①ITパスポートって何?どういった資格なの?
②試験を受けるために受験資格はあるの?
③試験は難しいの?合格率はどうなっていますか?
このような悩みをお持ちの方にお答えします。
①ITを活用していくための基礎的な知識を学ぶ資格です。
②受験資格はなく誰でも受験することができます。
③資格では平易な部類に入り、合格率は49%となっています。
それでは詳しく見ていきましょう。
目次
ITパスポートとは?
ITパスポートはどんな仕事ができるの?
ITというと少し難しいイメージがあるかもしれません。
今あなたがご覧になっているこのサイトもITの技術が必要となり、また、パソコン、スマホ、ツイッター、フェイスブックなど今やITから離れる事が難しい世の中になっているといえます。
コンピューターや通信技術、主にインターネットの普及により経済・産業構造が大きく変わることになりました。
ITは情報技術とも言われ、コンピューターやデータ通信技術を指し、ITパスポートはITを利用していくために必要不可欠な事を学んでいきます。
ITパスポートで学ぶ事
ITパスポートはネットワークの勉強だけではなく
・コンピューターの技術
・マネジメントの運用管理
・ビジネス関連の会計や法律
上記のように様々な分野の知識を習得していきます。
ITパスポート取得者はITに関する基礎的な知識を証明することができる国家資格となります。
ITパスポートのメリットや将来性
ITは生活の一部として利用されており、中でも特に重要なのはセキュリティに関してです。
ある程度組織が大きいとセキュリティ対策も万全な企業が多いものの、大企業であっても個人情報が流出したりといった問題も時折目にします。
また、中小企業の場合は整備が行き届いていない所も少なくありません。
どのような業種においてもITのスキルは必要とされるため就職や転職においてITパスポートは高く評価され優遇されることが多いでしょう。
これは社会人だけではなく学生の場合も同様です。
高校生の場合は大学入学試験において優遇され、大学生の場合は単位取得があったり授業でITパスポートが活用されることもあり勉強しやすく単位もとりやすくなります。
この業界に挑戦する場合、難易度・学習する範囲の面からITパスポートの勉強は効率がいいといえ、自分の活躍できる幅を広げる事にもつながるので勉強をしておいて損のない資格となります。
ITパスポートをとるには?
受験資格:誰でも受験することができます。
受検情報
出題形式
四肢択一式
出題分野
・経営・・ストラテジ 35問程度
・IT管理・・マネジメント 20問程度
・IT技術・・テクノロジ 45問程度
合格基準
100問1,000点で600点以上で合格
メモ
3つの分野で問題数は35問程度、20問程度、45問程度となっていますが、配点はそれぞれ300点以上となっているので問題数が多いIT技術に力を入れればいい問うわけではありません。
バランスよく勉強する事が重要です。
試験
コンピューターを利用し土日、夜間にも試験は実施されます。
また、試験の申込は試験前日の正午まで可能なので受験しやすい試験といえます。
公式サイトはこちら
⇒「ITパスポート試験」
ITパスポート試験は2016年3月から問題構成が変更となりました。
変更前:小問84問、中問16問で165分
↓
変更後:小問100問で120分
難易度が高い中問がなくなったことで以前よりも受けやすい試験となりました。
ITパスポートの合格率
ITパスポートの受験者数と合格率の推移
年 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2013年 | 74,391 | 67,326 | 32,064 | 47.6% |
2014年 | 78,720 | 71,464 | 34,215 | 47.9% |
2015年 | 80,949 | 73,185 | 34,696 | 47.4% |
2016年 | 86,305 | 77,765 | 37,570 | 48.3% |
2017年 | 94,298 | 84.235 | 42,432 | 50.4% |
通関士は年8万人が受験をし4万人が合格(合格率49%)
ITパスポート 平均年齢の推移
年 | 申込者 | 受験者 | 合格者 |
2013年 | 27.1 | 27.0 | 29.3 |
2014年 | 26.9 | 26.7 | 28.7 |
2015年 | 26.6 | 26.4 | 28.4 |
2016年 | 26.2 | 26.1 | 28.1 |
2017年 | 26.3 | 26.2 | 28.1 |
平均年齢はそれほど変化はありませんが、若い年代の受験者が増えた事により平均年齢は多少下がっていることが分かります。
2017年 年代別合格率
年 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
10歳以下 | 8 | 6 | 2 | 33.3% |
11~19歳 | 23.321 | 22,054 | 6,818 | 30.9% |
20代 | 45,960 | 40,080 | 21,386 | 53.4% |
30代 | 13,898 | 12,164 | 7,775 | 63.9% |
40代 | 8,160 | 7,288 | 4,697 | 64.4% |
50代 | 2,737 | 2,448 | 1,599 | 65.3% |
60代 | 198 | 180 | 145 | 80.6% |
