①40代から税理士の勉強をはじめて大丈夫なのか?
②45歳で税理士試験に合格した場合、就職や転職ってどうなの?
このような疑問をお持ちの方にお答えします。
①税理士試験は他の資格試験と違って40代であっても挑戦される方は多いため、40代だからと遅いわけではありません。
②40代に勉強をはじめて40代で税理士試験に合格される方も少なくありません。
ただ、5科目すべてに合格してから就職先を探すのではなく、3~4科目合格した段階で就職をしておくことで、税理士登録に必要な実務経験2年を取得することができます。
そうすると、税理士5科目合格と実務経験2年を得ることができ、税理士としていつでも独立開業をすることもできます。
税理士と40代
40代の税理士の方の就職・転職となると、一般的には30歳前後で勉強をはじめて40代で税理士資格を取得することになりますがここでは・・
「40代から税理士の勉強をはじめて本当に大丈夫なのか?」
「将来はどうなのか?せっかく勉強をして合格したのに就職・転職もできないと人生の取り返しのつかないことになってしまう」
上記のように多くの方が疑問・不安に思っていることについてご紹介いたします。
税理士試験 40代からの挑戦と合格
合格できるのか?
税理士の資格を得るためには5科目に合格をしなければなりません。
合格体験記等や予備校のパンフレットを見ると数年で合格をしていたりと思ったより短期で合格をしている方がいらっしゃいます。
ただ、このような方は異例とも言える合格であり、実際5科目すべてに合格するためには相当の期間が必要であることを認識しておかなければなりません。
では、どのくらいの勉強期間が必要なのか?
勉強に専念できる人→早くて3、割とうまくいって5年
仕事をしている人→早くて5年、割とうまくいって7年
おおよそこのくらいの期間がかかることは想定しておくといいでしょう。
就職が気になるかと思いますが、それについてはのちほど詳しくご紹介をしますので安心してください。
税理士を受験したいが・・資格はありますか?
税理士試験を受けるためには「受験資格」が必要となり、たとえば高卒の方は税理士試験の受験資格がありません。
ただし、日商簿記1級や全経上級試験に合格すると受験資格を得ることができます。
これ以外にも受験資格となるものがありますので気になる方は下記ページをご覧ください。
税理士の受験資格が気になる方はこちら
⇒【税理士になるには?】仕事内容と受験資格
税理士試験の受験資格がない場合、日商簿記1級を受験する方が多いですが、全経上級を勉強すると日商簿記1級よりも短期間でかつかなり高い合格率で合格をすることが可能となります。
全経上級は対策を行っている予備校も多くありませんが、逆にいえば対策をしっかり行うことでより有利に受験をすることができます。
当サイトは全経上級についても合格に必要なものを扱っています。
全経上級ついてはこちら
⇒【全経上級の難易度と合格率は?】日商簿記1級よりおすすめ
税理士と40代と就職
仮にあなたが40歳だとして勉強をはじめると、合格する年は45歳~47歳ということになります。
また、40代で勉強をはじめて就職や転職を考えると、就職・転職をする時期は遅くても3~4科目合格をしてからが望ましいでしょう。
そうすると、43歳~45歳で就職活動をすることになります。
もしできるなら、税理士の勉強を開始する今から就職活動をしておくと科目合格がなくても採用されることがあります。
正社員で採用されなくても大丈夫
正社員にこだわらずアルバイトや派遣社員としてでも採用されて実務経験を積むことができます。
これはすごく大事なことです。
派遣のメリット
特に派遣社員の場合は採用される可能性が非常に高いので就職できなくて困った場合は利用してみるとことをおすすめします。
派遣会社と面接をして採用されると、あなたの能力と希望に合わせて派遣先で働くことになります。
また、経理経験がなくても事務・経理を希望をすることで派遣先でそのような職種の仕事をしている方も多くいらっしゃいます。
つまり、厳しい人員選考がないので40代であっても就職・転職が可能になる場合が非常に多いです。
経理経験などがあれば会計事務所等での採用率も高くなるので、派遣会社の利用も頭の片隅においておくといいでしょう。
派遣のデメリット
正社員と違って収入は下がってしまうことがほとんどですのでその辺はしっかりと考えておきましょう。
最初の数年は正社員と派遣では給料にあまり差がないことが多いですが、派遣は昇給・賞与がない場合がほとんどなので長く勤めることで給料に差がついていくことになります。
これをご覧の方は税理士の勉強をしながら将来的には会計事務所等へ転職をすることを考えると多少のことは目をつぶっておかなければなりません。
ただし、そのようなデメリットの何倍も大きなメリットがあることを改めて認識をしておきましょう。
デメリット以上の大きなメリット
通常では経験できなかった事務・経理経験を積めるのは給料以上の大きなメリットとなります。
数年の給料よりも長い目で見ると会計事務所で働くこと、そして独立経営をすることができる将来を考えるとどれを選択すればいいのかは歴然です。
※これは正社員として会計事務所に就職・転職できなかった方、経理経験を積むためは一般企業等へ就職をしておく「最後の手段」として派遣会社を利用する方法を紹介したものとなります。
ここでお伝えしたいのは1つ。
40代であっても経理経験を積んだり、会計事務所に就職・転職できる道があるということです。
これを御覧の方は現在仕事をしている方が多いでしょう。
税理士試験に合格するために、税理士資格を得るために・・
「会社を退職・転職をするタイミング」を下記にて紹介をしますので参考にしてみてください。
会社を退職・転職をするタイミング
①退職して勉強に専念をするタイプ
今から会社を退職、または既に辞めている方は勉強に専念をすることができます。
そうすると45歳からはじめたとしても3~5年で合格することが可能であり、50代前でも合格することができます。
また、4科目合格してから会計事務所に就職をするともう少し早く就職をすることもできますね。
ただし、これは相当うまくいった場合なのでその期間は死ぬ気で勉強をしなければならないことは覚悟をしておきましょう。
②3~4科目合格してから今勤めている会社を退職し会計事務所に転職をするタイプ
最も多いタイプとなり、いかに簿記論・財務諸表論の2科目に合格するかがポイントになります。
そして、3科目目は消費税法に合格をすることで、3科目合格・税法合格という転職しやすい肩書きができます。
法人税法は仕事で最も使う税法科目なので、転職活動では特に重宝される科目合格となりますので、多少年齢が上であっても転職することはできないわけではありません。
ただ、4科目合格よりは3科目合格をしてから転職活動をしておく方が望ましいでしょう。
税理士と40代 まとめ
以上、税理士と40代について紹介しましたがいかがだったでしょうか?
40代となると35歳を超えると就職が難しくなる年齢よりも上となりますが、税理士の場合は多少就職しやすい環境にあります。
ただ、税理士関係であっても年齢が上がるほど就職はしづらくなってきますので、40代で挑戦をするのであれば覚悟を決めて早く合格できるようにがんばってください。
また、その際は5科目合格で就職ではなく3科目や4科目合格をしてから就職活動をすることで税理士登録に必要な実務経験2年を同時に得ることができます。
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