①取りやすい資格ってどんなのがあるの?
②資格取得までにあまり時間がかからない資格を教えて。
このような疑問をお持ちの方にお答えします。
・下記にて取りやすい資格をランキングで紹介します。
取りやすい資格
取りやすい資格とはなにか?について
①時間・手間
②お金
・取得・合格するまでに時間を要さない資格であっても、資格を取得するために金がかなりかかるのであれば、「取りやすい」資格とはいえないでしょう。
・お金はあまりかからないけど、資格を取得するために相当の時間が必要だったり、資格を受けるための要件が厳しいのであれば「取りやすい」資格にはならないでしょう。
つまり、「取りやすい」資格であるというのは「時間・手間」と「お金」の両方を満たしている必要があります。
「取りやすい」資格ランキング
ランキングについては当サイトの独自調査に基づいて行っていますが、今回は書籍に掲載されているランキングを紹介してみたいと思います。
このランキングは「日経キャリアマガジン 資格・スキルランキング2016」に掲載されているベスト10を順位にしています。
日経キャリアマガジンは資格・スキルランキングを毎年発行していましたが、2017~2019年においては発行されていないため2016年のものを使用しています。
ただし、ここで注意をしておきたいのはこの順位は多くの基準のひとつの目安に過ぎず、あなたがどのような将来像を思い描いているのか?また今後どのように進むのかによって必要な資格は大きく異なる事になります。
そのため順位が下の方であってもあなたによっては1位かもしれません。
ですので、そのあたりを十分に考えて「あなたにとって取りやすい資格1位」を決めるのもいいですし、このランキングを参考にするのもいいでしょう。
1位 秘書技能検定2級
資格はそれぞれの業界・業種において強みを発揮する事ができますが、基本的にはそれ以外においては有用性は低くなる傾向にあります。
ところが秘書検定は日経キャリアマガジンが使っている言葉を使用するなら「オールマイティ資格」であるので、あらゆる分野においてその資格の強みを発揮する事ができる便利な資格です。
また、仕事以外のプライベートな部分においても役に立ち、景気や時代の変化の影響を受けないので非常に便利な資格です。
2015年のランキングでは3位でしたが、今回は1位にまで伸びておりますます重要度が高くなっている事が分かります。
秘書技能検定2級を取る
①時間・手間
→受験資格はなくだれでも受験でき、合格率は50%を超えています。
準1級や1級になると難しくなりますが、2級は早ければ1ヶ月で受験可能であり、遅くとも3ヶ月勉強すれば十分です。
②お金
→学校を利用しないで市販のものを利用するだけで合格する事ができるので、お金もテキスト代でけ済みます。
試験はいつ?
→2月、6月、11月
HP:秘書検定ホームページ
おすすめの専門学校
市販のものでも合格する事ができますが、理解を深めるためにも学校を利用してもいいでしょう。
2位 ビジネス実務法務検定3級
こちらも「オールマイティ資格」と言われているもので、企業のあらゆるビジネス場面において必要な法律知識を学ぶ事ができる資格試験です。
なぜ、この資格・知識が必要なのか?
→それは企業が他社と取引をしたり商品やサービスを提供する中で”法律”といったものは必ず絡んできます。
そうすると損害賠償などにおいて莫大な損失を被る危険性や社員一人ひとりがその責任を負っておりそれを野放しにする事はできないからです。
そのためあらゆるビジネスにおける法律知識は必要不可欠となってくるからです。
ビジネス実務法務検定3級を取る
①時間・手間
→受験資格はなく、3級は法律系の資格試験において最も入門な位置になるため時間を要しません。
②お金
→法律の入門資格なので市販のテキストで十分合格する事ができます。
試験はいつ?
→6月下旬~7月上旬、12月の年2回
おすすめの専門学校
3級は独学で合格できるので学校を利用する必要性は余りありませんが、金銭的に余裕がある方は学校を利用してもいいでしょう。
学校は司法試験、司法書士合格者が最も多い伊藤塾がもっともおすすめで、次は法律に強いLECがいいでしょう。
3位 危険物取扱者
技術・設備系の資格試験では最も受験者数が多い人気資格!
