全経上級

【全経上級】勉強方法と理論対策

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①全経上級ってどうやって勉強をしたらいいの?
勉強方法が分からない。

②合格できる勉強法やコツを教えて欲しい。

このような疑問をお持ちの方にお答えします。

下記にて全経上級に合格できる勉強法を紹介しますので参考にしてください。

 

 

全経上級の勉強方法

全経上級試験に合格するための”勉強方法”

兵法に「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」という言葉があるように、全経上級の試験を受ける前に全経上級という敵である全経上級の特徴を知っておくことで合格することができます。

そこで、全経上級とはどういった試験なのかその「特徴」を見ておきましょう。

 

 

日商簿記1級学習から全経上級の受験を考えている方、税理士受験資格のために全経上級にどうしても合格したい方は必見です。

全経上級試験の特徴

①試験科目は同じ

日商簿記1級と同様に商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の4科目になっていて、全科目の70%以上で合格することになりますが、各科目で40%未満のものがあると不合格となってしまいます。

日商簿記1級と全経上級の違いは点数であり、日商簿記1級は各科目25点で全科目合計で100点、一方全経上級は各科目100点で全科目400点となっていて、各科目の配点の割合は同じだということが分かります。

 

②25点と100点の違い

配点の割合は同じでも点数に違いがあることが分かりました。

それではこの点数に違いはあるのでしょうか?

単に点数が多いだけで中身に違いはないのでしょうか?

点数の大きさは違うものの中身は違わないと思う方がいらっしゃいますが、実はそうではありません。

これを知っているだけでも全経上級の勉強を有利にすすめることができます。

点数の違いによって、日商簿記1級では配点がない箇所であっても、全経上級は配点が多いことから問題数を増やすことができ、そのため問題の難易度を段階的に設定することができます。

そうすると、日商簿記1級では点数がもらえることができない問題でも、全経上級だと途中の問題に配点があるので点数をもらうことができます。

つまり、全経上級は実力が反映されやすい特徴があります。
実力が反映されやすいというのは聞いた事があるでしょうが、実はこのようなことが試験傾向によるものだからです。

 

③過去問が有効

資格試験では過去問の重要性について言われることがありますが、全経上級は過去問対策が非常に重要です。

過去問をやったことがある人とそうでない人とでは得点にかなり影響が出てくることになります。
また、過去問対策をすることでどのような勉強をしなければならないのか?また、どのような勉強をすると効果的なのかといったことを知ることができます。

実際過去問を数回分解くとびっくりするくらいに似たような問題が何度も出題され中にはニヤッとしてしまう人もいるかもしれません。

だまされたと思って過去問を解いてみてください。
まだ解くだけの力がないという方は過去問を眺めるだけでもいいのでざっと見ていると似たような問題が出ていることに気付くはずです。

過去問対策は簿記で最も効果があるといっていいほどであり、過去問対策をすることで最小の努力で最大の効果を発揮することができるでしょう。

 

④良心的な難易度

「日商簿記1級が難しいという人の中には問題のレベルが高すぎてついていけない、とてもじゃないけど本試験の問題はとくことができない、テキストレベルと明らかに差がある。」

このような印象を持っている人であっても全経上級は解けるかもしれないという問題が多く並んでいます。
また、実際にそのような問題を解くことができれば合格点に達することができるでしょう。

解けるかもしれないという問題はテキストでもよく見る重要な項目であり、そのような問題が繰り返し出題されているのです。

ただ、注意をしなければならないのは「解けるかもしれない」というのと、「解くことができる」は全くの別物ですので、解けるかもしれないというのを解けると勘違いをしてはいけません。

最後まで解ききる力があってはじめて解くことができるということができ、そのような力をつける必要があります。

テキストで学んだ重要な項目は確実に解けるようにしておく、このように中途半端な力ではなく確実に正答できる力をつけることが合格への近道となります。

難しい問題が解きたい、そういった問題を解くことができると高得点が取れるかもしれない、難しい問題が解けると楽しいと思うかもしれません。

しかし、実際は基本的な問題を本試験で正答する力の方が重要となりますし、全経上級は段階的に出題されることが多いので、基本的な問題を取りこぼしてしまうといくら力があっても点数が取れないリスクがあります。

重要度の低い問題、難しい問題は基本的な問題が解けるようになって時間が余った方はおすすめはしませんが解いてもいいかもしれません。
場合によってはその努力が合格のカギになる方もいらっしゃるかもしれません。

あなたが最も合格しやすい方法で勉強をするのがいいでしょう。

 

