司法書士

【司法書士30代】30歳や35歳から合格・就職できるのか?

更新日:

①30代だけど司法書士に合格することはできるのか?
また、実際に30代で合格している人は少なくないのか?

②30歳だけど仕事を辞めて勉強に専念するべきなの?

③35歳で家族の世話や家事をしているけど、司法書士という資格を知って勉強をしてみたいと思ったけどどうなの?

このような悩み・疑問をお持ちの方にお答えします。

①30代で合格する人は多く、司法書士の合格平均年齢は37.6歳です。

②仕事を辞めて勉強に専念するということは人生を大きく変えることになり、簡単に「専念してください」とはいい難いものがあります。
しかし、30代でも30代前半であれば、司法書士の勉強を数年して貯蓄がなくなりアルバイト等をしながら勉強をする場合35歳程度なら就職には困らないでしょう。

③家族・家事に限らず主婦の方や仕事をし、お子様の面倒を見ながら司法書士試験に合格された方もいらっしゃいます。

 

 

司法書士と30代

30代で司法書士を目指す場合に皆様が気になることが大きく2つあるのではないでしょうか。

1つは学生時代から時間が経っているので、果たして勉強についていけるのか?合格することはできるのかということ。

そしてもう1つは30代で司法書士に合格してその後の仕事はどうなるのかということ。

それでは上記2つについて見ていきましょう。

 

30代で司法書士試験に合格することはできるのか?

30代で合格するかどうかについては上記で触れましたように学生時代から時間が経過していることで、講義を聴いたり問題集を解いたりといった勉強する習慣が付いていないため最初の勉強は苦労する方も多いかもしれません。

日々の努力は必要になってきますが、一旦勉強を始めてしまえば知らず知らずのうちにテキストを読んで理解をしたり問題集を解いたりといった生活が生活の一部となっていくでしょう。

 

さて、ここで考えておきたいのは・・

30代となれば人によって置かれた状況が様々であるということです。

①仕事をしている方

②家族の世話や家事をしている方

③結婚されている方、またお子様がいらっしゃる方

④上記①~③が複数該当する方

⑤フリーの方

このように30代で司法書士の勉強を始める場合には様々な方がいらっしゃいます。

しかし、皆様に多く共通するのは先述のとおり受験に慣れていないので、まずはそれに慣れることが重要であり、いかにその慣れるまでの期間を短縮することができるかということです。

「司法書士受験生」への切り替えができないと何年も勉強をすることになり、最悪いつまで経っても合格レベルに達しないということにもなってしまいます。

 

”覚悟”が必要

司法書士は資格の中でも難関試験に属し勉強をする量が半端ではないので、思っている数倍は大変な勉強になりますので覚悟が必要となります。

 

覚悟については専門学校のサイトや体験入学等ではあまり触れないかもしれません。

なぜなら覚悟について話をしてしまうと、受講するかどうかを躊躇してしまい人によっては勉強を辞めてしまう方が少なからずいらっしゃいます。
そうすると、講座代金である専門学校の収入が減ってしまうからです。

これは専門学校を非難しているわけではありませんが、専門学校では割と短期間で合格している人を紹介したり、1日の勉強時間は通常の合格者よりかなり短かいことが記載されています。

実際はそれ以上の勉強時間が必要となりますし、3年、4年費やすことでようやく合格レベルが見えてくる方が少なくありません。

そのため本当に覚悟をして司法書士の勉強をするのか?といった事を改めて自身に問いかけてください。

そのような覚悟があって初めて司法書士の勉強を始めるべきであり、そうでないと長い期間無駄な時間を過ごしてしまう事になります。
これは実際に1年目などの勉強が甘く後悔した方や受験を撤退した方を何百人と見てきたから言える事でもあります。

 

30代(30歳、35歳)というものを考える

30代という年代は人生の中でも特に大事になってきますが、3年、5年と時間を使ってしまうとその年数を無駄にしてしまうことにもなります。

30歳で勉強を始めたのであれば33歳、35歳
35歳で勉強を始めたのであれば38歳、40歳

 

司法書士合格の平均年齢は37.6歳なので、30代から3年~5年で合格することができればまずまずといったことが分かります。

30代で勉強を始めるのは全く遅くない

 

30代ともなればある程度の収入の方もいらっしゃるでしょうから、「司法書士試験に合格しなくても・・いいかな、今回は合格しなくても来年がんばる」、そのような気持ちが少しでもあると本当に無駄な時間を過ごしてしまう事になります。

あなたは「いや、自分は絶対に合格するんだ!甘い気持ちはない」という気持ちがあれば私が心配する必要はありません。
その気持ちを忘れず勉強をすれば短期間で合格することも可能でしょう。

 

