①公認会計士企業法の短答式試験はどのように勉強をしたらいい?
②企業の論文が苦手・・勉強をしてもしても書けないし、書けたと思っても点数がよくない。どうしたらいい?
このような疑問をお持ちの方にお答えします。
下記にて企業法で合格点を取るための勉強方法を紹介しますので参考にしてください。
公認会計士と企業法
公認会計士には複数の科目が存在することはこのページをご覧の方はご存じでしょう。
資格試験によっては科目ごとに基準点といったものが設けられているものもあり、公認会計士も例外ではありません。
公認会計士は短答式試験と論文式試験の2つの試験があり、どちらにおいても足切りといわれる基準点があります。
短答式試験は総合点で一定の点数である合格ラインを超えると合格になりますが、1科目でも40%未満の点数があると不合格となってしまいます。
また、論文式試験も同様であり、総合点で得点率52.0以上ですと合格になりますが、1科目でも得点率40.0未満だと不合格となってしまいます。
このような足切りは自分には関係ないことだ・大丈夫だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、企業法においては論文試験で足切りになるリスクもある科目だけに怖い科目でもあります。
受験生を見ていると企業法論文に苦労する方が多い印象があります。
企業法の勉強方法
企業法・・「短答式」の勉強法
短答式試験の企業法は基本的には難しい問題はあまりありませんが高得点が求められるところが難しい点といってもいいかもしれません。
この企業法である程度の得点ができないと他の科目で挽回するのが難しくなるので、企業法短答式試験は気の抜けない科目でもあります。
また、企業法は試験で最初に行われるのでここでの出来は影響を与える場合もあるでしょう。
テキストを最大限利用
企業法で最も大事なのは「正確な暗記」の一言につきます。
勉強不足だとどの肢も正解に見えてしまいどこが間違いなのかさっぱり分からないということになってしまいます。
学校の教材は優秀で、テキストをしっかり抑えて入れば合格点は確実に取れるようになりますが、範囲が広いため全てを抑えようとすると中途半端になってしまいます。
そこで、重要な箇所から確実に抑え、一問一答・問題集・答練などを使って重要な問題で解けなかった・理解不足の箇所はテキストに情報を集約させておくと効率的に重要な部分を確認することができるでしょう。
そして、この集約されたテキストを繰り返し読むことで自然と暗記ができますが、きちんと暗記をしているかどうかは問題を解くことで記憶の定着度合いが分かるのでテキストを繰り返し読むだけではなく随時問題を解く事をおすすめします。
テキストを繰り返し読むのはいいですが、何度も読んでいると惰性で読んでしまう場合があり、時間をかけて読んだ割に効果が出ないということも少なくありません。
そのため定期的に問題を解いて暗記ができているかどうかの確認をすることをおすすめします。
いざ問題を解いてみると簡単なものでも「あれ?どうだったかな?」と思うことが出てくるかと思いますし、正解しても他の肢の正誤の判定の際の知識があいまいだったことの確認もすることができます。
企業法・・「論文式」の勉強法
企業法の論文は全科目の中で最も論述力が必要となる科目であり、法律特有の言い回しを「使いこなす」ようにしなければなりません。
また、答練の模範解答やテキストに書いてあるものをそのまま覚えても得点をすることは難しく、趣旨・要件・効果といった骨格となる部分をおさえてから各論点の勉強に入ると成績は伸びやすくなります。
そして最も大事なのは「論文構成」の把握になります。
実はこれができていない受験生が多く、答練などで覚えたものやキーワードをつなげたり知っているものに肉付けをしていくような方法では企業法の論文で点数を取ることは難しいでしょう。
時間をかける
1つ注意をしなければならないのは企業法の論文は時間をかけなければ実力をアップさせることが難しい科目であるということです。
短答式試験で勉強をしているからと他の科目に時間を割いてしまい、企業法に時間をあまり割かないために最悪基準点を割ってしまうという受験生もいらっしゃいます。
基準点を割る受験生はあまりできない受験生なのでは?と思うかもしれませんが、短答式では常に上位の成績で、論文でも会計学の答練で1位を取るほどの実力者でした。
しかし、本試験では企業法で足切りになってしまった方を知っています。
また、これが1人ではなく他にも同じように企業法で足切りになった方もいます。
このように企業法論文は点数を取るためには相当の努力が必要となり、「時間をかける」必要があります。
条文
もう1つは条文を使いこなせるようになっておく必要があり、これが合格のカギを握っていると言ってもいいでしょう。