70代以上 | 16 | 15 | 10 | 66.7% |
受験者の半数は20代となっていますが、合格率は年代が高いほどよくなる傾向にあることが分かります。
2017年 業種別合格率
システム系
項目 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
システム化企画 | 1,665 | 1,477 | 1,090 | 73.6% |
プロジェクト管理 | 903 | 796 | 579 | 72.7% |
システム設計 | 1,196 | 1,072 | 668 | 62.3% |
プログラム開発 | 2,564 | 2,294 | 1,518 | 66.2% |
ネットワーク | 1,260 | 1,135 | 616 | 54.3% |
データベース | 243 | 213 | 107 | 50.2% |
エンベデットシステム | 54 | 46 | 33 | 71.7% |
情報セキュリティ | 1,297 | 1,136 | 569 | 50.1% |
システム管理運用 | 4,116 | 3,651 | 2,202 | 60.3% |
システム監査 | 174 | 160 | 85 | 53.1% |
その他
項目 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
研究開発 | 904 | 807 | 637 | 78.9% |
調査企画 | 1,373 | 1,210 | 963 | 79.6% |
総務人事 | 2,738 | 2,350 | 1,592 | 67.7% |
営業:IT関連 | 6,926 | 6,038 | 3,075 | 50.9% |
営業:非IT関連 | 3,585 | 2,953 | 1,728 | 58.5% |
製造 | 1,143 | 994 | 551 | 55.4% |
教育研修 | 1,774 | 1,586 | 969 | 61.1% |
その他 | 21,346 | 18,680 | 11,134 | 59.6% |
2017年 学歴別合格率
大学院~短大
学歴 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
大学院:情報系 | 490 | 440 | 356 | 80.9% |
大学院:情報系外 | 2,319 | 2,007 | 1,711 | 85.3% |
大学:理工系情報系 | 2,830 | 2,564 | 1,657 | 64.6% |
大学:文系情報系 | 3,519 | 3,084 | 1,702 | 55.2% |
大学:理工情報系外 | 3,590 | 3,170 | 2,305 | 72.7% |
大学:文系情報系外 | 15,953 | 13,915 | 9,505 | 68.3% |
短大:情報系 | 310 | 273 | 143 | 52.4% |
短大:情報系外 | 1,530 | 1,336 | 602 | 45.1% |
高専~他
項目 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
高専:情報系 | 247 | 218 | 123 | 56.4% |
高専:情報系外 | 365 | 330 | 213 | 64.5% |
専門学校:情報系 | 1,885 | 1,648 | 777 | 47.1% |
専門学校:情報系外 | 2,368 | 2,079 | 945 | 45.5% |
高校:情報系 | 458 | 408 | 186 | 45.6% |
高校:商業系 | 935 | 840 | 327 | 38.9% |
高校:工業系 | 1,837 | 1,639 | 651 | 39.7% |
高校:普通他 | 4,223 | 3,676 | 1,751 | 47.6% |
小中学校 | 180 | 153 | 67 | 43.8% |
その他 | 10,222 | 8,818 | 5,095 | 57.8% |
ITパスポート合格率 まとめ
以上、ITパスポートとは何か?合格率の推移を紹介しましたがいかがだったでしょうか?
今まさにIT時代ともいうべき変革期にありますが、ITの基礎をバランスよく学ぶ事ができるITパスポートの資格は今後ますます重要となってくるでしょう。
平均年齢は10代、20代が多く受験者数は75%を占めるほどになっていますが、30代以上であっても年間22,000人もの方が受験をしている資格でもあります。
IT関連に進みたい方はもちろんのこと他の業種であってもITの知識は役に立つ事が多いので勉強をしてみてはいががでしょうか?
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
資料請求
資料を請求して考えたい方はこちら
・本気で学びたい方はこちら⇒大原へ無料請求
・安定感のある専門学校はこちら⇒LECへ無料請求
・ITやweb系、pc系に強い!⇒ヒューマンアカデミーへ無料請求
※資料請求はもちろん無料
早い方ですと1分くらい、普通の方ですと2分くらいで終わります。
.IT系人気職業はこちら
⇒【システムエンジニア】SEの平均年収を徹底検証
・IT系職業の1つプログラマーの年収はこちら
⇒【プログラマー】平均年収を徹底検証
・オフィス系のパソコンスキルが気になる方はこちら
⇒【MOSとは?】試験内容と就職
・ビジネス英語を学びたい方はこちら
⇒【TOEICとは?】TOEIC資格試験の概要と”6つ”のメリット