①マンション管理士は独学で合格することはできますか?
②市販で合格できるおすすめのテキストを教えて。
このような疑問をお持ちの方にお答えします。
①マンション管理士は独学で合格することはできます。
②下記にておすすめのテキストを紹介します。
マンション管理士は独学か?
冒頭で述べましたがマンション管理士は独学で合格することができます。
マンション管理士は難しい資格試験に区分されていますが、試験は50問の4肢択一式のみです。
2次試験等で記述式のような論文試験が実施されるのであれば市販のテキストだけで対応することは難しいですが、そういったものはマンション管理士試験にはないので独学合格は十分に可能です。
試験の難易度や出題方式だけでなく、市販の教材を使って合格できるものが販売されていなければなりませんが、市販されているテキストはいくつか分かりやすくて合格できる作りになっているので出費を抑えたい方は独学を選択しても問題はありません。
もちろん通信講座などを利用すると独学より理解が早く効率よく学習することができるので、お金に余裕がある方は独学よりも専門学校を利用するのもいいでしょう。
学校利用をおすすめする人
・法律の勉強が初めての方
マンション管理士を受験する78%の人は宅建取得者なので、ある程度法律の勉強をした受験者層であるともいえます。
法律の勉強が初めての方であっても、やる気があれば学校を利用せず独学で合格することができるでしょう。
マンション管理士 独学におすすめのテキスト
マンション管理士試験で重要なのは「区分所有法」といわれる項目で、試験では50問中10問と最も多く出題される項目になります。
また、この項目は一番最初に学習をする項目になるので、いかにここを抑えるかが今後の勉強に大きな影響を与えることになります。
マンション管理士試験を勉強する場合、難しそうな用語が多いのでいやになってしまう場合もありますが、テキストでは区分所有法をどのように記載しているのか?用語は分かりやすく記載してあるのかがポイントとなります。
amazonでは書籍のところにある「なか見!検索」をクリックすると一部分をネットで見ることができます。(一部分といっても20ページ以上見ることができます。)
そこで、区分所有法がどれだけ分かりやすく書かれてあるのかさっと確認するといいでしょう。
何冊か気になる書籍があるなら区分所有法だけでも比較をしてみましょう。
それを見て「分かる!」というのであればそのテキストは買ってもいいテキストになるでしょう。
読んで比較したりなか見検索が面倒だという方は「分かりやすくかかれてあるかどうか」を下記で紹介するテキストごとにコメントを記載していますのでそちらを参考にしてください。
マンション管理士 独学合格におすすめのテキスト
らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト 3,024円
696p
マンション管理士のテキストとしては売上No.1、TACのマンション管理士である講師の方が執筆されたものです。
このテキストは法律の勉強が初めての方でも分かるように「講師風のイラストの絵」がいい味を出しています。メインの講義とそれを補う補足講義(脚注)によって講義を受けているようなテキストの作りになっています。
また、「+1点!」や「レベルUP!」の箇所の読み込みも行うとより得点を取ることが可能であり、メイン部分、補足部分に加えて上記の得点アップ箇所があるので、時間がある方やそうでない方によってテキストの読み込みの強弱をつけることができ自由度の高いテキストであるといえます。
章の最後には確認問題(過去問)があるので知識確認と同時に本試験レベルの問題に触れることができます。
解けなければ理解不足な箇所を明確にすることができ、解ければ自信につなげることができます。そうするとそれ以降の項目はモチベーションをあげて勉強をすることができます。
色は二色刷りで、講師のイラストが随所にポイントを説明してくれるので、「あ、ここは重要なんだな」「分かりやすく説明をしているんだな」と思いながら読むことができます。
文章だらけだと読み飛ばしてしまうところですが、このテキストはワンテンポおいて読むことができるので集中して読むことができ頭に残りやすい特徴があります。
表もたくさんあるので体系的に理解するのに役立てることができるでしょう。
このテキストが終わったら一問一答、過去問題集、パーフェクトポイント整理という流れにしているみようですが、一問一答、過去問題集に進んで、最後にポイント整理は購入する必要はないかと思います。
整理がうまくいってない方は購入するのもありですが、新しいものを買うよりテキストを再度読み込んで頭の整理をするほうがいいかと思います。
さて、このテキストの欠点は・・正直見当たりません。
出る順管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト 4,104円
1135p
マンション管理士のテキストとしては売上No.2で、専門学校で有名なLECのテキストになります。
先ほどはTAC、今度はLECということで専門学校はやはり強いですね。
