①行政書士って最近よく聞くけどどんな仕事をするの?
②受験者数や合格率は?
回答します。
①書類の作成や提出の代理、相談業務を仕事としています。
②行政書士試験は年42,000人が受験をし、5,400人が合格、合格率は13%
それでは以下詳しく見ていきましょう。
目次
行政書士とは?
行政書士はどんな仕事をするの?
一言で言えば行政書士は「許認可申請のスペシャリスト」です。
以前は代書人と言われていて書類作成をするというイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、現在は権利義務が発生してトラブルが発生しないようにスムーズに行うのが行政書士です。
例えば何かの建物を建てる場合や営業の許可が必要な場合、さらには相続などの遺産分割や資格証明など様々あります。
法務的な観点から行政書士が相談に応じてアドバイスをしたり、インターネットによる手続き業務も増えており外国の出入国など参入が少ない分野などがあったりと仕事の幅はかなり広いです。
トラブルの発生防止
弁護士は事後の紛争を扱うのが主なのに対して、行政書士は紛争が起きないように事前の対応をするのが仕事です。
行政書士のメリットや将来性
仕事の幅が広いため1人の行政書士が扱う分野は限られてしまいます。
そのため行政書士が増えたところで行政書士の仕事はなくなることはありません。
司法書士や社会保険労務士として独立する場合は行政書士を取って開業する方が仕事がしやすいなど、行政書士は取っておいて損はなく、独立開業を視野に入れている人は取っておくべき資格です。
独立だけでなく、幅広い業務ができることから就職・転職においても有利に進めることができます。
行政書士を取るには?
行政書士試験に合格する必要があります。
行政書士試験には受験資格はなく誰でも受験するすることができます。
試験は毎年11月に行われ、申込期日は8月下旬となっています。
試験時間は13:00~16:00の3時間
行政書士の合格率の推移
年 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2013年 | 70,896 | 55,436 | 5,597 | 10.1% |
2014年 | 62,172 | 48,869 | 4,043 | 8.3% |
2015年 | 56,965 | 44,366 | 5,820 | 13.1% |
2016年 | 53,456 | 41,053 | 4,084 | 9.9% |
2017年 | 52,214 | 40,449 | 6,360 | 15.7% |
行政書士試験は年42,000人が受験をし、5,400人が合格、合格率は13%
年代別・性別にる行政書士試験の受験者数と合格率
行政書士試験の受験者数や合格者をもう少し詳しく見てみましょう。
年代別の合格率
(2016年)
年代 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
10代 | 572 | 50 | 8.7% |
20代 | 7,591 | 773 | 10.2% |
30代 | 10,501 | 1,180 | 11.2% |
40代 | 11,134 | 1,134 | 10.2% |
50代 | 7,367 | 637 | 8.6% |
60代以上 | 3,883 | 310 | 8.0% |
(2017年)
年代 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
10代 | 558 | 51 | 9.1% |
20代 | 7,289 | 1,336 | 18.3% |
30代 | 10,015 | 1,901 | 19.0% |
40代 | 10,976 | 1,696 | 15.5% |
50代 | 7,705 | 963 | 12.5% |
60代以上 | 3,906 | 413 | 10.6% |
年代別の合格率を見ると30代が最も高く、次に20代、40代となっています。
通常の試験は若いほど合格率が高い傾向にありますが、行政書士試験においては少し違うようですし、年代が高いからと極端に合格率が低いともいえません。
性別の合格率
(男性)
年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2015年 | 32,768 | 4,429 | 13.5% |
2016年 | 30,232 | 3,172 | 10.5% |
2017年 | 29,608 | 4,958 | 16.7% |
(女性)
年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2015年 | 11,598 | 1,391 | 12.0% |
2016年 | 10,821 | 912 | 8.4% |
2017年 | 10,841 | 1,402 | 12.9% |
性別の合格率を見ると男性の方が高い傾向にありますが、やや高いといった程度で男女ともに合格率の差はないともいえます。
女性の合格者の割合は23%となっており、合格者の4人に1人は女性という事になります。
2017年度
受験者:最年少9歳、最年長93歳
合格者:最年少18歳、最年長75歳
行政書士まとめ
以上、行政書士の仕事と合格率を紹介しましたがいかがだったでしょうか?
合格率はそれほど高くはありませんが、誰でも受験できる事や将来的に使える資格であり、最初に取り組む人が多い人気の資格試験です。
ただし、行政書士試験は法曹の登竜門的な位置にあるため、法学部の方などが受験する機会が多いことなどもありここ最近は難しくなってる試験です。
簡単に思われている方も多いようですが、合格するためには6ヶ月~1年程度しっかり勉強する必要があります。
価値のある資格なので挑戦してみてはいかがでしょうか?
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
行政書士試験に合格したい人におすすめの「専門学校」
1.伊藤塾
司法試験合格者の70%以上は伊藤塾生となっているため、難関の法律学校といえば「伊藤塾」というくらい有名です。
講師のキレのある講義、長年のノウハウに基づいて作られたテキスト、そして合格するために最適なスケジュールと3拍子揃っており非の打ち所のない講座となっています。
合格したい人はここに行かないでどこに行くのかというくらいおすすめです。
伊藤塾はこちら
⇒伊藤塾の行政書士講座
2.大原
合格に必要な情報量を24時間でインプットができる大原の「行政書士24」
1科目ではなく行政書士の全科目のインプットが24時間なのは驚き!
ツイッターでは「行政書士24」なる言葉が頻繁に飛び交っており、大原生の多さが目立ちます。
受講料金も知名度のある大原とは思えない安さとなっています。
・次の記事は行政書士に独学合格するおすすめのテキストを紹介
⇒【行政書士】独学におすすめのテキスト
資料請求
資料を請求して考えたい方はこちら
・インプット・アウトプットのバランスがいい
⇒大原へ無料請求
・法律系に強く安さを重視したい方はこちら
⇒資格スクエアへ無料請求
※資料請求はもちろん無料
早い方ですと1分くらい、普通の方ですと2分くらいで終わります。
行政書士と関連性の高い資格
・社労士の記事はこちら
⇒【社会保険労務士】仕事、受験資格、合格率はどうなってるの?
・司法書士の記事はこちら
⇒【司法書士とは?】仕事内容と合格率の推移
ここにあげた資格は行政書士と相性がいいので取っておきたい資格です。