①公務員ってどんな仕事をするの?
②公務員には国家公務員や地方公務員など色々ありますがどういったものがありますか?
このような疑問をお持ちの方にお答えします。
目次
おすすめの公務員資格
公務員といえば・・
・安定した仕事
・国がやっているので倒産の心配がない
・福利厚生がしっかりしている
このような事をイメージされる方も多いでしょう。
また、公務員と一口に言っても実は様々なものがあります。
様々な公務員
国家資格
・国家公務員一般職
・国家公務員総合職
・警視庁警察官
・外務省専門職員
・皇宮護衛官
・海上保安官
・財務専門官
・国税専門官
・衆議院事務局職員
・参議院事務局職員
・労働基準監督官
・裁判所職員
・高等学校教諭普通免許状
・中学校教諭普通免許状
・小学校教諭普通免許状
・特別支援学校教諭免許状
公的資格
・地方公務員(市役所含む)
・道府県警察官
・東京消防庁消防官
・市役所消防職
公務員といってもこのように様々なものがあることが分かります。
次は中でも多くの方が受験している公務員を見ていきましょう。
国家公務員一般職
省庁・機関で事務処理を主な業務とします。
国民1人の生活を守るための仕事から国の一大プロジェクトなど、その規模はとても広くやりがいのある業務となっています。
一般職は総合職と違って異動が少なく、あったとしても範囲内での異動となります。
(北海道の人が沖縄に異動といった事はないということです)
国家公務員一般職の魅力
・勤務条件がよく幅広く勤務先を選べることができる
・民間企業の平均年収421万円よりも多く、平均年収は645万円
・女性が活躍しやすい
試験情報
国家公務員一般職は大きく3つに分類されます。
※受験資格は試験実施日を基準とします。
①大卒程度試験
主な受験資格:21歳以上30歳未満+大学を卒業した者または翌年3月までに卒業見込みの者
②高卒者試験
主な受験資格:高校または中等教育学校を卒業した者+左記から2年を経過しない者
③社会人試験
主な受験資格:40歳未満で②の期間を経過した者
国家公務員のサイトはこちら
⇒国家公務員試験採用情報
国家公務員総合職
政策・立案など国の基幹となる業務や高度な知識・技術を使った業務に従事します。
簡単にいうと?
国全体に関わり中でも大きく影響を与えるとともに、日本経済を支えるために財政、国を守るための防衛など専門性が高い業務を行います。
上記のような業務のため優秀な人材や多様なサービスを展開することができる人材が必要となります。
一般職とは違い国の大きなプロジェクトなどを扱うことが多く、期間は将来(次世代)を見据えたものとなっているものが多くなります。
国家公務員総合の魅力
・各省庁の幹部候補となることができる
・日本の未来を創ることができる
・男女差別がなく女性であっても重要ポストへの登用も可能で、年々増加しています。
試験情報
国家公務員総合は大きく2つに分類されます。
※受験資格は試験実施日を基準とします。
①院卒者試験
主な受験資格:30歳未満+大学院修士課程または専門職大学院過程の修了者および翌年3月までに修了見込みの者
②大卒程度試験
主な受験資格:21歳以上30歳未満または21歳未満+大学を卒業した者または翌年3月までに卒業見込みの者
国家公務員のサイトはこちら
⇒国家公務員試験採用情報
地方公務員(市役所含む)
地方公務員の働き方は数多く各都道府県、市区町村の役場、地方公共団体など様々あります。
国家公務員との違いは?
住民の声に耳を傾け、治安、環境、福祉、教育など『地域』生活が充実するように幅広い業務を行うのが地方公務員となります。
地方公務員に共通しているのは「住民の生活をサポート」することを業務としています。
地方公務員の魅力
・地域に密着した仕事ができる
・民間企業の平均年収421万円よりも多く、平均年収は669万円
・休業制度の充実
→育児や介護休暇が取りやすい
試験情報
地方公務員の場合は自治体によって異なるためここではおおよその受験資格を記載します。
※受験資格は試験実施日を基準とします。
①大卒程度試験
主な受験資格:22歳以上30歳未満+大学を卒業した者または見込みの者
②短大卒程度試験
主な受験資格:20歳以上26歳未満+短大を卒業した者または見込みの者
③高卒程度試験
主な受験資格:18歳以上22歳未満
東京都の地方公務員のホームページはこちら
⇒東京等人事委員会公式ホームページ
各地方ホームページの探し方
地方公務員のページを探す場合は「○○人事委員会」で検索するとその県のホームページが出てきます。(東京都の場合は東京人事委員会)
教員免許状
簡単に言えば「学校の先生」になるためにはこの教員免許状が必要となり、この資格取得後(取得見込み)があると各学校が行っている採用試験を受験することができます。
そして、その採用試験に合格する事で「学校の先生」になることができます。
学校の先生になるためには高校、中学、小学校で必要な「教員免許状」は異なります。
免許状は大きく3種類ある
①専修免許状・・修士の学位が必要
②一種免許状・・学士が必要
③二種免許状・・短期大学の学士が必要
一般的には・・
・高校の先生になりたい方は、①または②の「教員免許状+採用試験合格」
