
③10人~100人未満の規模(男)
勤続年数1年~4年
該当なし
勤続年数5年~9年
年代 | 月額給料 | 残業 | 賞与手当他 | 年収 |
35~39歳 | 620,000円 | 0時間 | 5,000,000円 | 12,440,400円 |
勤続年数10年~14年
年代 | 月額給料 | 残業 | 賞与手当他 | 年収 |
40~44歳 | 620,000円 | 0時間 | 2,919,000円 | 10,039,000円 |
勤続年数15年以上
年代 | 月額給料 | 残業 | 賞与手当他 | 年収 |
50~54歳 | 830,000円 | 0時間 | 6,800,000円 | 16,760,000円 |
あなたが何歳で不動産鑑定士に合格し、どのくらいの年数勤めたら収入はどれほどあるのかといった一応の目安をつける事ができます。
ただ、不動産鑑定士の場合は多くのデータがあるわけではないことをご了承ください。
不動産鑑定士の年収 まとめ
以上、不動産鑑定士の年収を紹介しましたがいかがだったでしょうか?
年収は就職先の規模に影響されることは少なく、年収を大きく左右するのは勤続年数であることが分かりました。
残業もほとんどない上に長く勤める事で年収を増やしやすい傾向にあることから、年収を安定的に稼ぎたい人や自分の時間を持ちたい人、年収が多い仕事がしたい人におすすめの資格であるといえます。
また、不動産鑑定士は独立資格であることから独立すれば努力次第で年収を大きく上げる事も可能です。
独立する場合、事務所での仕事と現場に行って調査する仕事の2つに分かれますが、新しい土地には新しい発見が多いことから、旅行が好きな人や調べることが好きな人にも向いているといえます。
不動産は土地ごとに特徴が全く異なっているので、その場所に住んでいる人は強みを発揮できる資格でもあります。
そのため暮らしてみたい場所や地元に戻って仕事がしたい人には特におすすめです。
勤務不動産鑑定士、独立開業した不動産鑑定士とありますが、あなたはどのように働いてみたいですか?
不動産業界は国が力を入れている業界だけに今後ますます仕事が増えやりがいのある資格であるといえます。
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