①社労士試験の勉強を2月からはじめるんだけど、試験まで6ヶ月しかない。
合格できるの?
②半年で合格する勉強方法って?
どのようにしたらいいの?
このような疑問をお持ちの方にお答えします。
①社会保険労務士試験は合格までに通常1年~2年程度を要しますが、あなたのやる気次第では半年で合格することも可能です。
②学校を利用して半年で合格を目指すのもいいですが、当サイトでは独学と学校利用の併用をおすすめしています。
このようにすると経済的な負担もありませんし、無駄のない勉強をすることができます。
社労士試験に半年(6ヶ月)で合格できるの?
通常、社会保険労務士の勉強というのは8月からはじめて7月の試験までの1年間勉強をすることになります。
しかし、勉強を開始時期というのは人それぞれであり、試験まで1年あるとは限りません。
例えば・・
社会保険労務士資格っていいなぁ
よし、「社会保険労務士を受けよう」と決意をしたのが1月~2月だったとしましょう。
そうすると、試験まで6~7ヶ月ということになります。
つまり、試験まで半年程度の勉強期間になり受験をするかどうか迷うことになります。
しかし、世間では社会保険労務士は1年~2年程度の勉強期間が必要な難関試験、合格率も低いという実績があります。
(合格率の推移)
2015年 2.6%
2016年 4.4%
2017年 6.8%
このように合格率も低いという事実があるので半年で合格するのは無理だと判断する方は少なくないでしょう。
しかし、次の試験まで1.5年も勉強を続けるのは集中力の観点から考えてもどうなのかな?という問題があります。
1.5年で合格を目指すというのも悪くはありませんが、勉強専念の方はもちろんですが、一般的な社会人の方であっても割りと時間を取ることができる方は1.5年合格を目指すのではなく、6ヶ月・半年で合格を目指すことをおすすめします。
対象となる目安としては・・
「1日の勉強時間:平日4時間、休み6~8時間」
このくらいの勉強時間が取れるという方は6ヶ月合格を目指す対象者となります。
あくまで目安ですので、平日3時間の方でも、直前期は割りと時間が取れるなど状況によって異なってきます。
試験というのは長い期間勉強をすればいい結果が必ず出るというものでもなく、受験回数が2回の人より3回の人の方が有利なんていうことはあまりありません。
むしろ回数が多い人は何かしらの勉強方法に欠点を持っているということになります。
ただし、ひとつだけ言えることはとても大変な6ヶ月になるということです。
絶対に半年で合格するんだ、合格できるという方はやってみる価値があります。
もし、ここで半年じゃ受からないと思っている方は1年などのスケジュールで勉強をするのがいいです。
勉強をするのなら「信じる」ことが重要であり、勉強をしていくと途中でスランプ・モチベーション低下といったことがあり、そういったときに「この教材なら必ず合格できる」というのがあれば結果が出ていなくてもがんばろうという気になります。
しかし、「半年で合格なんて無理無理」と思っている方は試験に対する真剣度が足りないのでスタートラインにさえ立てないことになります。
このページでは6ヶ月程度で社会保険労務士試験に合格する方法しますが、短期間ということもあり、癖のある勉強法もあるので各自で使えそうだといったものや、こうやったらもっと効果的だという自分自身の勉強法も考えてみてください。
社労士試験に半年で合格するには?
1.質の高い勉強
集中して勉強ができる時間の確保が大事になります。
例えば夜は仕事の疲れがあって毎日眠たい、だけど合格するためには勉強をがんばらないといけないということで2時間勉強より、さっと寝て2時間早く起きて勉強をすると同じ2時間でも集中力はまるで違うものになります。
2.学校利用?それとも独学?
1年で合格を目指す場合で講座を受講しても生活できる方は学校の利用をおすすめします。
しかし、6ヶ月で合格を目指す場合は学校の講義を全て消化するためには相当の時間を要し、またテキストもボリュームがあるのでそれらをこなすだけでも半年程度を費やしてしまうことになります。
ここからは各自の判断に任せますが、私の見解としては6ヶ月で合格を目指すのであれば学校の利用は直前対策にとどめたほうが効率がいいのではないかということです。
つまり、基本的な勉強は独学ですることになります。
学校利用の場合は大原の社労士24はコンパクトにまとめられていていいのですが、勉強の方向性がずれてしまったり、どこを押さえていいのか分からなくなってしまう危険があります。
そのため1~2月から勉強をはじめて8月の試験の約半年程度の勉強では最初は独学、直前期は学校利用をおすすめします。
6ヶ月合格の学習プランの全体像
1・2月~4月
この3ヶ月から4ヶ月で全科目の基本的な勉強を行います。
この期間でテキストを抑えて過去問なども解けるようにすることは一見不可能のように感じるかもしれません。
ただ、社労士はテキストレベルと過去問レベルがそれほど離れていないこともあり、テキストで一項目終わったら過去問に入りやすい特徴があります。
ここで勉強方法には2通りあります。
1つめの勉強方法
これは一般的な勉強方法であり、テキストを読んで過去問(一問一答)を解き、解けなかった問題はテキストでしっかり確認をしていくということです。
ただ、時間がないことから過去問については重要度の高いものから抑えるようにし、重要度の低い問題はこの際捨ててしまって構いません。
(捨てる場合は捨てたと分かるようにチェックマークでもつけておくと、時間が浮いた際に捨てた問題に取り組むことができるので、あの時捨てたけど不安だといった時に確認できます)
