法律関係

【ビジネス実務法務検定】1級、2級合格率の推移

更新日:

①ビジネス実務法務検定って何?どういった資格なの?

②級ってあるの?あるのならそれぞれの合格率を教えて。

このような疑問をお持ちの方にお答えします。

 

①ビジネス実務法務検定は、企業内における法律知識を習得する資格試験です。

②各級の合格率は、3級72%、2級34%、1級11%となっています。

 

 

それでは以下詳しく見ていきましょう。

ビジネス実務法務検定とは?

ビジネス実務法務検定を勉強すると何ができるの?

企業内にある法律を幅広く効率的に学ぶ事ができるのがビジネス実務法務検定です。

会社は様々な業界・業種と取引をする機会がありその際、契約方法、契約書の書き方、対応などあります。

法律は分からないけど前任者がやっていたからそのまま取引を続けていると後でトラブルが発生することも起こりえます。

 

このようなリスクを回避するためにもビジネス全般における法律の基礎知識があると問題を未然に防ぐ事も可能となります。また、取引先も安心して取引をする事ができるため信頼も得やすくなるでしょう。

 

大きな企業であっても法務部が弱かったり、中小に至っては困ったときに弁護士や司法書士に相談をする事になるでしょう。トラブルが発生してからの対応では信頼を失いかねませんし、甚大な損害を被る事あるかもしれません。

ビジネス実務法務検定を勉強する事でこのような不安を取り除く事ができるのであればこれを勉強しない手はないでしょう。

実際、企業によってはビジネス実務法務検定を推奨したり、定期的に法律の勉強会を開いている所もあります。

 

各級の基準と対象者

3級
・基準

ビジネスパーソンとしての業務上理解しておくべき基礎的法律知識を有し、問題点の発見ができる。(ビジネスパーソンとして最低限知っているべき法律実務基礎知識を想定)

・対象者

社会人全般および学生

 

2級
・基準

企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家への相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有している。(知識レベルとしてのアッパーレベルを想定)

・対象者

社会人全般および学生
(特に管理職(候補)の方におすすめします)

 

1級
・基準

業務上必要な法律実務知識をビジネス全般にわたって持っており、その知識に基づいて多面的な観点から高度な判断・対応ができる。(実務的対応能力としてのアッパーレベルを想定)

・対象者

法務部門に携わる方

ビジネス実務法務検定公式サイト「各級の基準」より抜粋

 

ビジネス実務法務検定の難易度

難易度は3級、2級、1級と3段階あるため自分にあった級を受ける事ができ、徐々にステップアップする事もできるので勉強もしやすいといえるでしょう。

 

1級は合格率が低くなりますが、それは1級にのみ記述が要求されるからです。

択一と記述では勉強の仕方を間違えてしまうと思うように書けない事やいざ書こうとすると全く書けないといった方も多いようです。

 

 

ビジネス実務法務検定のメリット

取得者は社内において評価が高まり昇進や昇給もあります。

これは単に資格をもっているからではなく、資格取得によって会社のリスク管理、社員の教育など会社に大きく貢献する事ができるからです。

 

そのためビジネス実務法務検定取得者は就職や転職において有利に進めることができます。

また、会社だけではなくビジネス実務法務検定を学ぶ事であなた自身も「物事の考え方」に応用力が伴い高いレベルで仕事をする事が可能となります。

 

 

ビジネス実務法務検定を取るには?

受験資格

3級、2級については誰でも受験することができます。

1級については2級に合格している必要があります。

 

受検情報

ビジネス実務法務検定「3級」

出題形式:マークシート方式

時間:2時間

合格基準:70点以上

※3級に合格すると「ビジネス法務リーダー」の称号が与えられます。

 

ビジネス実務法務検定「2級」

出題形式:マークシート方式

時間:2時間

合格基準:70点以上

※3級に合格すると「ビジネス法務エキスパート」の称号が与えられます。

 

ビジネス実務法務検定「1級」

出題形式:共通問題、選択問題の2問で論述問題

時間:共通問題2時間、選択問題2時間

合格基準:共通問題、選択問題ともに50%以上かつ合計140点以上

※1級に合格すると「ビジネス法務エグゼクティブ」の称号が与えられます。

ビジネス実務法務検定のサイトはこちら
ビジネス実務法務検定試験情報

 

 

ビジネス実務法務検定の合格率

ビジネス実務法務検定3級

受験者数 合格者数 合格率
2014年 7月 35 8,318 5,620 67.6%
12月 36 10,699 7,283 68.0%
2015年 7月 37 9,354 6,944 74.2%
12月 38 11,437 8,482 74.2%
2016年 7月 39 9,251 6,806 73.6%
12月 40 11,523 7,303 63.4%
2017年 7月 41 9,303 5,519 59.3%
12月 42 11,861 9,088 76.6%
2018年 7月 43 9,025 7,525 83.4%

ビジネス実務検定3級は年20,500人が受験をし15,000人が合格(合格率72%

 

ビジネス実務法務検定2級

受験者数 合格者数 合格率
2014年 7月 35 6,498 2,824 43.5%
12月 36 7,887 2,507 31.8%
2015年 7月 37 6,504 1,357 20.9%
12月 38 8,788 2,160 24.6%
2016年 7月 39 6,813 2,811 41.3%
12月 40 8,987 2,245 25.0%
2017年 7月 41 6,642 1,106 16.7%
12月 42 8,862 5,019 56.6%
2018年 7月 43 5,712 2,022 35.4%

ビジネス実務法務検定2級は年15,000人が受験をし5,100人が合格(合格率34%

 

ビジネス実務法務検定1

受験者数 合格者数 合格率
2014年 12月 36 635 64 10.1%
2015年 12月 38 569 66 11.6%
2016年 12月 40 583 67 11.5%
2017年 12月 42 486 53 10.9%

ビジネス実務法務検定1級は年550人が受験をし60人が合格(合格率11%

 

1級の合格者数は60人程度で合格率も11%とほぼ変わらないのに対して、3級は70%を中心に多少ばらつきがあり、2級に至っては合格率は回によって随分と違う事が分かります。

7月よりも12月の方が合格者が多くなっており受験をするのなら12月の方が多少有利かもしれません。

あくまで推定になりますが、合格者を年間で調整している関係で7月の合格者数が多い場合は12月は難易度が多少上がる傾向にあるように見えます。

 

 

ビジネス実務法務検定 まとめ

以上、ビジネス実務法務検定とは何か?また合格率の推移を紹介しましたがいかがだったでしょうか?

法務部などに就職したい方は資格を取得する事で有利に進めることができます。

また、会社が法律に弱い場合やリスク回避をしておきたい方におすすめです。対策をすれば必ず合格できるので興味のある方は挑戦してみてはいかがですか?

 

専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。

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