①○○という資格はどのくらい難しいんだろ?
②私の目指す資格の難しさは全体的だとどのくらいの位置にあるんだろ?
③あの資格の偏差値はどのくらい?取得しようと思っている資格の偏差値は?
④難しい資格試験に挑戦をしたい!
このような事を考えたことはありませんか?
下記にて難しい資格をランキング形式で紹介しますので参考にしてください。
目次
【難しい】資格
資格には様々な種類のものがありますが、合格するまでの期間もそれぞれ違います。
少しの期間勉強すれば合格できるものから合格までに何年もの期間を要するものまで、またどんなに勉強をしても場合によっては合格できないこともあります。
資格の難しさ
「資格の難しさ」は多くの人が受験する場合の”難しさ”を意味しますが、あなたのこれまでの状況によってその資格の難しさは随分と異なってきます。
法律系の勉強をした事がある人は法律系の勉強がしやすかったり、会計関係の人は簿記などが勉強しやすかったりします。
そのため世間で難しいといっている資格であっても、その関係者であれば簡単だと思う場合もありますし、他の人がはじめから勉強をするとかなり難しい資格もあります。
難しい資格ほど誰でも簡単に取れるものではない事から合格すれば希少価値は高くなる傾向にありますし、一種のステータスを得る事もできるでしょう。
難しい資格ほど将来を考える
もし難しい資格に挑戦するのであれば、もう一度将来像を考えてみる事をおすすめします。
資格の勉強はいったん始めてしまうと引き際が難しく、最悪何年も人生を棒に振ってしまうことさえあります。
特に難しい資格試験ほど、『合格・不合格を問わず』あなたの人生に大きな影響を与える事になるのでよく考える事が重要です。
時間は戻ってこないんです。
よく考えた上で大丈夫と判断をしたのであれば、資格合格に向けて一心不乱に勉強をし合格を勝ち取ってください。
難しい資格ランキング
難しい資格だけを並べても比較しづらいですし、人気の資格もランキングにあると目安・参考・比較しやすいでしょう。
そこで難しさを星1つ~星5つに分けて紹介をするとともに、資格ごとに難しさの点数(指数)を100点満点で記載しています。
難しさ 難しい指数86点~100点
1位 予備試験(司法試験) 100点 偏差値66.6
毎年10,510人が受験し414人が合格(合格率3.9%)
司法試験の受験資格には、「①法科大学院を卒業する、②予備試験に合格する」この2つがあります。
②の予備試験に合格することが最も難しいとされています。
メモ
法科大学院から司法試験を受験した場合の合格率は24%
予備試験から司法試験を受験した場合の合格率は75%
このように難関の司法試験でさえ、予備試験を突破した実力が分かります。
2位 司法試験 97点 偏差値65.5
毎年6,000人が受験し1,550人が合格(合格率26%)
予備試験も司法試験の一種ですが、予備試験を除けば司法試験が国内で最も難しい試験であることが分かります。
旧司法試験の合格率3%に比べると随分合格率は上がっているものの、合格するために法科大学院か予備試験をクリアする必要があります。
そのため合格率が上がったからと安易に司法試験は簡単になったとはいえないでしょう。
3位 公認会計士 96点 偏差値65.2
毎年11,010人が受験し1,215人が合格(合格率11%)
会計・ビジネス最高峰の資格であり、難しさもトップとなっています。
複数の科目をかなり勉強する必要があるため、1日8~10時間の勉強を2年程度する必要があるでしょう。
合格するためには3~4回くらい受験したことになっていますが、合格できない人は相当数多いのも公認会計士試験だといってもいいでしょう。
公認会計士は私立文系の方が多く受験されるますが、国立大学の方だと複数の科目を勉強するのに慣れていることもあり、一発で合格される方をよく見ました。
4位 不動産鑑定士 93点 偏差値64.1
毎年1,644人が受験し109人が合格(合格率6.6%)
受験者数も相当少ない試験であり、合格者も極めて少ないので希少価値は高いといってもいいでしょう。
また、不動産鑑定士は3次試験が実は曲者で合格率は30%程度となっています。
5位 弁理士 90点 偏差値63.1
毎年4,307人が受験し290人が合格(合格率6.7%)
理系科目でもあり文系の要素もある資格となります。
科目数はかなり多くなっており、受験する人は優秀な方が多い印象を受け合格率以上に難しい資格試験であるといっていいでしょう。
受験者は社会人受験が多いのも弁理士試験の特徴でしょう。
