①社会人でも社会保険労務士試験に合格することはできる?
②退職して勉強に専念すべきなのか?
このような疑問をお持ちの方にお答えします。
社会保険労務士試験は社会人であっても合格することができますので、会社を退職して勉強に専念をしなくても大丈夫です。
もちろん退職しても生活に困らない方は別です。
ただ、その場合であっても合格後の仕事はどうするのか?という問題があります。
社労士試験と社会人
社労士試験 社会人合格は無理なのか?
社労士試験は難関資格としても有名であり、そのため社会人で合格することは難しいのでは?
退職して試験勉強に専念すべきなのか?と思う方もいらっしゃいます。
ただ、退職をすると収入がなくなってしまい生活することが難しくなったり、どのくらいの期間で合格できるのか分からないこともあり安易に退職を決意することは難しいものがあります。
資格の難易度が高いほどこのような悩みを持つ方は多いですが、結論から言えば社会保険労務士試験は退職をして勉強に専念しなくても合格することが十分可能な試験だということです。
社労士試験の社会人合格はどのくらい?
他の話をするよりもまずは社会人が社労士試験にどのくらい合格しているのを知ったほうがいいでしょう。
これを知っていると1つの目安にすることもできるでしょう。
社会保険労務士試験の社会人合格者の割合はなんと60%以上となっており、合格者の過半数は社会人であるという事実があります。
社労士試験対策としてどうしようかな?と悩んでいた方もこの事実を知ると、会社を辞めずに資格試験の勉強をがんばってみようかな?
他の人も合格しているというのなら「自分も合格できるはずだ」と思う方も多いでしょう。
合格している人の中には社会人+家庭持ちという方も少なくありません。
社労士試験 社会人合格に挑戦?
社会人合格者が60%と相当多いことからも会社を退職しなくても合格できそうだなと感じてモチベーションも高くなっているのではないでしょうか。
ただ、だからといって社会保険労務士の試験が簡単なことではないことに注意をしなければ成りません。
合格者を見ていると皆本気で勉強に取り組んでおり、特に社会人の方は時間を作って勉強をされている方が多い印象があります。
社会保険労務士資格は企業では一目置かれる存在になったり、独立開業をすることができるなど幅広く活躍をすることができる資格です。
そのため勉強をする内容も専門的であり複雑な内容となっており、相当の努力をしなければ合格を手にすることはできません。
合格までに早い方ですと1~2年程度を要しますが、それだけの期間本気で勉強に取り組むことができる方は社会保険労務士の勉強をがんばってください。
6ヶ月程度で合格される方もいらっしゃいます。
(※6ヶ月で合格する方法についても紹介をしたいと思います)
退職するべきかどうかの判断
者は皆保険労務士試験の勉強をするにあたって、退職をするかどうかという話をしておりい、基本的には退職をしないでも合格することができることをお話しています。
ただ、あまりに仕事が忙しくて平日に勉強が全く取れないという方や土日なども忙しいという方だと少し考えなければなりません。
社会人合格者って平日はどのくらい勉強をしていたのか?
また、休日の勉強時間はどうなの?
