税理士

【簿記論】おすすめの問題集と過去問2020年対策

更新日:

①簿記論に独学合格を目指していてテキスト等は終わったので次は実践演習をしたいんだけど、市販でいい問題集はありますか?

②過去問を探しているけどおすすめのものってある?

回答します。

①②問題集、過去問等のアウトプットはTACの「税理士シリーズ」が最も有名でおすすめです。また、教材としても非常に優れていてamazonや書店で普通に購入する事ができます。

 

メモ

前回、簿記論に独学で合格できるおすすめのテキストとして、
簿記1級レベル、2級レベル、3級レベル、簿記初学者といったレベルに応じて紹介しました。

ご覧になってない方や気になる方はこちらを参考にしてください。
⇒「【簿記論】独学におすすめのテキスト

 

簿記論に独学合格できる「問題集」と「過去問」

 

簿記論 STEP別の説明

 

STEP1:テキスト、付随する問題集でインプット

STEP2:解き方シリーズ「個別問題の解き方」「総合問題の解き方」

STEP3:実践演習

このページはSTEP3の実践演習になります。

 

特に大事なのがSTEP2の解き方シリーズですので、まだご覧になってない方は下記を参考にしてください。

解き方シリーズ

 

実践演習で力を伸ばすためにはSTEP2が必要不可欠です。

問題文から目の付け方や問題を解くにあたっての考え方・解き方を学べ、さらに下書きの書き方やチェックの方法も記載してあり解説はとても丁寧です。

解き方シリーズについても下記を参考にしてください。
⇒「【簿記論】独学におすすめのテキスト

この教材は簿記論受験経験者であっても有用な教材で、点数があと1歩伸ばせない人などにも効果的です。

 

さて、STEP1、STEP2が終わった人はいよいよ実践演習にはいります。

 

STEP3 実践演習

おすすめの「問題集」

税理士 1 簿記論 個別計算問題集

税理士受験生独学の強い味方の「税理士シリーズ」です。

個別問題は全部で200問程度。

総合問題が解けるようになるためには個別問題が解けることが必要になりますので、ここで個別問題がきちんと解けるようにしておきます。

その際、問題ごとに設定された目標時間内に解けるようになるまで繰り返し解きます。

ただ、繰り返し解く事で解法を覚えてしまうので、目標時間が10分なら7~8分で解けるようにします。

問題集の使い方でも目標時間の70%~80%程度で解けるようになるのが理想と書かれてあります。

解説を見ても分からない場合は基礎ができていない事がほとんどですので、インプットのテキスト等をに戻って再度確認をしておきましょう。

ただし、難しい問題の場合は飛ばしてしまいましょう。

 

この問題集のいい所

・目標時間が設定されていることで、税理士試験簿記論の最も大事な「時間」を意識するようになることです。

要度」があるだけでなく、「難易度」も記載されています。

重要度と難易度といった2つの指標が欲しい受験生は多いですが、この問題集は2つの指標があるので勉強がとてもしやすいです。

特に簿記論ではこの2つの指標は大事です。

 

重要度Aだから何度やっても解けないといった場合もありますが、実は難しい問題だったという事もあります。勉強効率の観点からも2つの指標を利用して勉強するのがおすすめです。

特に1回転目は難しい問題に振り回されることのないようにしなければなりません。

 

税理士試験で最も重要な事

みんなが解ける『基本的な問題』を正確に速く解けるようにする必要があります。

さらっと言いましたが超重要な事です。

 

日商簿記1級はテキスト・問題集を学び、本試験で考えて解く必要があります。
つまり、解けるか解けないかといった点が勝負になります。

一方簿記論数ある問題から確実に解ける問題を瞬時に見極めて、かつ速く解いて得点を時間いっぱい積み重ねていく試験です。

 

ここが分かっていないと簿記論に何年も合格できないといったことになってしまいます。

しかし、逆にいえばここを訓練することで半年~1年(運が悪いと2年)で合格する事ができます。

 

