①司法書士試験の年齢別の合格者数や割合ってどうなってるの?
②司法書士合格の平均年齢は?
③司法書士って年齢層が高いけどこれってなぜなの?
④年齢が高くなると就職が気になるんだけど司法書士だと大丈夫なの?
このような悩み・疑問をお持ちの方にお答えします。
①下記にて年齢別の合格者数と割合を紹介します。
②司法書士の合格者の平均年齢は2018年度は37.6歳となっており、前年より多少あがっています。司法書士の合格者の平均年齢は年々少しずつ上昇傾向にあります。
③年齢層が高い理由はいくつかありますので下記を参考にしてください。
④司法書士は合格するといつでも独立開業をすることができるので年齢を気にする必要がありません。
司法書士と年齢
これから司法書士の勉強をするかどうかといったときに「司法書士と年齢」について考える方も少なくありません。
司法書士は他の資格試験と少し様子が違い年齢層が割りと高い傾向があります。
司法書士の年齢と合格について
年齢 | 合格者数 | 構成比 |
~25歳未満 | 36名 | 5.8% |
25~29歳 | 86名 | 13.8% |
30~34歳 | 113名 | 18.2% |
35~39歳 | 131名 | 21.0% |
40~49歳 | 188名 | 30.3% |
50歳以上 | 67名 | 10.8% |
合格者の平均年齢 37.6歳
合格者の最低年齢 19歳
合格者の最高年齢 80歳
これを見ると20歳~29歳の合格者は少なくなっており、30歳、40歳の方の合格者が多いことが分かります。
難関資格の場合、20歳~29歳に合格者が多いのが通常ですが、司法書士試験はこのように他の資格試験とは違って年齢層が高くなっています。
この大きな理由にはいくつか考えられます。
司法書士と年齢と就職
司法書士の年齢層が高い理由
難しいから合格までに数年を要してしまうため結果的に年齢層が高くなってしまったということも考えられますが、他の難関試験も同様であることを考えるとこれだけの原因ではないことになります。
そうすると司法書士の年齢層が高い理由は他にあるのではないかということになります。
1.一生続けることができる資格
資格を取得して企業に就職をする資格の場合は、「定年」といったものがあり、年金・老後の不安といったものがあります。
しかし、司法書士は独立開業をすることができる資格であり、定年といったものがありません。
通常は定年になると嘱託になってアルバイトのような給料になったりして生活が一変しますが、一生働くことができる資格であれば働きたくても働くことができないといったことがありません。
最近は年金問題・老後問題といったことが問題視されるようになってきており、独立開業できる資格といったものは注目を集めています。
そのため年齢が高くても一生働くことができるのであれば、司法書士という資格にかけてみようということで年齢に関係なく受験者が増えているのが現状です。
2.家庭や趣味等の両立が可能な資格
仕事量を調整して業務を行うことができるので、子育てが必要な年齢のときは家庭を優先し、子供が育ってきてお金が必要になるなどしたときは仕事量を増やすといったあなたのペースで仕事ができます。
女性司法書士合格者の中には家庭を大事にすることができる資格であると再認識したという言葉がありました。
これはたとえば一般企業に勤務をした場合、生活するためには定時か残業といったことをしなければならず多くの家庭ではこれが普通かもしれません。
しかし、司法書士は学校から帰ってくる時間に家にいることもできますし、子供の相手をすることができます。
通常の仕事では考えられないことですが、司法書士だからこそできるということで女性に人気の資格となっています。
3.ライフプランのやり直しが可能
女性は結婚・出産といったことで会社を退職される方が少なくありません。
仕事に復帰したくても・・いろいろな事情があって再就職も難しい場合があります。
また、結婚を機に違う考えが浮かび、自分で何か仕事をしてみたい、小さい頃から夢見ていた仕事がしてみたいといったことを思う方もいらっしゃいます。
女性だけではなく男性であっても一般企業などで勤務をし続けてきて、よりやりがいのある仕事がしてみたい、社会に貢献する仕事がしてみたいなどといったことから人生をやり直したいという方は少なくないでしょう。
このようなときに司法書士は結婚・出産後や企業を退職しても自分で何かをしたいといったときにあなたの夢をかなえることができるでしょう。
つまり、司法書士はやり直しのきく資格といえます。
やり直しという言葉が嫌いな方は方向転換などといったことでもいいでしょう。
人生を変えるというのは普通ではなかなかできるものではありませんが、司法書士合格後はあなたの人生は大きく変えることができ、生き生きとした人生を送ることができるのではないでしょうか?
また、このような考えができると人生に希望を持つことができ楽しく生活をすることができます。
もちろん受験時代は楽しいことはあまりなく大変でつらい時期が続きますが・・。
4.合格後の実務経験が不要
資格というものは無数に存在しますが、通常は実務を経験することでその資格を取得することができます。
しかし、年齢がある程度になると企業に勤務をして実務経験を積むこと自体が難しくなってしまい、資格合格したのに一般企業に就職をすることができないためにその資格の登録ができないといったことがあります。
たとえば公認会計士なら公認会計士試験に合格するだけではダメで、合格後に監査法人等に勤務をして監査等の実務を経験する必要があります。また、実務経験だけではなく実務補修といったものが必要で一定の単位を取得して実務経験と実務補修の両方を満たすと修了考査といった試験が行われそれに合格することで初めて公認会計士になることができます。
早くて3年かかり、修了考査は前回から租税などが難しくなり合格率は50%程度だった記憶があります。
また、不動産鑑定士は2次試験に合格すると不動産鑑定士合格者となりますが、その後実務を積み3次試験が行われます。不動産鑑定士の3次試験の合格率は30%程度だったかと思います。
つまり、合格したからといってすぐにその資格を名乗ることができないので、すぐに独立することも難しいです。
しかし、司法書士は実務経験が不要なため、司法書士試験合格すれば司法書士と名乗ることができます。
メモ
司法書士には研修といったものがありますが、これは認定司法書士になることができる研修です。
認定がもらえると簡易裁判所での訴訟代理の業務を行うことができますので、独立開業後に研修を受けることも可能です。
司法書士の仕事は楽しい?
司法書士の仕事は他の難関資格とは少し違うところがあります。
弁護士、医師というとステータスの高い資格・職業として誰もが知っていますが、それだけ責任の重たい業務を行うことになります。
そして、これらの仕事は俗に「人の不幸に接する仕事」と言われています。
司法書士はそのような仕事とは真逆にある「幸福産業」と言われる業務が多くなります。
たとえば登記業務が多いですが、これは家を建てたり、会社を作ったりといった時に必要になりますし、紛争が起きる前に未然の措置を講ずることが司法書士の業務でもあります。
司法書士と年齢 まとめ
以上、司法書士と年齢について紹介をしましたがいかがだったでしょうか?
司法書士の年齢層が高くなる理由としてはいろいろありましたがどれか気になるものはありましたか?
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