このテキストは1,135ページとなっており、先ほど紹介したテキストの倍近いページ数となって分厚くなっていますがこちらは3つに分冊可能です。
そのため移動中に抑えたい論点の冊子を持ち運んで細切れ時間を有効に活用することもできます。
このテキストはマンション管理士と管理業務主任者の2つの資格に対応していますが、目次や項目の箇所にそれぞれ重要度(S、A、B、C)の記載があります。
(例えば管理業務主任者C、マンション管理士Aといった具合に)
そのためマンション管理士のみを勉強する方は重要度Cの箇所は飛ばして勉強すればいいでしょう。
このテキストも最初に紹介したテキスト同様に2色刷りとなっており、図・イラストも随所にある、項目や分かりづらい箇所には必ず図・イラストがあるので苦手を作らないで学習をすることができるでしょう。
このテキストが他のテキストより優れている3つの点
1.特にこのテキストは説明が非常に分かりやすく書かれてあるので難しさを感じずスラスラ読むことができますし、身近な具体例・わかりやすい具体例をあげて説明をしているので「らくらく~」よりも理解しやすいでしょう。
2.冒頭には「過去に出題された実績表」があるのでそれを見ながら「学習のpoint」を読むことになりますが、そこにはどのようなことを学習するのか?どんなことが試験では問われるのか?どんな風に勉強をすればいいのかとったことが記載されてあるのでこれは非常に便利です。
3.テキストを読み進めていると横に数字が記載してあり、それは過去に出題されたものとなります。
例えば「マ 15-3」といった具合にマンション管理士で2015年の3問目に出題されたということです。
場合によってはこの数字が5つ以上並んでいることもあります。
そうするとその箇所は特に重要な箇所であることがテキストを読みながら確認することができ、そういった箇所は注意深くテキストを読むことができるでしょう。
こういったテキストのつくりは公認会計士講座で使われるテキストにもありますが、市販でありながらこの値段で購入できるのはお得のレベルを通り越しています。
このようにLECの書籍は合格に導くために丁寧に作りこまれているので、当サイトとしては最もおすすめするテキストになります。
このテキストの欠点を挙げるとすれば、マンション管理士と管理業務主任者の2つのものが一緒になっているのでわずらわしいと思う人もいらっしゃるでしょう。
マンション管理士と管理業務主任者は共通している部分が非常に多く、ほんの少し勉強をすれば管理業務主任者試験に合格することができます。
そのため2つの資格が一緒になっているテキストは多くあります。
ユーキャンのマンション管理士・管理業務主任者 はじめてレッスン 2,160円
268p
通信講座で有名なユーキャンが発売しているテキストになります。
これまで紹介したテキストと違ってページ数はかなり少なく半分以下となってます。
「はじめて」「入門書」ということで、テキストは見た目では文字が多く感じてしまいますが、読んでみると不思議とスラスラ読むことができます。
ユーキャンは分かりやすいテキスト作りには定評がありますが、マンション管理士のテキストにおいてもそういった部分が見られます。
読みやすさのあまり次々に読んでしまうと情報量が多くて「ちょっとまって・・」と言いたくなることがあります。
他の書籍のようにイラストやまとめ、練習問題などがあると気分転換をすることができますが、そういったものがしばらくないので人によっては読みづらいという方もいらっしゃいます。
合格に必要な量は不足していますし、初めての方だと戸惑う方もいらっしゃるかもしれないので少し中途半端な感じもします。
マンション管理士独学におすすめのテキスト まとめ
以上、マンション管理士の勉強をする場合におすすめのテキストを紹介しましたがいかがだったでしょうか?
テキストについては3つ紹介をしました。
1.らくらくわかる~(TAC)
欠点がないテキストであり、本文と脚注をうまく使ったり、講師のイラストがメリハリを与えてくれたりして実際の抗議を受けているような感覚のテキストです。
2.出る順~(LEC)
初学者でも理解できるように分かりやすい事例と噛み砕いた説明があり、試験対策が最もされているテキストなので合格に近いテキストといえます。
3.ユーキャンの~
初めての方を対象としているため人によっては理解しやすい文章ではあるものの、テキストの構成に強弱が不足しているため読むのが大変だという方もいらっしゃいます。
もう少し工夫をすると一気に読みやすいテキストに変わるでしょう。次の年度に期待したい1冊。
ほとんどの方はLECのテキストをおすすめしますが、マンション管理士と管理業務主任者が遺書になって利用する際我慢できないという方はTACのテキストをおすすめします。
・マンション管理士の前に取得しておきたい宅建資格
⇒【宅建】独学におすすめのテキスト”3選”
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
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