6位 司法書士 89点 偏差値62.7
毎年16,695人が受験し665人が合格(合格率4.0%)
合格率を見るとランキング1位の予備試験に匹敵しますが、受験生全体で見ると難しさはそこまで高くはないでしょう。
しかし、司法書士試験は一筋縄ではいかないどころか択一式試験の高い2つの基準点をクリアすることと記述式の難易度は相当のものがあります。
7位 税理士 87点 偏差値62.0
税理士は5科目合格する必要がありますが、科目合格制となっています。
参考までに多くの方が受験する5科目を見てみましょう。
簿記論 受験者数12,775人、合格者数1,819人、合格率14%
財務諸表論 受験者数10,424人、合格者数3,081人、合格率30%
消費税法 受験者数7,979人、合格者数1,065人、合格率13%
法人税法 受験者数5,133人、合格者数619人、合格率12%
相続税法 受験者数3,303人、合格者数400人、合格率12%
1科目の合格率も相当低い事から5科目合格するまでに相当の時間がかかるのが税理士試験です。
期間でいえばベスト1くらいに入りそうな勢いがありますが、大学院で税法2科目免除、会計科目1科目免除を利用する方法もあり、1科目合格すればその科目は一生合格になるので受験しやすいといえなくもありません。
簿記論を除けば暗記の要素が強いので、暗記が得意な方は他の受験生よりも合格しやすいかもしれません。
8位 中小企業診断士 86点 偏差値61.7
毎年13,974人が受験し836人が合格(合格率6.0%)
簡単に合格したという言葉をネットで多く見ますが、合格するのはそう簡単なことではありません。
というのも、2次試験の問題が難しく合格点を取るためには柔軟な思考力や問題に対する対応力が求められるからです。
こういった力がないといつまで経っても合格できない資格試験ということになりますが、逆にこういうことが強い人は合格しやすいでしょう。
仕事でもこのような考え方が大切になってくるのも中小企業診断士試験に現れているといっていいでしょう。
難しさ 難しい指数70点~85点
9位 土地家屋調査士 85点 偏差値61.3
毎年4,553人が受験し401人が合格(合格率8.8%)
建築士・測量と法律関係の勉強をした事がある人なら1年で合格する事も可能ですが、そうでないのであれば測量・図面の勉強や法律科目である民法や登記の勉強をする必要があり2年以上かかるのが通常でしょう。
これまでの状況によって合格までに1~4年程度かかるでしょう。
試験は午前の部(測量・図面)、午後の部(法律科目)となっており、どちらの部でも択一・記述問題があり、それぞれ基準点を満たしていないと不合格になってしまいます。
10位 米国公認会計士 81点 偏差値59.9
全科目の合格率は公表されていませんが、科目別の合格率は公開されていますのでそちらを見てみましょう。
財務会計 44%
ビジネス 53%
法 規 47%
監 査 49%
問題はランダムで出題されるなど他の資格試験とはかなり異なった資格試験が米国公認会計士試験です。
また、ある一定の期間内に4科目合格するといいので社会人でも受験しやすい資格試験でもあります。
英語が元々得意な方や苦にしない方で、簿記の勉強をした事があるならば、米国公認会計士は世間一般の方が認識をしている難しさの半分程度で取得する事ができるでしょう。
11位 基本情報技術者 80点 偏差値59.6
毎年108,317人が受験し25,920人が合格(合格率24%)
12位 ビジネス実務法務検定1級 77点 偏差値58.5
毎年535人が受験し60人が合格(合格率11%)
13位 マンション管理士 75点 偏差値57.8
毎年13,387人が受験し1,135人が合格(合格率8.4%)
14位 ファイナンシャルプランナー1級 73点 偏差値57.1
毎年13,978人が受験し1,764人が合格(合格率13%)
15位 証券アナリスト 70点 偏差値56.1
毎年12,710人が受験し1,241人が合格(合格率9.8%)
難しさ 難しい指数60点~69点
16位 知的財産管理技能1級 65点 偏差値54.3
学科と実技の2つの試験があります。
学科は毎年696人が申し込みをし66人が合格(合格率9.5%)
実技は毎年110人が申し込みをし79人が合格(合格率72%)
17位 社会保険労務士 60点 偏差値52.6
毎年40,342人が受験し1,411人が合格(合格率3.5%)
18位 日商簿記1級 55点 偏差値50.8