そのためこの問題集では重要かつ難易度が低い問題は確実に解けるようにしておかなければなりません。

※過去問に入って何が解けて何が解けないのかを知るためにも、またどういった問題が解けなければならないのかを知るためにも早く過去問に入る必要があります。

過去問を解いて自分の弱点を見つけ出す

個別問題集で苦手なところ(みんなが得点するような重要な問題)を解けるように徹底的に繰り返す

上記のようにすると効率的に学習する事ができますので、この問題集は全部の問題を確実に解けるようになるまで繰り返すのではなく、

・重要度が高い

・難易度が低い

このような問題を解けるようにしておけばいいでしょう。

 

 税理士 2 簿記論 総合計算問題集 基礎編

問題数は18問で1問あたり30分(数問30分以上のものもあります)

 

税理士 3 簿記論 総合計算問題集 応用編

問題数は15問で1問大体60分

個別→基礎編→応用編によってかなり力もつきますが、時間が足りないような方はこの問題集は飛ばして過去問に入るのもいいでしょう。

 

税理士試験簿記論に合格する共通のことは、総合問題を定期的解く事です。
理想は毎日1問。

 

おすすめの「過去問」と「予想問題集」

おすすめの「過去問」

税理士 4 簿記論 過去問題集

5年分収録されています。

過去問集は実はあまり出回っておらず、独学で勉強する場合はこの過去問を使う人が多いです。

 

日商簿記の過去問の解説は詳しくポイントがあったりと参考になる箇所が多い良書でした。

しかし、この税理士簿記論の過去問はポイントのような箇所もわずかにあるだけで、問題、解説が淡々とのっているだけです。

 

ただし、この過去問は徹底的に使い込む事になります。

簿記論の教材で最も大事な1冊は何かといったらこの過去問集になります。

 

過去問の使い方

人それぞれ違いますが、簿記1級レベルの方解き方シリーズ」をやったらすぐに過去問にはいっても問題はありません。

過去問は1回解いたら終わりではなく繰り返し解く必要があります。
また、過去問を解いても最初はほとんど点数が取れない人が多いでしょうが、全く気にする必要はありません。

過去問で解けない論点が浮き彫りになるので個別で抑えていきますが、重要度の低い問題は飛ばす勇気も必要です。

ただし、過去問にはここは何問取ろうということが記載されているのでそれを参考にし、その際重

重要度の高い問題、難易度の低い問題は完璧に解ける必要があり、どのようにしたら速く解く事ができるのかを考えながら下書きや集計をする練習もしていきます。

 

税理士試験 簿記論直前予想問題集(会計人コース)

名前は普通の予想問題集ですが、実はこれ超すごい問題集なのです。
なにがすごいのかというと、予備校5校が予想する問題が収録されているのです。

5校:TAC、大原、東京CPA、LEC、大栄

※4月頃発売されるかと思いますので必ず購入しましょう。(知っている独学合格者の多くの人は購入しています。)
時間がある人は4月発売を待たず、現在発売されているものを購入するのもいいでしょう。

 

他の予想問題集

・税理士 2019年8月 第69回試験予想ラストスパート模試簿記論

独学の場合は情報も少ない事から情報を得るためにも購入しておきたい1冊です。

 

・簿記論 本試験型 計算模試

どちらか購入するか迷っている場合は、ポイントなどがたくさんありまた解説が詳しいネットスクールのラスパがおすすめです。

 

 

簿記論「問題集」、「過去問」まとめ

以上、簿記論に独学で合格できる問題集と過去問を紹介しましたがいかがだったでしょうか?

簿記論は繰り返し解く事が重要ですが市販の教材をやみくもに使うのではなく、取捨選択も含めてどうしたら速く正確に解く事ができるのかを考える必要があります。

しかし、そこを抑えて勉強を進めることができると合格レベルまで引き上げる事ができます。

 

税理士試験を受験する多くの人が最初に選択する科目が簿記論で、次は財務諸表論となります。

最初の科目でつまづかないためにも気合を入れて試験に臨みましょう。

市販の教材であっても、正しいインプットとアウトプットを繰り返すことで合格レベルに到達する事は可能です。

 

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専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。

おすすめの講座

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