甲種、乙種、丙種の3つあり、甲種のみ受験資格が必要となります。
一般的には乙種を取り2年以上実務経験を積むことで甲種を受験資格を満たします。
一定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱う化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー等の施設には、危険物を取り扱うために必ず危険物取扱者を置かなければいけません。
引用:危険物取扱者についてより
上記のようにこの資格は有資格者を置かなければならない必置資格なだけに需要は高いものとなっています。
危険物取扱者を取る
①時間・手間
→乙種、丙種については受験資格はないので受けやすく、また過去問中心に勉強をすればいいので時間をかけずに取得する事ができます。
②お金
→危険物取扱者試験は多くの方が受験をしている人気資格なので市販にある教材も充実しています。そのため市販の教材のみで合格する事ができるので費用をかけずに取得をする事ができます。
試験はいつ?
→受験する場所によって異なりますが、東京の場合は毎月実施されます。(月に4~5回)
おすすめの専門学校
学校を利用しなくても合格する事が可能ですが、学校を利用したい方はユーキャンがいいでしょう。
4位 日商簿記検定3級
ビジネス資格で最も人気のある資格で会社のお金の流れを把握する事ができます。
勉強する事で今まで知らなかった「別の視点」を持つ事ができるので仕事以外でもためになる資格といえるでしょう。
日商簿記検定3級を取る
①時間・手間
→受験資格はなくだれでも受験をする事ができます。
また、簿記の勉強が初めての方であっても1ヶ月程度、遅くても3ヶ月あれば合格する事ができます。
②お金
→市販のテキストや過去問で合格する事ができるのでお金もそれほどかける必要がありません。
試験はいつ?
→2月、6月、11月
HP:簿記3級ホームページ
おすすめの専門学校
市販にはいい教材がたくさんあるので市販のもので十分ですが、学校を利用したい方は大原、LECがおすすめです。
5位 ITパスポート
ITパスポートも「オールマイティ資格」と言われているもので、現在どのような企業もIT化されています。
ITパスポートはそのようなIT化された全般的な基礎知識を身につけることができる資格となります。
特に情報処理は今後ますます重要性が増していく事になるので重要度は高くなっていくでしょう。
ITパスポートを取る
①時間・手間
→受験資格はなく誰でも受験でき、情報処理関係の方だと短期で合格する事が可能ですが、そうでない場合は3ヶ月、遅い方だと6ヶ月程度かかるかもしれません。
(一般的には3~4ヶ月)
②お金
→理系の方や情報処理関係の方でなく、この業界が初めての方であっても市販のテキストで合格する事ができるのでかなり安く済ませることができるでしょう。
試験はいつ?
→随時
おすすめの専門学校
市販のテキスト等で十分ですが、全く分からず専門学校を利用してみたい方は大原を利用するといいでしょう。
ITに特化した専門学校は多くありますが、高額な場合が多いのでITパスポートだけを目指すのであれば受ける必要性は高くないでしょう。
6位、7位 FP2級、FP3級
6位、7位はFPなのでまとめてここに記載します。
日経キャリアマガジンではFPは経理・人事等で活躍する事ができる資格に分類をしていますが、FPは不動産や法律関係にも触れる事になりますし、さまざまな業界でその考えを活かすことができます。
また、仕事以外の私生活においても、例えば自分の老後、年金など、さらには子供の保険や学費、ローンなどあらゆる場面においてその知識を活用する事ができます。
FPを一言でいえばお金のスペシャリストという事ができます。
FP2級、3級を取る
①時間・手間
→FP3級は受験資格不要ですが、FP2級についてはFP3級の合格が必要となります。
3級は1ヶ月~長くても3ヶ月程度で合格する事ができ、2級については2ヶ月、長くても6ヶ月で合格する事ができるでしょう。
②お金
→人気資格なので市販にある教材は充実しているものが多く、そのため独学合格が可能なのでお金をそれほどかけなくて取得する事が可能です。
試験はいつ?
