①建設業経理士2級は独学で合格することができますか?
②建設業経理士の勉強自体はじめてだけど簿記3級から勉強をするべき?
③建設業経理士2級の過去問が知りたいけどありますか?(できたら無料で)
このような疑問をお持ちの方にお答えします。
①建設業経理士2級は独学でも合格することができます。
②建設業経理士の勉強が初めてであっても理解できるできる「スッキリわかる 建設業経理士」というテキストを使えば簿記3級のテキストを使わなくてもいいでしょう。
③ネットから問題を確認することができますが、答えはないので試験対策をするのであれば「合格するための過去問題集」がおすすめです。
目次
建設業経理士2級資格を取る
建設業経理士資格は1級から4級までありますが、あなたはどの級を受験されますか?またはどの2級の勉強をしようと思っていますか?
簿記の場合は3級を持っていると就職・転職の武器にすることが可能です。
しかし、建設業経理士の場合は建設業に特化した会計のスペシャリストの資格なので、就職・転職を考えるのであればある程度の知識が必要となります。
また、建設会社の仕事は入札というものによって仕事を取れる場合があり、入札できるのは会社のランクによって決まります。
その会社のランクを決める基準の1つが建設業経理士2級以上の有資格者であり、1級は2級以上の点数をもらえることから大手建設会社においてもかなり有利に就職・転職を進めることができるでしょう。
ここでは就職に有利であり、短期間で取得することができる建設業経理士2級について紹介します。
建設業経理士の資格をはじめて勉強される方、簿記の勉強がはじめてであっても大丈夫ですが、簿記2級の資格取得者またはそれと同等であれば建設業経理士2級の資格は1ヶ月以内で取得することができるでしょう。
建設業経理士2級 独学合格におすすめの教材
建設業経理士の試験範囲は改正されることは少ないので、最新のものではくても現在の試験に対応できるものであれば問題となりません。
ただ、過去問等は試験傾向を把握するためにもできるだけ最新のものを使うようにしましょう。
建設業経理士2級 独学合格できるおすすめのテキスト
スッキリわかる建設業経理士2級 1,320円 送料無料
簿記初心者
合格度
2021年試験に対応
こちらは簿記でおなじみの滝澤ななみさんが書かれたテキストになります。
滝澤さんは簿記のテキストでは売上No.1を記録し続けており人気の著者でもあります。
かわいいキャラクターが建設業経理士初心者・簿記初心者であっても分かりやすく説明をしてくれるのでイメージをしながら学習をすることができるようになっています。
資格の勉強をはじめるときはどんなことを勉強するのか分からず全体像がつかめないまま非効率の勉強になってしまうことが多いかもしれません。
しかし、このテキストは最初から最後までイメージできるように丁寧に作られており、普通は苦労する所でも苦労せずに読み進めることができるでしょう。
建設業経理士のテキストで分かりやすさを重視したい方はこのテキストの使用をおすすめします。
分かりやすく理解しやすかったり、イラスト・図・マークなど良い点は非常に多くありますが、中には悪い点はないのか?気になる方もいらっしゃるでしょう。
このテキストの欠点を上げるとすれば、初心者でも分かるような作りになっていることから、合格に必要な知識は不足することがあげられます。
中にはテキストが終わって過去問をやってみたけどあまり解けなくて他のテキストを使ったという方もいらっしゃいます。
このテキストより分かりやすいものは講義以外にはないので、特に簿記初心者の方はこのテキストから勉強をはじめるといいでしょう。
簿記の勉強をしたことがある方は他のテキストの利用をおすすめします。
簿記初心者の方が建設業経理士の勉強を初めて利用するのにはおすすめだけど、簿記3級などの知識がある方は合格レベルの知識が掲載されている教材を利用するほうが効率がいいです。
簿記初学者→すっきりを入門書として使う
簿記3級以上の知識がある方→下記で紹介する教材を使う
合格テキスト 建設業経理士2級 Ver.6.0 2,200円 送料無料
簿記初心者
合格度
2021年試験に対応
このテキストは日商簿記3級取得者またはそれと同程度の方を対象としていますので、簿記の勉強がはじめての方は先ほど紹介したテキスト(すっきり)または簿記3級のテキストを読むといいでしょう。
この教材は建設業経理士に対応した市販のテキストで最も内容の濃いテキストとなっています。
そのためこのテキストを使いこなすことができれば合格は目の前といっていいでしょう。
それもそのはずです、このテキストはTACの建設業経理士講座で使用しているテキストと全く同じものなので、合格に必要なものは全て掲載されています。
簿記の勉強が初めての方は先ほど紹介した「スッキリわかる~」で簿記と建設業経理士の概要をつかみ、このテキストで合格レベルに仕上げていくのが理想です。
ただし、図はあるもののイラストは必要最低限しかないので市販のテキストの中でもとっつきにくさはトップクラスです。
建設業経理士資格に合格すれば就職にかなり強いメリットのある資格なのでがんばって読み進めていきましょう。
簿記3級のおすすめテキスト
日商簿記3級に“とおる"テキスト 第2版 2,160円 送料無料
市販されている簿記3級のテキストで最も解説が詳しく理解しやすいテキストといってもいいでしょう。
建設業経理士2級 出題パターンと解き方 過去問題集&テキスト 2,200円 送料無料
簿記初心者
合格度
※こちらの教材も先ほど紹介したテキスト同様に日商簿記3級取得者または同程度の方を対象としていますが、当サイトの判断では日商簿記2級のテキスト(工業簿記の部分)を読んだことがある方がおすすめです。
2021年3月、9月試験対策なので最新版の教材となっています。
こちらはネットスクールの書籍になり、テキストと過去問一体型の少し変わったテキストです。