30代で司法書士試験に臨むということは、30代という年代は関係のないことであり、合格に最も必要なのは「覚悟や気持ち、やる気」が大きく関係していることになります。

 

次からあなたの状況別についてお話をします。

状況別

①仕事をしている方

②家族の世話や家事をしている方

③結婚されている方、またお子様がいらっしゃる方

④上記①~③が複数該当する方

⑤フリーの方

状況については上記のような5つのタイプに分けることができることは先ほども触れましたが、今度はそれぞれの状況別に見ていきましょう。

 

30代 ①仕事をしている方

仕事をしている方は司法書士の勉強をするにあたって・・

ⅰ退職をして勉強に専念をする

ⅱ働きながら挑戦をする

この2つのタイプに分けることができます。

最初は働いていて途中から専念をする場合や、専念をしてある程度実力がついたら働くといった場合もありますが、今回は上記ⅰⅱについて見ていきましょう。

 

ⅰ 退職をして勉強に専念をする

退職をして司法書士試験に専念をする場合、何年で合格するのかを考えなければなりません。

仕事をしていないと貯金も減っていきますのでそういった不安が残りますが、勉強専念の場合は短期間で合格することが可能となります。

 

2年間専念(2年分の貯金ありなどの場合)

このようなパターンを想定して考えてみましょう。

最も気になるのが「2年間勉強に専念をして合格できなかったらどうしよう」ということでしょう。

2年間勉強に専念をしたということは、合格レベルに相当近い場合が考えられます。

30代で勉強を始めたのであれば、2年後の年齢はまだまだ転職することが可能です。

 

この場合は、次の試験の1年間は最低限生活できる仕事・・例えばアルバイトなどでも大丈夫ならばアルバイトをしながら司法書士試験の勉強をするといいでしょう。

特におすすめなのは司法書士事務所にアルバイトとして仕事をしながら勉強をすると、実務経験があることから合格後に独立開業しやすいメリットがあります。

司法書士試験の合格平均年齢は37.6歳なので30代で司法書士事務所で働く方は普通にいらっしゃいますし、応援してくれる事務所も少なくありません。

 

手続法である登記は通常イメージしづらいですが、実務によって得た知識があるので具体的な例をイメージしながら勉強をすることができます。
仕事をしているので勉強専念より勉強時間は短くなってしまいますが、忘れづらくなったり根本的な理解をしていることで全てではないですがその差を埋めることができます。

 

30代で会社を辞め勉強に専念しても不合格になったらどうしよう?といった不安は多くの方がもっています。

しかし、このように不合格であってもその後は心配をする必要がないことはお分かりいただけたと思います。
ですので、2年間勉強をするのであれば後のことは心配をせず勉強に集中してください。

そうすると、雑念などが入らず結果的に1年や2年で合格することができるでしょう。

 

心配事があるとそれが解決できるまで不安の中で勉強をし続けなければならず、集中力が散漫になったり、勉強をしていてもふとした時に心配していることがよぎることもあるでしょう。

解決できることは解決し、そしてその不安がプラスに考えることができればより安心をして勉強をすることができます。

焦って資格の勉強を始めるのではなく、今解決できることがあればそれを最優先して解決し真っ白な状態でスタートを切ることが望ましいです。

 

 

ⅱ 働きながら挑戦をする

働きながら勉強をする場合については、当サイトで別のページにありますので、そちらを参考にしてください。
【司法書士】働きながら合格する「勉強」と「知っておくべき事」

 

 

30代 ②家族の世話や家事をしている方

こちらについては女性の方が多くなりますが、男性であっても少なからずいらっしゃいます。

このタイプの方は働きながら勉強をする方よりも多くの時間が取れることが多い傾向にありますが、まずはどの程度勉強時間を確保することができるのかを考えてみてください。

また、司法書士の専門学校は通常1年で合格を狙うスケジュールになっていますが、その授業についていくことができるのかを考えなくてはいけません。

合格に必要な勉強時間とそれに対して1日に取れる時間を考えてみるといいでしょう。

合格に必要な勉強時間が全く分からないという方はこちらを参考にしてください。
独学になりますが、勉強時間やスケジュールの考え方を知ることができます。
【司法書士】勉強時間と独学スケジュールを詳しく解説

 

メモ

・伊藤塾は1年コース、2年コース
※単科コースが多数あるため6ヶ月や1年半など自分にあったコースを組み合わせる事ができます。

【司法書士】伊藤塾の料金、(評判)メリット、デメリット

・LECは9ヶ月コース、15ヶ月コース
※9ヶ月というのは司法書士試験合格発表後からの次の試験までの日数になり、受験経験者向け、時間が多く取れる方向けとなります。

【司法書士】LECの料金、(評判)メリット、デメリット

 