→1月、5月、9月
おすすめの専門学校
独学で合格する事が可能なので学校を利用する必要性は低くなりますが、お金に余裕がある方は学校を利用すると理解が深まるので利用するといいでしょう。
FPを扱っている学校は多くありますが、その中でも大原が頭ひとつ抜き出ているので大原を利用するといいでしょう。
8位 ビジネス実務法務検定2級
2級になるとより専門的に対応できるように損害賠償、手続き、法規制、労働組合、紛争解決など深く学んでいく事になります。
そのため法務部等で活躍するためには実践的に対応することができるように2級以上を取得しておきたいものです。
1級を受験するためには2級合格が必要なことから1級合格を目指す方は2級合格は必須となります。
ビジネス実務法務検定2級を取る
①時間・手間
→2級の受験資格はないので誰でも受験する事ができます。
早ければ3ヶ月程度、遅くても6ヶ月あれば合格する事ができますが、法律系の勉強をした事がある人ならより短期間で合格する事ができます。
②お金
→2級は独学で合格する事ができるので安く抑える事ができます。
試験はいつ?
→6月下旬~7月上旬、12月の年2回
おすすめの専門学校
ビジネス実務法務3級でも紹介をしましたが、伊藤塾、LECがおすすめです。
9位 日商簿記検定2級
企業が最も求める資格が簿記2級と言われていますが、3級では学ばなかった原価などの学習をするので、会計に対して深い考えができるようになります。
就職・転職においては簿記2級は持っておきたい資格ですし、将来的に独立・起業する方も持っておきたい資格です。
日商簿記検定2級を取る
①時間・手間
→1日2~3時間の勉強で早ければ2ヶ月程度、どんなに遅い人でも6ヶ月あれば合格することができます。
ただ、近年、試験範囲が拡大し1級の範囲であった項目も出題されるようになったため負担は以前よりは大きくなったといえます。
②お金
→簿記3級よりも科目が1つ増えるのでその分教材代はかかり、8,000円~13,000円程度かかるでしょう。
試験はいつ?
→簿記3級同様に2月、6月、11月
HP:簿記2級ホームページ
おすすめの専門学校
市販のテキストだけでも合格する事は可能ですが、難しい論点が増えてきた事もあり学校を利用するのもいいでしょう。
その場合は会計に強く合格者が最も多い大原がいいですが、素晴らしい講師(影山講師)が講義をしているLECもおすすめです。
10位 第一種衛生管理者
企業に勤務をしている人なら「衛生管理者」の試験は知っている人が多いでしょう。
これは企業に50人以上の人が働いている場合は衛生管理者に管理をさせる必要があります。
そのため企業内でこの衛生管理者の試験を受けるようにすすめており、昇任においてこの衛生管理者試験をパスしている事が条件としている企業もあります。
この試験は第一種・第二種の二種類あり、二種は特定の業種に限定されるが一種は限定されません。
第一種衛生管理者を取る
①時間・手間
→労働衛生の実務経験を必要としており、高卒者は3年以上、大卒・高専卒は1年以上
※企業によっては何か特別な事をせずとも実務要件を自然と満たしている所もあるようです。
②お金
→会社勤務の方は会社が行っている衛生管理試験対策講義等を受け、その費用については会社が負担してくれるところが多いでしょう。また、費用については過去問などを中心に勉強をすればいいのでお金はほとんどかかりません。
試験はいつ?
→試験は毎月行われています。
頻繁に受験できるので取りやすい資格
今企業に勤務をしていて衛生管理者の試験が受けられる環境にあるけど、将来的に資格を取って独立等を考えている方は、その資格によっては今衛生管理者の試験を受けておいた方がいい方もいらっしゃいます。
例えば、社労士を取得後独立を考えているのであれば、社労士+衛生管理者によって「安全と衛星管理」において強みを発揮する事も可能となります。
おすすめの専門学校
衛生管理者試験においては専門学校を利用せず企業の講習・セミナーに参加したり、過去問などを勉強するだけで十分なので学校を利用する必要性は低いでしょう。
ただ、先ほどのように今後この分野にも力を入れて生きたい方は学校を利用すると理解を深める事ができるでしょう。
衛生管理者試験はLECがおすすめですがユーキャンでもいいでしょう。
取りやすい資格ランキング まとめ
以上、取りやすい資格をランキングで紹介しましたがいかがだったでしょうか?
取りやすい資格だけに時間やお金をそれほど使う必要がない上に、取得後に活用できる資格が多くありました。
あなたはどれかピンと来た資格や気になった資格はありましたか?
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
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