このようなことが気になるでしょう。
そこで、当サイトの独自調査により社会人合格者の平日・休日の勉強時間の結果が出ましたので紹介をします。
社会人合格者のデータ
勉強の年数が長くなると平日や休日の勉強時間が短くなることが考えられ、下記データを見て勉強の参考にしようと思っても参考にすることができません。
それだと意味がないことから、下記データは全て一発で発合格されている方が対象となっています。
項目 | 時間 |
仕事の拘束時間 | 10.9 |
睡眠時間 | 5.8 |
基礎期(平日) | 2.8 |
基礎期(休日) | 6.2 |
直前期(平日) | 3.6 |
直前期(休日) | 9.0 |
仕事の時間
仕事の拘束時間とは、例えば9:00~18:00のような時間を指し、これだと9時間会社に拘束されていることになります。
上記表の社会人合格者の仕事の拘束時間は10.9時間ということで、大体8:30~19:30ということになります。
社会人で合格したといっても仕事の時間といったものは異なっていますが、どの程度の時間なのか気になるところでしょう。
上記は「合格者の平均値」となっているので、非常に参考になる値だと思います。
これを見ている社会人の方で自分は仕事の時間が長いからと思っているかもしれませんが、合格者も意外と仕事の時間が長いことが分かります。
睡眠の時間
睡眠時間は6時間以上は確保したいところですが、平均だと6時間をわずかに割り5.8時間となっています。
ただ、6割以上の方は6時間程度の睡眠をとっており、そのうち2割の方は6.5時間の睡眠時間となっていました。
7時間以上寝ている方、5時間を切っている方はいらっしゃいませんでした、
社会人だと勉強時間が確保することが難しいので、睡眠時間を削る方も少なくありませんが、一発合格されている方は必要以上に睡眠時間を削っていないことが分かりました。
集中力を保つためには勉強時間の確保以上に最低限の睡眠は取る必要があることも分かりました。
勉強時間
勉強時間については基本講義などがある基礎機と答練などが実施される直前期の2つに分けてみました。
直前期は総復習をしなければならなかったり、人によって勉強時間に大きな差が出ることから基礎期と直前期の勉強時間は違うことも知っておくとどの程度勉強をしなければならないのか?
合格する人は直前期にどの程度追い込んでいるのかが分かり、こちらも非常に有用なデータかと思います。
まずは基礎期から見てみましょう。
基礎期の勉強時間
平日 2.8時間
平均だと勉強時間は上の人に引っ張られてあがってしまいますが、6割の方は2時間の勉強時間となっています。
→社労士試験の勉強にあたっては、平日2時間の勉強時間の確保が重要だということが分かります。
休日 5.6時間
休日になると約2倍の勉強時間にはなっていますが、基礎ということで勉強時間はそれほど多くないともいえます。
仕事の疲れを癒したりリフレッシュを取り入れてメリハリのある勉強をしている方が多くいらっしゃいました。
6時間程度ですと、朝3時間、昼3時間でこなすことができ、夜はゆっくりするといった使い方にするといいでしょう。
長い試験勉強をトータルで考えると最初からあまり張り切りすぎると長続きしない、息切れしてしまうということなのかもしれません。
直前期の勉強時間
平日 3.6時間
6割以上の方は2~3時間の勉強になっており、社会人であることから直前期になってもそれほど勉強することができないということでもあります。
社会人合格が難しいのはこのように直前期であっても多くの勉強時間を取ることができないので、いかに効率よく勉強をすることができるのか?
直前期は点数・順位などを知る機会が多くなり、点数が伸びない、このままでは合格することができないと思うことが増える時期でもあります。
そのため移動時間・休憩時間等のコマ切れ時間を基礎期以上に使うようになるでしょう。
休日 9.0時間
直前期ということで休日の勉強時間は9時間になっています。
9時間というと、朝3時間、昼3時間、夜3時間ということで、1日ずっと勉強をしている時間になります。
一発で合格する人は誰よりも努力をしていることが分かったのではないでしょうか。
参考までに直前期の休日で勉強時間が6時間という方はなく、みんなそれ以上勉強をしています。
このような合格者の集団に負けないためにも直前期の休日は勉強をしなければ合格することが難しいということも数字が物語っています。
社労士と社会人合格 まとめ
以上、社労士試験に社会人が合格することができるのかについて紹介しましたがいかがだったでしょうか?
今回は最後に社会人合格者のデータを見ながら勉強時間に限らず、仕事の時間や睡眠時間も紹介をしました。
社労士試験に社会人が合格するためには平日2~3時間の勉強時間の確保が必要であり、その時間を確保できるのであれば退職しなくても合格することができる可能性があることが分かりました。
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