・中学校や小学校の先生になりたい方は、①または②または③の「教員免許状+採用試験合格」
このようになります。
⇒短期大学の学士では高校の教員にはなれませんが、中学校や小学校の教員を目指す方は短期大学でもなる事ができるといえます。
教員免許状(教員)の魅力
・子供たちの成長を見る事ができる
・やりがいのある仕事
・競争率は減少傾向にあるので狙うなら今
都道府県の教員採用サイトはこちら
⇒文部科学省 都道府県教育委員会
警視庁警察官
東京都を管轄地とする警視庁
首都東京の治安維持と平穏を守るため、犯罪が行われないように予防活動や凶悪な犯罪などの検挙を行っています。
また、交通の取締り、少年事案(非行)、ストーカー対策なども業務とします。
6ヶ月の初任研究を受けた後は警察官として警察署に配置されそこで基本を学び、その後刑事、交通、警備などに進む事になります。
初任給はⅠ類で252,000円、賞与は年4.4か月分
これ以外に通勤手当、住居手当、扶養手当、特殊勤務手当等が支給され、希望に応じて独身寮も完備してあります。
警視庁警察官の魅力
・男女差関係なく実力によって昇任できる制度があること
→昇任制度は2種類あり、
①昇任試験に合格する事で昇任することが可能
②勤務成績や勤続年数を考慮して昇任することができるため、勤続年数が短くても実力があるものは昇任することができます。
・使命感とやりがいのある仕事
・誇りの持てる仕事
試験情報
警視庁警察官は大きく3つに分類されます。
※受験資格は試験実施日を基準とします。
①Ⅰ類
主な受験資格:
・30歳未満+大学を卒業した者または翌年3月までに卒業見込みの者
・21歳以上30歳未満+大学卒業程度の学力を有する者
②Ⅱ類
主な受験資格:
・30歳未満+短大卒業した者または翌年3月までに卒業見込みの者
・19歳以上30歳未満+短大卒業程度の学力を有する者
③Ⅲ類
・30歳未満+高校を卒業した者または翌年3月までに卒業見込みの者
・17歳以上30歳未満+高校卒業程度の学力を有する者
警視庁警察官のサイトはこちら
⇒警視庁ホームページ
東京消防庁消防官
国民を災害から守る事を業務としています。
消防官の仕事はいくつか業務に分類する事ができます。
1.予防業務
→建物の設計、防火、消火設備の審査・指導を行う事で災害を未然に防ぎます。また、様々な角度から原因解明も行います。
2.指令業務
→国民からの通報の窓口や出動の指令を行います。
3.消化業務
→指揮する者、消化のポンプ使う者、人命の救助をする者等に分かれそれぞれが業務を実行します。また、消防官になった場合はポンプに配属されることになります。
4.救助業務
→災害発生時に消防活動や人命救助を行ったり、中には特別部隊として消防隊員の精鋭もあります。
5.救急業務
→24時間体制で救急救命士が指導医と共に人命救助を行います。
6.本庁業務
→消防組織全体から施策管理や人材育成・管理などの効率的運用を行います。
警視庁警察官同様に初任給は252,100円+その他手当て(住居、通勤、扶養、勤勉)
週休2日制で年次有給休暇は1年間に20日間与えられます。
東京消防庁消防官の魅力
・人の命や財産を守ることができるやりがいのある仕事
・勤続年数を満たすと誰でも昇任試験に挑戦すことができる
試験情報
東京消防庁消防官は大きく3つに分類されます。
※受験資格は試験実施日を基準とします。
①Ⅰ類
主な受験資格:
・22歳以上30歳未満
・22歳未満+大学を卒業した者または翌年3月までに卒業見込みの者
②Ⅱ類
主な受験資格:
・20歳以上30歳未満
③Ⅲ類
・18歳以上22歳未満
東京消防庁のサイトはこちら
⇒東京消防庁HP
おすすめの公務員資格 まとめ
以上、おすすめの公務員を紹介しましたがいかがだったでしょうか?
公務員といっても多種多様なものがあり選ぶのは大変かもしれません。
他の資格と違って試験日や試験科目も選択式になっているので受験しやすいメリットもあります。
公務員は安定はしているものの収入は多くないと思っている人が多いようですが、実際は民間の平均をかなり上回っています。
そして、何より福利厚生が充実していて退職金や退職後のフォローは民間企業の比ではありません。
あなたはどのような公務員の仕事に興味がありますか?
・国家公務員の合格率はどのくらいなのか?
⇒【国家公務員一般職・総合職】合格者数、合格率の推移
・国家公務員の収入が気になる方はこちら
⇒【国家公務員】給料・年収はどのくらい?
・教員の収入が気になる方はこちら
⇒【教員】高校の先生の平均年収・給料はどのくらい?
・公務員の合格体験記はこちら
⇒【公務員試験 合格体験記】独学で『一位』合格を果たした勉強法とは?
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
資料請求
資料を請求して考えたい方
・合格者が一番多く、本気で学習をしたい方はこちら
⇒大原へ無料請求
・安定感のある専門学校はこちら
⇒LECへ無料請求
※資料請求はもちろん無料
早い方ですと1分くらい、普通の方ですと2分くらいで終わります。
他の資格が気になる方
・会計関係の資格はこちら
⇒公認会計士あれこれ(公認会計士関係の情報は全てこのページに集約)
・法律関係の資格はこちら