家族の世話や家事が多忙な方

働きながらの方と同等かそれ以上忙しい方もいらっしゃいますので、そのような方は働きながら勉強をする場合のこちらのページを参考にしてください。
【司法書士】働きながら合格する「勉強」と「知っておくべき事」

 

 

30代 ③結婚されている方、またお子様がいらっしゃる方

この場合はお子様がいらっしゃるかどうかやお子様の年齢によって対応も変わってきますが、相方さんの協力なくして合格することはできません。

また、それが原因でケンカをしたり、最悪離婚なんていう事もないわけではありません。

このタイプの方は家族サービスを勉強に気分転換と割り切ることで、勉強にメリハリが出てきて効率よく勉強をすることができますし、家族のためにがんばろうという他のタイプにはない大きなメリットがあります。

司法書士に合格することができれば会社勤めとは違って、ある程度自由に時間を使うことができるのでたくさん恩返しをすることができますし、家族との時間を多く割くこともできるでしょう。

 

仕事あり、家族あり、子供ありで家族サービスを定期的にされている方で一発で合格された方もいらっしゃいますし、原動力が通常の受験生とは根本的に違うのか一発合格や短期合格者が少なくありません。

 

 

30代 ④上記①~③が複数該当する方

複数該当する方は①②③のそれぞれ該当する箇所を読んでみてください。

 

30代 ⑤フリーの方

フリーの方は会社を退職し勉強に専念するタイプと似ていますので、①のⅰの退職して勉強に専念をご覧ください。

 

 

30代 司法書士試合格後の就職はどうなる?

30代で司法書士に合格した方はその後の仕事が気になる方が多いでしょう。

他の資格の場合は実務経験を得ることでその資格の取得ができるものが多く、そのため就職をすることが必要となり、そうすると「30代という年齢」と「就職」という問題が出てきます。

ただし、司法書士は実務経験を必要とせず、合格後すぐに司法書士として仕事をすることが可能であり、またすぐに独立開業をすることができます。

 

メモ

難関資格といえば、司法試験(弁護士)、公認会計士があげられますが、弁護士の場合は司法修習をしなければならず、また公認会計士の場合は監査法人等で2年の実務経験に加えて3年の実務補習が必要となります。

 

30代での就職は大丈夫!

合格後は司法書士事務所で実務を経験させてもらう

知り合いの司法書士の方がいらっしゃるのであれば司法書士事務所にアルバイトなどでもいいので働かせてもらうといいでしょう。

知人に知り合いの司法書士がいない場合でも司法書士事務所にアルバイトとして実務を経験するという選択肢もあります。

 

先述のとおり司法書士には実務要件といったものがないので、合格後はすぐに司法書士として独立開業をすることができます。

一般企業のような独立と違って「士業」は独立開業時の投資等はほとんど不要なため、かなり安く独立をすることができますし、在庫などが残るといったものがないため売れ残りなどを抱え込むといった心配もありません。

 

30代だからこそ様々な行動を活発に行うことができますので、司法書士合格後の仕事・就職については心配する必要はありません。

 

それでも気になる方もいらっしゃるでしょう。

ある知人の話

ある知人は司法書士事務所で実務を学びたいと考え、片っ端から司法書士事務所に電話をしました。

そうするといくつかの事務所から声がかかり、「遊びにいらっしゃい」「多くの給料は払えないけどそれでもいいのなら」といった返答があったそうです。

この電話をした知人は司法書士合格者どころから司法書士の勉強を始めたばかりの35歳の方です。

その方は「司法書士事務所は思った以上に温かみのある事務所が多いと感じた」と述べていました。

この方のように司法書士合格者でない方であっても、行動力があれば何かしらの結果が得られることが分かります。

また、司法書士として独立をするのならば行動力は必要となってきますので、もしかすると声をかけた方はその行動力に心を打たれたのかもしれません。

 

 

司法書士30代で合格・就職できるのか? まとめ

以上、司法書士の30代について紹介をしましたがいかがだったでしょうか?

「30代で合格する事ができるのか?」を中心にお話をしましたが、多くの方が気になる「仕事・就職」についても触れておきました。

どうしても気になることがあると勉強に集中することができず、そのため勉強に身が入らなかったりしますが、気になることは解決できたのではないでしょうか?

また、人にはそれぞれの悩みを持っていますので、それが解決できるのであればそれと向き合って解決をしてみてください。

※すぐに解決できないのがあればそれと向かい合いながら勉強をしていくことになり、大丈夫なのかも考えてみてください。

 

司法書士の勉強を始める30代の方は特に「自分は受験生になるんだ」という気持ちを忘れないようにすれば合格することは必ずできます。

素敵な30代になるようにがんばってみませんか?

 

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