①社労士試験で択一の点数が伸びないんだけど・・
②択一式で合格点を取るためにはどうしたらいい?勉強法やコツは?
このような疑問をお持ちの方にお答えします。
社労士試験の択一式について
・時間の考え方
・点数が伸びない理由と対策
・合格点を取るコツ
これらについて紹介をしていきますので参考にしてください。
目次
社労士択一式対策 合格点を取る方法・コツ
択一式の時間
210分という時間
択一式は全部で70問出題され、3時間30分という時間の制約がある点に注意をしないといけません。
210分÷70問=3分/1問ということになり、1問には5つの肢といわれる問題文があるので、結構な早さでその肢を読んで解答をしていかなければならないということをまずは抑えておきましょう。
(180秒÷5肢=36秒/1肢)
ただ、最初の勉強においては時間は気にする必要はなく、一問一答などの過去問を解く際は時間に終われず丁寧に読んで考えるようするほうが効果的です。
→最初から1肢36秒で・・と考えてやると早くなっても肝心な部分を押さえることができなかったり理解不足になる可能性が出てきます。
時間について意識をするのはある程度基礎が付いて応用・直前期といった時に考えるといいでしょう。
学校の場合はテスト・答練といったものがあるので、ある程度本試験のような問題を解く機会があり、おおよその解くスピードというのを知ることができます。
しかし、独学の方は直前期になっても一問一答などを繰り返しているようでは合格は遠いので注意をしておきたいです。
午前と午後の試験
午後ということで、午前中に行われた選択式の結果を引きづってしまうことがありますが、そうすると午後の択一式試験に大きな影響を与えることになってしまいます。
友達がいると答え合わせなどをして確認をしたい気持ちは分かりますが、ここは次の午後の択一式試験に専念をしましょう。
午前の試験は終わったので点数といったものはもう変わりません。
しかし、午後の択一式試験はこれからはじまるので取り組み方によって点数が変わることは0ではありません。
総復習やよくやってしまうケアレスミスの確認をしておくのもいいでしょうし、次の試験に切り替えることで午前のことを忘れることもできます。
「あと1問取れていれば・・」とあと1問で泣かないためにも最後の最後まで全力で取り組むといい結果が出るかもしれません。
択一式の足切り・基準点
択一式は10点中4点未満が足切りなので選択式と違ってそれほど恐れる必要はないでしょう。
足切りのラインは発表されるまで分かりませんが概ね70点満点中46点以上(66%)が必要となります。
70%の49点以上取ることができると安心することができますが、50点あたりの点数を取るのは結構難しく、合格者でも50点超の51点、52点という方が多く、それ以上の点数の方はそれほど多くありません。
勉強をすればするほど択一試験の難しさを理解していくことになると思いますが、合格するためには確実な知識とミスを限りなく0に近づける努力は必要になってくるでしょう。
択一式の点数が伸びない
一問一答と択一式
基本テキストで区切りの良いところが終わると、問題演習として過去問などの一問一答を解く方は多いでしょう。
そして、この一問一答というのは長い間使っていくことになるでしょう。
ただ、1つ気をつけなければならないのは一問一答と択一対策はちょっと違うということです。
一問一答は○×を選ぶので正直気楽です。
しかし、択一式のものは5つの肢から”判断”といったものをしなければなりません。
択一式は一問一答が単に並んでいるように思うかもしれませんが少し違います。
択一式を解く場合は全てが重要な肢で構成されているわけではなく、そこには知らない肢や○か×なのか分からない・判断が難しいものも含まれています。
その際にその判断をどうするのかということが問題となり、他の肢で○×の判定ができ、結果その判断が難しいものは捨てて他の肢で正答を導くといった方法を取ることが少なくありません。
他の肢で正答を導くためには一問一答で○×といった感じの解き方では通用せず、確実に○×の判定ができる確かな記憶力が要求されることになります。
