①司法試験の合格率はどのくらい?やっぱり相当低いの?
②予備試験の合格率はどのくらい?
結論から記載します。
①司法試験の合格率は26%程度となっています。
②予備試験の合格率は4%程度です。
司法試験の合格率
司法試験の受験資格が与えられるのは
①法科大学院に行くルート
②予備試験に行くルート
この2つがありました。
法科大学院に行かなくても予備試験に合格すると受験資格が与えられるのですが、予備試験は難関だということも説明をしました。
そこで、司法試験の合格率の前に予備試験の合格率を見てみましょう。
予備試験には短答試験、論文試験、口述試験という3つの試験がありますのでそれぞれあります。
司法試験・・予備試験の合格率
予備試験:短答試験の合格率
年 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2014年 | 12,622 | 10,347 | 2,018 | 19.5% |
2015年 | 12,543 | 10,334 | 2,294 | 22.2% |
2016年 | 12,767 | 10,442 | 2,426 | 23.2% |
2017年 | 13,178 | 10,743 | 2,299 | 21.4% |
予備試験の短答試験は毎年1万人くらい受験をし合格者は2,200人、合格率は22%
難関と言われている予備試験であっても受験する人は多い印象がありますがいかがでしょうか?
次は予備試験の論文試験を見てみましょう。
予備試験:論文試験の合格率
年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2014年 | 1,913 | 392 | 20.5% |
2015年 | 2,209 | 428 | 19.4% |
2016年 | 2,327 | 429 | 18.4% |
2017年 | 2,200 | 469 | 21.3% |
予備試験の短答試験合格者が受験できる予備試験の論文試験ですが、受験者数は減っており合格率は20%程度で合格者も400人程度となっています。
予備試験:口述試験の合格率
年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2014年 | 391 | 356 | 91.0% |
2015年 | 428 | 394 | 92.1% |
2016年 | 429 | 405 | 94.4% |
2017年 | 469 | 444 | 94.7% |
予備試験の短答試験、論文試験の2つの試験を突破し最後の試験が口述試験となります。
口述試験は他の資格も似たようなもので合格率は90%以上になります。
予備試験の合格率まとめ
年 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2014年 | 12,622 | 10,347 | 356 | 3.4% |
2015年 | 12.543 | 10,334 | 394 | 3.8% |
2016年 | 12,767 | 10,442 | 405 | 3.9% |
2017年 | 13,178 | 10,743 | 444 | 4.1% |
上記は短答試験の申込者から口述試験である最終試験合格者からなっています。
合格率は4%弱となっており、通常合格率で試験の難易度を判断してはいけませんが予備試験においては実力者が受けている試験でもあります。
これは後で紹介する司法試験の合格率を見ると一目瞭然なのですが、予備試験から司法試験を受けた者と、法科大学院から司法試験を受けた者では予備試験からの方が圧倒的に合格率が高くなっています。
予備試験が試験で最も難易度が高い試験であるといってもいいでしょう。
メモ
司法試験を受けようという人がすでに普通のレベルではないですが、その人たちであっても多くの人は法科大学院ルートを選びます。
しかし、そのルートを選ばずに予備試験を受けるのは猛者中の猛者といっていいでしょう。
法科大学院を卒業または予備試験を合格し司法試験となります。
さて、それでは次はいよいよ司法試験の合格率を見てみましょう。
司法試験の合格率
司法試験:短答試験の合格率
年 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2016年 | 7,730 | 6,899 | 4,621 | 67.0% |
2017年 | 6,716 | 5,967 | 3,937 | 66.0% |
2018年 | 5,811 | 5,238 | 3,669 | 70.0% |
この短答試験は予備試験ではなく司法試験の短答試験となります。
合格率は70%近くあり意外と高い事が分かります。
司法試験の合格率
年 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2016年 | 7,730 | 6,899 | 1,583 | 22.9% |
2017年 | 6,716 | 5,967 | 1,543 | 25.9% |
2018年 | 5,811 | 5,238 | 1,525 | 29.1% |
この合格率は短答試験・論文試験をまとめたものになります。
司法試験は毎年6,000人が受験し1,550人が合格(合格率26%)
司法試験を受験するためには2つのルート(法科大学院、予備試験)がありました。
そこで、次はルート別の司法試験合格率を見てみましょう。
ルート別 司法試験合格率
法科大学院を卒業したものの司法試験合格率
年 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2017年 | 6,308 | 5,567 | 1,253 | 22.5% |
2018年 | 5,369 | 4,805 | 1,189 | 24.7% |
法科大学院からの司法試験受験者は5,000人で合格者は1,200人(合格率24%)
予備試験合格者による司法試験合格率
年 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2017年 | 408 | 400 | 290 | 72.5% |
2018年 | 442 | 433 | 336 | 77.6% |
こちらは予備試験ルートの司法試験合格率となります。
受験者は法科大学院と比べると10%にも満たないですが、予備試験ルートの合格率は75%程度もあり相当高い事が分かります。
メモ
前述のとおりに予備試験の難易度が高すぎるため予備試験を突破できないものの中にも司法試験に合格できる力を持った人はかなり多いのではないかと思われます。
司法試験まとめ
以上、司法試験・予備試験の合格率等を紹介しましたがいかがだったでしょうか?
最近は法科大学院の入学者が減ってはいますが、その代わりに少しではありますが予備試験を受験する人や女性の割合も増えつつあります。
司法試験を受けるためには法科大学院ルート、予備試験ルートという2つの選択肢がありました。
予備試験合格者による司法試験合格率は法科大学院ルートと比べると相当高い事が分かりました。
しかし、予備試験は合格率が低く合格する事は困難な道でもあります。
2~3年の期間はかかるが確実に卒業して司法試験の受験資格をえるのか?それとも困難な道のりである予備試験を選ぶのか?
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