ネットスクールは簿記、税理士の本を出版しており利用者も多く良書揃いとなっています。
他の書籍は図やイラストが豊富でとっつきやすさをアピールしているのに対して、ネットスクールは図やイラストもたくさんありますが、それよりも他の書籍よりも「詳しく記載」されています。
そのため市販のテキストで最も理解することができるテキストといえます。
この建設業経理士のテキストにおいてもその良さは引き継いでおり、建設業経理士の本ではベストセラー1位となってます。
合格に直結した教材
通常の勉強は、「テキスト→問題集→過去問」といった流れになり、過去問を解くまではどういった出題なのか把握することができない面があります。
この本はそうではなく、テキストと過去問が一体となっているため、例えば現金の項目のテキスト部分を読んだらすぐに過去問を解く流れになっています。
項目別に一気に本試験のレベルまであげることができ、何をしたら本試験レベルの問題で得点することができるのか明確にすることができるメリットがあるため合格に直結したテキストであるともいえます。
通常、項目別に本試験レベルまで引き上げる勉強は非効率となってしまう場合もありますが、建設業経理士はある程度パターンが決まって出題される上に範囲が限定されているのでこの勉強法は効果的だといえます。
このテキストの「論点別重要度と出題頻度」のページでは、項目別に本試験でどの程度出題されたのか一目瞭然の表があるので、勉強にメリハリをつけることができます。
例えば8回連続で出題されている項目と8回中1回しか出題されていない項目もあるので、力の入れ具合も変わってきますし、重要度の高い項目はいつも以上に集中して勉強をすることができます。
徹底的に分析されたこの教材は効率よく本試験レベルまで仕上げることができ、最新の試験に対応しているのでおすすめの1冊です。
建設業経理士2級では日商簿記2級でいうところの工業簿記の項目があります。
そのため理想は簿記3級取得者ではなく簿記2級のテキスト(工業簿記部分)を見たことがある人が本書を利用するのがおすすめです。
そういった場合はこちらのテキストで簿記2級の工業簿記の勉強ができます。
日商簿記2級に“とおる"テキスト 工業簿記 1,944円 送料無料
上記テキストで簿記2級の工業簿記を勉強するのもいいですが、出題されない問題も多いので全てやる必要はありません。
そのため「建設業経理士2級のスッキリわかる」テキストで知ってる項目はさっと流してはじめてみる項目のみ学習をすると効率よく勉強をすることができるでしょう。
次から問題集になります。
建設業経理士2級 独学合格できるおすすめの問題集
スッキリとける問題集 建設業経理士2級 1,320円 送料無料
2021年9月試験、2022年3月試験に対応
スッキリわかるテキストに対応する問題集で、テキストが終わった方はこの問題集で知識の定着を確認し、過去問に入るような流れを書籍ではすすめています。
テキストのレベルが1、過去問のレベルが3とすると、1から3の壁が高くてもう少し演習をしないと過去問に入るのが厳しいという方はこの問題集を使うのもいいでしょう。
しかし、建設業経理士の本試験問題はある程度パターン化されているので、すっきりテキストが終わった方は問題集に入らず「出題パターンと解き方(テキスト・過去問の一体型)」に進むのがいいでしょう。
建設業経理士2級 過去問
過去に出題された問題だけが知りたい方はこの試験を行っている一般財団法人建設業振興基金のホームページをご覧ください。
⇒建設業振興基金HP 過去の試験問題
上記ページには10回以上の過去問を確認することができますが、解答については掲載がないため過去にどんな問題が出たのか知りたい方に有用です。
この資格試験の合格を目指す方は下記の過去問題集を利用するといいでしょう。
建設業経理士2級 独学合格できるおすすめの過去問題集
合格するための過去問題集 建設業経理士2級 第10版 1,760円 送料無料
2019年9月検定対策
基礎をしっかり固めてきた方にとっては最高の書籍となり、この過去問のおかげで合格することができましたというコメントが非常に多いです。
ただし、この過去問だけで合格できるわけではなく、それまでにテキストを使ってある程度の基礎を身につけておく必要があります。
この過去問は懇切丁寧に解答解説があるわけではなく一般的な解答解説と攻略のテクニック等が掲載されています。
そのため基礎が全くなくてこの過去問題集をやろうとすると、解答解説を見ても「?」となり、勉強効率が悪くなってしまいます。
そのためこの過去問の解答解説を見たら理解できるレベルでいいので基礎を固めておきましょう。
建設業経理士2級 過去問・独学テキスト まとめ
以上、建設業経理士2級を独学で受験する場合のおすすめのテキストと過去問を紹介しましたがいかがだったでしょうか?
市販されている教材は簿記と比べると少ないものの、独学で合格できる教材が出版されているのはうれしいことです。
これまでのことを簡単にまとめておきます。
簿記の勉強が初めての方や簿記3級取得者は①から勉強をします。
※簿記2級以上の取得者は②から勉強をします。
①「建設業経理士2級のスッキリわかるテキスト」を使う
↓
②テキストと過去問が一体型となっていた「出題とパターンと解き方」を使う
↓
③「合格するための過去問題集」を使う
(②で過去問を解いているので見たことがある問題が多いですが、今度は時間を計って点を取りにいき、解けなかった問題は徹底的に復習をします)
・建設業経理士の難易度はこちら
⇒【建設業経理士1級、2級】難易度ランキング 簿記・宅建比較
・建設業経理士の合格率や就職に強い理由はこちら
⇒【メリットが多い建設業経理士】仕事は?受験者や合格率の推移は?
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
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