択一式を解く事であいまいな記憶というのは本当に意味のないことだということが分かり、テキストを読む際もこれまでとは違って、択一式にも対応することができるような力がついてきます。
また、これを通して肢の○×の判断をするとき、その「×なら×の理由」といったものの重要性が分かり、一問一答を解く時もなんとなく×ではなく、「ここのこれが~だから×」といった解き方に変わっていくことになるでしょう。
メモ
理由が言えるようになると、一つの肢で複数の論点を復習することができるので効率的な学習ができます。
また、択一式を解くとどこが間違いなのかといったことを見抜く目ができることから、一問一答を解くときにも、ここの問題はこう出題すると引っかけを作ることができるなということを考えることができるようになります。
そうするとひっかけ問題にも事前に対応することができ、ミスも少なくなるなど安定した点数を取ることができるようになるでしょう。
実際このレベルまで行くと合格ラインにあるといってもいいでしょう。
普段から×ならその明確な理由を言えるようにしておく方もいらっしゃるでしょうから、そのような方は択一式の問題を解く際はスムーズに移ることができますが、それでも択一式は少し違うなという印象を受ける方がいらっしゃるでしょう。
ただ、普段からこのように取り組むのは本当に大変です。
試験に合格するためには問題と向き合う時間、それもきちんと向き合う時間が必要であり、その時間をどれだけかけたかは少なからず合否に影響を与えることになるかと思います。
本気で取り組むからこそ見えるものがあったり、直前期は特に集中力がこれまでとは違っていますので取り組み方によって合格点まで伸びる方とそうでない方に分かれることになります。
択一式で合格点を取る方法・コツ
情報の集約
一問一答形式、択一形式、答練、模試などを解き、「これは重要だ、何度も確認をしておきたい」というものがあればテキストに大きめの付箋を貼って書いたり、テキストに直接書き込んだり、コピーして貼りつけるといった作業をしておくといいでしょう。
手間はかかりますが、テキストを読む際に常にその論点を確認することができるので、試験で問われても解く事ができるでしょう。
ところが、テキストにそのような集約作業といったものをしないでいると、以前解いた問題というのは触れる機会が少ないので、重要だ・試験に出るかもと思ってもそのままになってしまう可能性が高いです。
また、試験会場(模試も含む)に教材を持っていく場合でも、科目数が多いことから多くの教材を持っていくことはできません。
その場合はずっと使ってきたテキストを持っていく方が多いでしょう。
そういうときに、試験前になって答練・模試の論点が気になった場合でも、テキストに情報を集約しているとすぐに確認をすることができる安心感もあります。
模試の活用
模試だと”時間”といったものを実感することになったり得点というものが出るので、70問を解く際に合格点を取るためにはどのような時間配分で解くのが最も効率的なのかというのを実践できるので模試は必ず受けておきたいものです。
模試は答練と違って緊張感もあり、普段とは少し様子が異なり多少本試験に近い状態で受けることができるのでなおさら模試は1校だけではなく複数受けておくといいでしょう。
そうすることで合格するために必要なものは何かというものを見つけることができます。
社労士試験択一式対策 まとめ
以上、社労士試験の択一式について紹介しましたがいかがだったでしょうか?
択一式試験は社労士試験をはじめて勉強すると思った以上に高い壁であることを実感する方も少なくないのではないでしょうか?
社労士の難易度は人によって様々ですが、合格率が低い理由を多少なりとも感じ、そして損対策をどのようにしたらいいのか分からないといった方が少なくありません。
特別な勉強法ではなく使用している教材を利用の仕方を気をつけるだけで合格点に届くことができるでしょう。
ただ、それを実践するのはこれまでの勉強とは違って大変です。
しかし、その大変な勉強を乗り越えることで合格は近づいてくることになるでしょう。
合格することは簡単ではありませんが、合格後は勉強にかけた労力の何倍もの恩恵を受けることができるでしょう。
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