司法書士

【司法書士試験】中卒・高卒でも合格できる?

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①司法書士試験は難関試験だけど、中卒や高卒でも合格することはできるの?

②中卒や高卒で司法書士試験に合格をして就職はどうなの?

このような悩み・疑問をお持ちの方にお答えします。

①中卒や高卒であっても合格をすることができます。
また、司法書士試験には受験資格といったものは不要です。

②司法書士事務所就職は学歴はほとんど関係がなく、また司法書士は合格後すぐに独立開業をすることができるので学歴は一切関係ないことになります。

 

 

司法書士試験に中卒・高卒で挑戦はどうなの?

 

司法書士試験の受験資格は?

司法書士試験は大学を卒業といった要件はないだけではなく、高校卒業・中学卒業の方であっても受験をすることができます。

・司法試験は資格最難関試験である予備試験ルートを除けば法科大学院を卒業してしなければ受験をすることができません。

・社会保険労務士試験や税理士試験は大学等を卒業していることが受験要件となっています。

 

中卒・高卒で司法書士試験に合格できるの?

司法書士試験は難関試験として有名です。

司法試験の勉強をしていた人でさえ、司法書士試験に合格するためには数年を要することが少なくありません。

また、司法書士試験に合格された方は合格までに4~5回といった受験を経て合格される方が多く、司法書士試験は世間の人が思っている以上に難しい試験であることを認識しなければなりません。

 

このように司法書士試験は難しいため高卒の方や中卒の方は次に紹介することをクリアしておく必要があるでしょう。

1.授業についていけるのか?

2.合格ラインに到達するまでの壁を越えることができるのか?

それではそれぞれ見ていきましょう。

 

1.司法書士試験の授業についていくことはできるのか?

中卒や高卒の方といっても置かれた状況は様々ですので、なぜ中卒や高卒なのかといったところが1つ問題となります。

状況例)

・経済的な理由により、高校・大学に進学することができず中卒・高卒にならざるを得なかった。

・難関校ばかりの受験や滑り止めなしの受験で合格できず就職等をした。

このような方は負けたくない気持ちが誰よりも強い方も多く、その気持ちを忘れずに司法書士試験の勉強を続けることができれば合格の可能性もあるでしょう。

・上記のようなものではなく、難しい大学ではなく失敗し中卒・高卒になってしまった方が司法書士試験に合格するためには他の受験生よりも差があることを認識したほうがいいでしょう。

というのも、大学に行っている人はある程度「勉強方法の確立」ができている人が多く、そのため合格できたのに対して、中卒・高卒の方は勉強方法の確立や勉強に慣れていないといった現実があります。

合格されている方の多くは割りといい大学を卒業しているにもかかわらず、合格までに4~5回程度受験をしていることをまずは知っておきましょう。

 

このように中卒・高卒の方はスタート地点で差がありますが、きちんと認識をすることで、他の受験生よりも必死に勉強をすることができるでしょう。

そうすると数ヶ月もしないうちにスタート時の差は埋めることができます。

そのもっとも効果的なものは「講師の指示に従うこと」これに尽きます。

 

もちろんスタート地点で差があるので、まずはその差が広がらないように努力をする必要があります。

ただ、司法書士試験に限らず難関資格の勉強はスタートダッシュが非常に重要で、数ヶ月の取り組みで合格組なのか?不合格組なのか?選別されることになるでしょう。

つまり、スタートダッシュから半年くらいどの程度努力することができるのか?
また、正しい勉強方法を実践できるかがポイントとなります。

そのためにまずは専門学校の授業に必死にくらいついていく、これが最も大事なこととなりますが、他の多くの受験生は司法書士試験に対する本当の難しさを理解していないため”甘さ”があります。

