①福祉住環境コーディネーターって何?どういった資格なの?
②受験資格は必要なの?
③福祉住環境コーディネーターの合格率の推移は?
このような疑問をお持ちの方にお答えします。
①高齢者や体の不自由な方が住みやすい住宅になるように問題提案と解決をすることをします。
②各級の合格率は、3級49%、2級40%、1級9%となっています。
目次
福祉住環境コーディネーターとは?
福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者に対し、できるだけ自立しいきいきと生活できる住環境を提案するアドバイザーです。医療・福祉・建築について体系的に幅広い知識を身に付け、各種の専門家と連携をとりながらクライアントに適切な住宅改修プランを提示します。
引用:東京商工会議所検定試験情報より
人気が高く今後需要が高くなることは間違いない「福祉住環境コーディネーター」資格。
国は不動産関係に力を入れる政策をしていますが、人が足りず思うように進んでいないのが現状で、現在高齢化になりつつあることは皆さんもご存知でしょう。
高齢者は身体が思うように動かすのが難しく段差がないものや階段がないバリアフリー化されたものや、生活をする上で不自由さや不具合さを感じない住宅が必要となります。
また、介護の必要性や家の中で生活することが長くなることによる精神的な不安・悩みなどの問題を解決する必要が出てきます。
そういった様々な問題点を提案・解決していくのが「福祉住環境コーディネーター」の仕事となります。
しかし、このような問題を自分ひとりで解決することはできませんので、他の専門家であるケアマネージャーや作業療法士、さらには建築家と連携を取る必要があり、福祉住環境コーディネーターはこのような専門化へニーズに適した提案をすることが可能となります。
この資格をおすすめする人
・福祉関係の仕事がしたい方
・住宅関係の仕事がしたい方
・問題を解決して物事を解決したい方
・人のためになる仕事がしたい方
福祉住環境コーディネーター 合格率の推移
受験しようかな?だけどどのくらいの人が受験をして合格する人は・・・
そういったことが気になるでしょう。
そこで次は福祉住環境コーディネーターの受験者数・合格者数・合格率を紹介しますので参考にしてください。
福祉住環境コーディネーター「3級」 合格率の推移
回 | 年 | 月 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
- | 2017 | - | 11,906人 | 10,839人 | 4,483人 | 41.4% |
40回 | 2018 | 7月 | 5,139人 | 4,585人 | 2,595人 | 56.6% |
41回 | 2018 | 11月 | 5,870人 | 5,294人 | 2,934人 | 55.4% |
福祉住環境コーディネーター「3級」の1年間の申込者数は10,300人、合格者数は5,000人、合格率は49%
福祉住環境コーディネーター「2級」 合格率の推移
回 | 年 | 月 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
- | 2017 | - | 26,215人 | 23,747人 | 11,980人 | 50.4% |
40回 | 2018 | 7月 | 11,550人 | 10,394人 | 1,437人 | 13.8% |
41回 | 2018 | 11月 | 12,545人 | 11,446人 | 4,812人 | 42.0% |
福祉住環境コーディネーター「2級」の1年間の申込者数は22,800人、合格者数は9,100人、合格率は40%
福祉住環境コーディネーター「1級」 合格率の推移
回 | 年 | 月 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
- | 2017 | - | 567人 | 473人 | 28人 | 5.9% |
40回 | 2018 | 7月 | - | - | - | - |
41回 | 2018 | 11月 | 474人 | 389人 | 46人 | 11.8% |
福祉住環境コーディネーター「1級」の1年間の申込者数は430人、合格者数は37人、合格率は9%
福祉住環境コーディネーターの受験資格
ここでは受験資格と各級の簡単な紹介をしておきましょう。
3級
・受験資格はなく、だれでも受験をすることができます。
・試験はマークシート方式
先ほどの3級の合格率から分かりますが、半分程度の人が合格することができるので福祉関係や住宅関係のことを勉強してみたい方におすすめです。
勉強をすることで新しい知識を身につけることができ、就職・転職・独立においてきっかけになることもあるでしょう。
2級
・2級も3級同様に受験資格がありません。
そのため3級に合格をしていなくても2級を受験することができます。
・試験はマークシート方式
月によって合格率に大きな違いはあるもののおおよそ40%程度の人が合格できる資格となっています。
2級を持っていると専門家と連携して仕事をすることが可能となる知識を身につけることができますので、この資格を活かして仕事がしたい方におすすめです。
受験者数を見ても2級の受験者数が多いのもそういった理由によるところが大きいでしょう。
1級
・受験資格は2級合格者のみ受験することができます。
・試験は2つあり、1次試験はマークシート方式、2次試験は論述試験
3級、2級はマークシート方式でしたが、1級は2次試験において論述試験も課されており問題はより実践的になっているので難易度は高くなっています。
1級の強みは2級よりもさらに広い知識を習得することが可能となり、高齢者・障害者ケア、住宅だけではなくより範囲を広げた町づくりや福祉コミュニティといったものがあり、課題に対する提案力を身につける事ができるでしょう。
福祉住環境コーディネーター まとめ
以上、福祉住環境コーディネーターとは何か?合格率の推移等を紹介しましたがいかがだったでしょうか?
あまり聞いたことがない方もいらっしゃったかもしれませんが、高齢者の方や体が不自由な方を住宅面でサポートしていくことが福祉住環境コーディネーターという仕事でした。
級によって専門性の違いはありますが、2級を取得すると就職や転職にも役に立つのでこの資格を活かしてみるのもいいでしょう。
福祉関係は仕事の中でも需要が特に高い業界ですが、住宅を加えた専門性の高さから一般企業に勤務するだけではなく独立開業することもでき、将来性と可能性を秘めた資格ということが分かりました。
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
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