重要な過去問は完璧になるようにして、またテキストも繰り返し読むことで全科目をやっていくことになります。
オーソドックスな勉強でもあるので、癖はなくだれでも取り組むことができます。
問題は3~4ヶ月で全科目を終わらすということです。
何度も繰り返すことを考えるとそれほど多くの問題に取り組む時間はないので、その点は注意が必要です。
私の知り合いは独学でひたすら一問一答を解き、テキストを読み込むことで合格しましたが、元々法律が得意だったり、宅建や行政書士、公務員等にも合格をしているという実績があるので参考にすることはできません。
ただ、独学でもテキストと一問一答は合格には必要だということが分かります。
合格した知人はLECの一問一答を使っていました。
2つめの勉強方法
これはかなり癖のある勉強で知人が実践をして半年・独学合格をした方法です。
この方法は当サイトで時々触れている個別の視点と全体的な視点の考え方があり、短期間で合格する人はこのような方法を自然と実践しているんだなと思いました。
まず、テキストをざっと読むのではなく、テキストの目次に注目をして目次の配列を記憶していきます。
→この欠点としては目次であっても重要度の低いものがあるので全部の目次を記憶するのは非効率ではないかと私は思います。
ただ、市販のテキスト(みんなが欲しかった社労士の教科書)には2種類の目次があり、1つは通常の目次、もう1つは重要度Aのみで構成された目次です。
これだと重要なもののみを記憶するので無駄がなく効率的に学習をすることができます。
眺めるだけでは記憶をすることは難しいので、紙に書いてそれを持ち歩いて移動中・休憩中に見ます。
※この社労士のテキストは当サイトが独学合格で最もおすすめしているテキストになります。
・社労士独学合格におすすめのテキストはこちら
テキストだけではなく問題集・過去問の紹介もしています。
⇒【社労士】独学におすすめのテキスト
目次の大項目の記憶ができたら、もう少し細かい目次を記憶し、テキストを開くとそのページの重要なことが書かれてあるのでそれらを紙に書いて覚えていきます。
このようにしてまずは全体像を記憶することができたら、テキストで重要な箇所を読んでいきますが、最初はどこが重要なのか把握できないので大事そうな箇所だけを読んでも構いません。
そして、これが終わったら過去問である一問一答を解きます。
解くというよりは過去問はどのように出題されているのかを「知る」ということになり、また、過去問に出題されている問題というのは重要な問題が多いので重要な問題を知ることができます。
通常の勉強と違って最初に全体像の把握をするというのがあるので少し面倒ですが、これがあるとないとではものの見え方・考え方が異なってきます。
実際これに似た方法が書籍にあり、この方はこの勉強法をさらに効果的なものにしていました。
それは紙に書く際に項目ごとに一枚というルールを設けている点です。
一枚にすることで、あの論点はあの紙にかいたあれだ!と思い出すことができることによるそうです。
確かにテキストで勉強をしていると、あのページのあそこというように記憶というのは文字だけではなく場所などで記憶をしていることがあり、複数の記憶があることで忘れにくい・思い出しやすいというメリットがあることになります。
テキストの目次については大まかに記憶をし、あとは過去問・テキストというように栗化す際に目次を常に確認をしていくと、直前期には目次の大項目だけでなく、それより小さな項目(チャプター・章)などを記憶しているでしょう。
勉強方法は様々ありどれがあなたに合っているのかは分かりませんが、王道でもよし、目次を使った勉強もよし、自分なりにアレンジをしていくといいでしょう。
他のページに記載をしていますが、目次をパソコンなどで小さく印刷し、勉強をする際は常に横に置くというのもあります。
5月~7月
この3ヶ月は合格に足りないものを見極めながらどこをどう補強したらいいのかを考えて行動することになります。
そのためには自分の位置を明確に知ることができる「答練・模試」をフルに使ったり、独学者の欠点でもある法改正対策・白書対策を行います。
模試はできれば会場で受けて雰囲気・緊張感を味わいながら時間配分を実践することが大事です。
また、模試は本試験よりも難しいため本試験の合格点に届かないことがありますが、気にする必要はありません。
大事なのは解けるべき問題が正答できたかということです。
テキストなどで抑えた問題が正答できたのか?理解不足の箇所はないのか?記憶のあいまいな箇所はなかったか?
模試は一回ではなく数回行われるので、このようなことに気をつけながら100%力が出し切れるのかを確認していきます。
社労士試験に半年で合格 まとめ
以上、社労士試験を半年で合格する方法について紹介しましたがいかがだったでしょうか?
6ヶ月という試験までの時間、そしてインプットは3ヶ月というかなり短い時間なので、あれこれ手を広げず、重要なものに絞って勉強をし、そのためには過去問の利用が不可欠でした。
ただ、あまりに過去問に依存してしまうと本試験で思わぬ落とし穴にはまる危険があるので、直前期は答練・模試をベースにあなたの弱点を徹底的につぶしましょう。
社会保険労務士はバランスよく勉強というかバランスよく得点できる力が必要なので、常に合格に足りないものを見つけて時間を惜しまず勉強を続けることで6ヶ月であっても合格することができるでしょう。
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