毎年15,089人が受験し1,687人が合格(合格率11%)
19位 通関士 54点 偏差値50.5
毎年6,766人が受験し1,040人が合格(合格率15%)
20位 行政書士 53点 偏差値50.1
毎年40,751人が受験し5,222人が合格(合格率13%)
21位 建設業経理士1級 52点 偏差値49.8
財務諸表、財務分析、原価計算の3科目がありそれぞれの科目に合格する事が必要です。
(科目ごとの合格制をとっており、3つの科目に合格する事で建設業経理士1級合格となります。)
毎年・・
財務諸表は3,368人が受験をし1,022人が合格(合格率30%)
財務分析は2,410人が受験をし952人が合格(合格率40%)
財務諸表は3,870人が受験をし1,014人が合格(合格率26%)
212 全経簿記上級 50点 偏差値49.1
毎年4,145人が受験し656人が合格(合格率16%)
難しさ 難しい指数30点~49点
23位 秘書検定1級 48点 偏差値48.4
毎年2,243人が受験し675人が合格(合格率30%)
24位 販売士(リテールマーケティング)1級 47点 偏差値48.0
毎年1,009人が受験し218人が合格(合格率22%)
25位 宅建 45点 偏差値47.4
毎年203,909人が受験し31,617人が合格(合格率16%)
26位 日商簿記2級 35点 偏差値43.9
毎年137,644人が受験し19,533人が合格(合格率14%)
27位 ファイナンシャルプランナー2級 32点 偏差値42.8
毎年70,688人が受験し20,082人が合格(合格率28%)
28位 秘書検定準1級 31点 偏差値42.5
毎年11,476人が受験し4,234人が合格(合格率37%)
29位 知的財産管理技能2級 30点 偏差値42.1
学科と実技の2つの試験があります。
学科は毎年5,493人が申し込みをし2,707人が合格(合格率49%)
実技は毎年5,174人が申し込みをし2,162人が合格(合格率42%)
難しさ 難しい指数~29点
30位 建設業経理士2級 26点 偏差値40.7
毎年17,325人が受験し7,105人が合格(合格率41%)
31位 ITパスポート 25点 偏差値40.4
毎年81,000人が受験し40,001人が合格(合格率49%)
32位 ビジネス実務法務検定2級 23点 偏差値39.7
毎年14,574人が受験し7,041人が合格(合格率48%)
33位 販売士(リテールマーケティング)2級 22点 偏差値39.3
毎年10,703人が受験し5,455人が合格(合格率51%)
34位 秘書検定2級 21点 偏差値39.0
毎年84,234人が受験し47,200人が合格(合格率56%)
35位 知的財産管理技能3級 18点 偏差値37.9
学科と実技の2つの試験があります。
学科は毎年9,114人が申し込みをし5,784人が合格(合格率63%)
実技は毎年8,581人が申し込みをし5,895人が合格(合格率69%)
36位 ファイナンシャルプランナー3級 17点 偏差値37.6
毎年85,397人が受験し55,652人が合格(合格率65%)
37位 販売士(リテールマーケティング)3級 16点 偏差値37.2
毎年18,903人が受験し10,785人が合格(合格率57%)
38位 日商簿記3級 15点 偏差値36.9
毎年176,438人が受験し112,319人が合格(合格率64%)
39位 秘書検定3級 14点 偏差値36.5
毎年43,303人が受験し29,839人が合格(合格率69%)
40位 ビジネス実務法務検定3級 13点 偏差値36.2
毎年20,886人が受験し16,613人が合格(合格率80%)
41位 MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) 10点 偏差値35.1
※ここに入っていない資格であっても今後随時追加をしていく予定です。
難しい資格ランキング まとめ
以上、難しい資格をランキングで紹介しましたがいかがだったでしょうか?
あなたの興味のある資格は何位でしたか?
また、どれが受験しようと思った資格はありましたか?
・難しい資格をとっても活かしきれなくては元も子もありません。
そこで次は「役に立つ資格」を見てみましょう。
⇒「役に立つ」資格ランキング
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⇒【取りやすい】資格ランキング