司法書士試験の勉強が始まってしまえば・・

①講師の言うことを信じてひたむきに勉強をする。

②甘さを捨てて他の受験生以上の勉強をする。
→通常の受験生の勉強がこのくらいかな?と思ったらそれにプラスアルファくらいの勉強をする。

③勉強方法(方向性や戦略)を間違えないこと
→方向性を間違えず勉強方法を確立することができると合格に一歩近づいていると思っていいでしょう。

上記のことができると、司法書士試験合格に中卒・高卒はもはや関係なくなります。

 

 

勉強をするのが苦手な場合

中卒・高卒の方の中には勉強癖がついていなくて、テキストを開くのが苦痛、長い間椅子に座って勉強をすることができないといった方もいらっしゃるかもしれません。

勉強というものを習慣づけると自然と勉強をすることができますし、何時間も椅子に座って勉強をする必要はなく人間の集中力は長くはありません。
そのため最初は30分勉強をしたら休憩を取って、再度勉強をする方法もいいでしょう。

ただ、司法書士試験は午前に2時間、午後に3時間の試験がありますので、そのような時間であっても集中力を切らさないようにする必要があります。
そのためその時間であっても勉強をすることができるように、少しずつ努力をする必要がありますが、おそらく気づいたときには長い時間勉強をすることが苦にならなくなっているでしょう。

勉強は始めるのが最も面倒なので、取り組むまでの重い腰をどのようにあげるかが大事かもしれません。

重い腰をあげてしまえば・・気づいたらイヤイヤ勉強をしていたのがいつのまにか集中をしていた・なんていうことは少なくありませんし、もしかするとそのような経験もあるかもしれません。

 

勉強を始める方法

勉強を始めるにはいくつかの方法があり、いくつか例をあげておきますので参考にしてみてください。
また、自分で勉強を始める方法や習慣を見つけるのもいいでしょう。

 

アニメの効果

知人は勉強を始めるのが面倒だからと・・

勉強を始めると同時にアニメを見ながら勉強をするらしいです。
アニメは何度も見ているアニメ(例えばドラえもんの映画など)を利用し、そうすると画面を見なくてもどのようなシーンなのかが分かり、先を知っているのでアニメに集中をしなくてもいい。それを利用することで、アニメの雰囲気を楽しみつつ気づいたら勉強に集中をしていて・・

途中からアニメがうるさいから消して後は勉強に集中。

勉強を始めるのが特に難しい・辛いという方は参考にしてもいいかもしれませんが、人によっては勉強に集中できずずっとアニメを見てしまうということにもなってしまうので使い方次第といったところでしょうか。

 

音楽の効果

アニメだと声があったり画面を見てしまうといったデメリットがありますが、音楽の場合はそのようなことがありません。

音楽を聴きながら勉強をする方は多くいらっしゃいますので、勉強を始めるのが厳しいという方はこちらを利用するといいかもしれません。

音楽には様々あり、歌詞あり・なしといったものがあり歌詞なしがおすすめです。
中には集中力を高める音楽などもあるので探してみるといいかもしれません。

また、司法書士試験の勉強にはあまり向いていませんが、テンションがあがるゲーム系の音楽(ドラクエやFFなど)もおすすめです。

勉強だけだと勉強を始めるのが辛いけど、音楽と一緒だと多少ごまかすことができるでしょう。

 

やる気が出る飲み物?

ある人はレッドブルやモンスターなど元気が出る飲み物を飲みながら勉強をするといった方法もあります。

元気が出るのは気のせいのような気もしますが、実はこの方法を取っている受験生は私の周りではかなり多かったです。

実際レッドブルなどを飲んだこともありますが、不思議とがんばることができた記憶があります。
プシュッと開けるとやる気スイッチがオンになっていたのかもしれません。

ただ、スポーツ飲料系は砂糖がたくさん含んでいるので飲みすぎには注意が必要です。

 

勉強を始める方法はたくさんありますので、あなたに合った方法を見つけて習慣化できる方法を見つけてみてください。

 

 