⑤工業簿記、原価計算が解きやすい

先ほどの良心的な難易度と同じではありますが、日商簿記1級と全経上級では工業簿記と原価計算の難易度に差があります。

日商簿記1級は鬼門とも言える工業簿記、原価計算は情報量が多くどこから手を付けていいのか分からないことが多く、そのためある程度の実力がないと全く解けないということがあります。

しかし、全経上級はテキストで最初に学ぶ例題レベルの難易度が最初の問題になることが多いです。
そうすると情報量も少ないため得点しやすくなっています。

また、その問題に対して肉付けをしたものが次の問題となり、段階的な出題になっているので知っていれば解きやすい特徴があります。
完答となると問題によってはある程度の計算力が要求されることもありますが、それでも日商簿記1級に比べると得点しやすくそのレベル差は明らかです。

また、合格には完答する力は要求されず、基本的な力があれば計算力、計算速度が遅くても十分に合格点が取れるようになっています。

 

⑥連結

連結は重要度の高い問題だけで構成されており、難易度としてもAランクの問題が多くなっています。

日商簿記1級では連結問題は難しいものもありますが、全経上級は得点しやすく連結問題の難易度差もかなりあります。

連結が得意な方ですと少し残念だと思うかもしれませんが、連結は日商簿記1級とは違って覆うの時間を割く必要はないでしょう。

 

⑦理論がカギ

これまでの説明を聞くと全経上級に合格することは難しくはないのでは?
すごく簡単なような気がするけど・・・

このように感じている方も多いのではないでしょうか?

全経上級試験に合格できない多くの方は「理論対策」ができていないということが大きな要因としてあげることができるでしょう。

全経上級に合格するためには計算科目は基本的な事項は確実に正答し、理論対策をしっかり行うことが大事であり、理論対策を怠ってしまうと全経上級に合格することは難しいかもしれません。
(※圧倒的な計算力がある人は除きます、このような方は計算でほとんど正答することができ、理論で多少の失点をしても合格点を超えることができるでしょう)

 

全経上級の理論対策

全経上級は日商簿記1級と違って勉強しやすい・得点しやすいところについて紹介をしましたが、理論は日商簿記1級よりかなり比重が高いと思ってください。

それも少しではなく合格に大きく影響を与えるほどです。

理論問題は工業簿記、原価計算にもあり、そして配点も大きいため、計算である程度解けたと思っていても思ったより得点できないことを知ることになります。

これが全経上級の難しさといってもいいでしょう。

合格するためには理論で以下に得点をすることができるのかということは過去問などを解いて採点をするときに実感をすることになります。

ただ、祭典をするまで気付かないのであれば対策としては遅いので、ここで理論対策の重要性と対策を知ることは有益だといってもいいでしょう。

 

会計学では○×問題があり、×のときはその理由を書くことになりますが、この問題も繰り返し出題される肢が多いので過去問はしっかり押えておくようにしましょう。

商会の理論問題は市販の教材を利用することで対応することができるので恐れる必要はなく、合格点を超えることはそれほど苦労しないでしょう。

理論が得意な方はある程度安定した点数を取ることができるでしょう。

また、この理論問題は意外にも部分点がもらえることが多いので白紙にならないように書く努力はしましょう。

このように書くためには基本的な事項については表面的な理解・暗記ではなく、しっかりとした理解が要求されます。

ただ、あまり手を広げて勉強をしてしまうと中途半端な理解がふえてしまったり、計算問題の力を維持できなくなる恐れもありますので、重要度の高い論点順に理解を深めていくといいでしょう。

ここで理解とはどの程度のものなのか?どこまでやればいいのか?困ってしまう方もいらっしゃるでしょう。

その答えは簡単でもいいので自分で説明できるようにしておくということです。

教材に載っているような記述ではなく、自分の言葉でもかまいませんから最初は主語と述語だけでもいいでしょう。それに少し肉付けをしていくようにすることはそれほど難しいことではないでしょう。

最初からがちがちに暗記をする方もいらっしゃいますが、理解できなくて言葉だけを覚えているので忘れやすくなってしまいます。

 

さて、工業簿記・原価計算の理論については商会以上に記述をさせることがあり、そのためにも各項目で重要とされる論点については理解して「書ける」ようにしておきましょう。

頭で分かる、説明できるだけではなく、手で書けるようにしておくことが大事です。

いざ書こうとすると頭では分かっていても書けないということは実際多くあります。

 

 

全経上級の勉強方法 まとめ

以上、全経上級に合格できる勉強方法と理論対策について紹介をしましたがいかがだったでしょうか?

全経上級は日商簿記1級とは違って対策が行いやすい特徴ある資格試験なだけに絶対に合格をしたい方はしっかりとした対策を行うと合格できるでしょう。

 

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