そのため勉強するときに条文を引く癖をつけ、どこに何が書いてあるのか大体でもいいので覚えておくようにしておきましょう。
そうすると、条文を引くスピードが早くなるだけではなく、普段の勉強で無駄な暗記をしなくても済み効率的に学習をすることができます。
企業法は一見暗記が多いように感じてしまうかもしれませんが、論文では条文を使って書いていくため暗記すべき箇所と条文を使う箇所を明確に分けておかなければなりません。
このように条文を引く癖を論文答練が始まるまでにやっておくと、答練で文章を書く力を高めることができるでしょう。
企業法論文攻略のカギは「論文構成」
おすすめの方法は論文の問題を見たときにどのように書くのか構成をイメージする練習が有効になります。
合格者もよく実施されている練習方法です。
答練のパターンを暗記、論点を暗記という勉強法ではないということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
「構成・骨格から埋めていき、法律特有の言い回し、条文に慣れる」
これをベースにして答練を利用し、テキストで趣旨などをしっかり把握し、覚えるべき箇所を覚えるようにすると暗記する箇所も少ないですし、得点につながりやすくなるのではないでしょうか。
公認会計士 企業法の勉強方法 まとめ
以上、公認会計士企業法の勉強方法について紹介をしましたがいかがだったでしょうか?
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専門学校
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
一発合格を目指すなら計算力とバランスのよい大原がおすすめですが、経済的に厳しいという方はLECで一発合格を勝ち取れば費用は他校の半分以下となっています。それだけ難しいということでもありますが、LECをおすすめするのには理由があります。
LECをおすすめする理由
学校、仕事、家事等で忙しくなったとき、勉強がうまく進まなかったり、短答試験に合格できない場合は、論文の講座代が無駄になることがあります。
(LEC以外の専門学校は基本的に短答・論文代を含めた一括の講座となっているか、分割してある講座は合算すると通常より高くなります。)
知人は論文の教材がほとんど手つかずになってしまったと言ってました。
テキストや講義というのは最新を使わないとそれだけで数点不利になってしまいます。
数点を争う試験なだけにそれは大きなデメリットとなってしまいます。
他校ではこういうことが起こりえますが、LECでは短答だけの講座、論文だけの講座と分けてあるので勉強にメリハリをつけて教材をこなすことができる上に、金銭面においても短答試験合格後に論文講座を受講という形をとることができるので損をしない選択ができます。また、もともと金銭的に安い大きなメリットもあります。
安いと聞くと内容が薄いのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、LECは科目ごとに論文講座があります。
「普通なのでは?」と思うかもしれませんが、多くの学校は論文講座はなく論文答練で実際に問題を解かせてそれを説明する形をとっています。そのため短答の理解から論文の理解へ短期間で引き上げる必要があります。
学生の場合は多くの時間が取れたり夏休みもあって時間でカバーできる部分もありますが、社会人の場合は困難になります。
それが結果となって表れています。
30代、40代を例に挙げると短答試験の合格率はほぼ同じなのですが、論文に限っては明らかに悪くなっています。
瞬発力・暗記力・計算力は若い世代が強く、思考力は社会人が強そうに感じるかもしれませんが実際は違います。
30代、40代の合格率を記事にしていますので気になる方はこちらをご覧ください。
こちらは監査審査会の合格状況から実際の数値を使って説明をしています。
⇒【公認会計士30代】30歳や35歳から合格・就職できるのか?
⇒【公認会計士40代】40歳、45歳で受験と転職は大丈夫?
論文こそLECで思考力を養い着実に合格ラインに上げることが重要なのです。
LECの論文講座は内容が濃いのでメリハリをつけて勉強をする必要があります。
おすすめの講座
2023年短答試験目標の方はこちら
⇒2023年短答合格コース<春生>【通信】
2022年12月短答式試験目標の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<秋生>【通信】
2022年5月短答試験目標の方はこちら
⇒2022年短答合格コース<春生>【通信】
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