時間的余裕のある方におすすめの勉強法

中卒や高卒の方で時間的余裕のある方は宅建や行政書士の勉強をしてもいいかもしれません。

行政書士は合格までに1~2年はかかってしまいますが、宅建は6ヶ月程度で合格することができますので、司法書士の勉強を始める前に宅建などの勉強を始めてみるのもいいでしょう。

宅建の勉強をすることで勉強方法の確立ができると司法書士試験の勉強をする際役に立てることができます。

また、宅建や行政書士は司法書士の受験科目とダブっている箇所が多いので、無駄になることはありません。

さらに、司法書士合格後にそれ以外の宅建や行政書士の資格を持っていると・・
ダブル資格ということで独立開業をしたとき様々な業務を取り扱うことが可能となります。

司法書士試験は合格までに何年もかかったり、合格できる人は一握りであることを考えると、行政書士資格を取っておくことで司法書士不合格のリスク回避をすることができるでしょう。

 

ただ、これはあくまで時間に余裕がある方向けであり、絶対に合格するんだ!というやる気のある方、決意が揺らぐことがない方は回り道をせず司法書士の勉強を始めるのがいいかもしれません。

本気で目指す資格とそうでない資格ではモチベーションも違うでしょうし、違う資格で時間を使うのはもったいない場合もありますので、宅建や行政書士の勉強をおすすめするのは司法書士の勉強を始めるまでにまだ数年あるといった時間がある方向けとなります。

 

次は中卒・高卒で司法書士試験に合格した後の就職についてです。
このことが気になる方もいらっしゃるでしょう。

就職はどうなの?

司法書士試験を受けたい、絶対に合格したいという気持ちでしょうか?

しかし、合格しても就職はどうなのか気になるところでしょうが、結論から言えば司法書士は他の資格試験とは違った大きなメリットを持っているので合格後の未来は明るいと思ってもいいでしょう。

 

司法書士合格後には大きく3つの就職先があります。

1.一般企業に就職

法律の専門家であるため一般企業の法務部等に就職をすることになります。

就職の要件には高卒や大卒を課している所もあるため、就職が厳しい所もありますが、司法書士合格といったものを武器にすることで就職活動を有利に進めることができます。

ただ、司法書士合格者であっても年齢やこれまでの職歴にも大きく影響されることもあるでしょう。

 

2.司法書士事務所

あなたの先輩である司法書士の方が事務所を経営をしており、そこに就職をすることになり、司法書士合格者の就職先として最も多いのが2となります。

 

個人がやっているため採用の可否は司法書士の先生次第となり、学歴はほとんど気にする必要はなく、大事なのはあなたの人柄や就職のタイミングも重要となります。

また、職歴がない場合であっても就職をすることができる事務所もあるため、中卒や高卒の方は司法書士事務所の就職先を探すのがおすすめです。

 

おすすめする理由

司法書士資格というのは基本的には独立資格ですので、独立をすることでこの資格のメリットを最大限活かすことができます。

そのため司法書士事務所に勤務をするということは、将来あなたが司法書士事務所を立ち上げ独立をするために必要なことを学ぶことができます。

給料は少ない場合が多いですが、お金をもらいながら実務を勉強することができるというのは非常に貴重な体験をすることができることになります。

 

3.独立開業

司法書士の資格が他の資格よりもメリットがあるというのはこの独立開業がある点です。

他の資格は試験に合格するだけでなく、実務経験を経る事でその資格を取得することができます。そのため、実務要件を満たすために企業に就職をする必要があります。

しかし、司法書士には実務要件といったものがなく、合格後はすぐに独立開業をすることができます。

中卒だから~、高卒だから~一般企業に就職ができなくて・・
といったものは一切関係なく、司法書士試験に合格をすることができれば独立をすればいいのです。

もちろん独立をしたからといってすぐに大きな収入を得るのは難しいですが、あなたの思うような経営を行うことができるのです。

 

 

司法書士 まとめ

以上、中卒の方や高卒の方が司法書士に挑戦する場合について紹介をしましたがいかがだったでしょうか?

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