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【FP1級】勉強時間と独学スケジュール

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①FP1級試験に合格するためにどの程度の勉強時間が必要なの?

②合格に必要な教材とスケジュールを教えて欲しい。

③独学で勉強をする場合、独学スケジュールのようなものはありますか?

このような悩み・疑問をお持ちの方にお答えします。

①FP1級試験に合格するためには430~700時間の勉強が必要です

②③下記にて合格に必要な教材と独学スケジュールを紹介します。

 

 

FP1級の勉強時間とスケジュール

FP1級は2級と比べると学ぶべき量が多いので計画的に勉強をしないといつまでたっても合格レベルの実力に到達する事はできません。

そのため・・

・使用する教材を絞る事

・効率のいいスケジュールを作成する事

この2点に注意をしながらスケジュールを作成しましょう。

 

下記にてFP1級合格スケジュールの概要をご覧ください。

1.FP1級試験 合格までのスケジュール(概要編)

各期 ①時間がない方 ②多くの方におすすめ
基礎期 テキスト テキスト
準拠する問題集
実力養成期 過去問題集 過去問題集
過去問精選問題集
直前期   予想問題集

 

①時間がない方と②多くの方におすすめの2パターンがありますが、どうしても時間がないという方は①を選択しそれ以外の方は②を選択しましょう。

①はアウトプットの演習量が少ないため時間は少なくて済みますが、合格という観点で考えると合格可能性は低くなります。

問題演習というのは、テキストで学んだことがどれだけ身についているのか?その実力を確かめるものではなく、記憶があいまいなものや理解が不十分なものを克服するために利用します。

 

それでは次は使用する教材についてみてみましょう。

FP1級合格に必要な教材

各期 ①時間がない方 ②多くの方におすすめ
基礎期 右と同じ みんなが欲しかった! FPの教科書 1級vol1
右と同じ みんなが欲しかった! FPの教科書 1級vol2
(右と同じ) みんなが欲しかった! FPの問題集 1級
応用期 右と同じ 1級FP技能士(学科)精選問題解説集
右と同じ 1級FP技能検定 実技試験精選過去問題集
  FP技能士1級学科 重要過去問スピード攻略
直前期   あてる TAC直前予想 FP技能士1級

FP最高峰の資格にしては教材の数は多く感じないかもしれませんが、1級というだけあって内容も難しくなっており、教材は一度読んだだけで全てを理解する事は難しく繰り返し読む必要があります。

時間がない方であってもできればテキストと並行して準拠する問題集は解いておきたいものです。

 

 

次は上記教材にかかる勉強時間を見てみましょう。

使用教材別勉強時間

大学生やこれまで資格の勉強をした事がある方は勉強方法や勉強が習慣化できている方が多く理解と記憶の定着は一般の方と比べていい傾向にあります。

そのためテキスト等の教材にかかる勉強時間は上記のような方や一般的な方、勉強があまり得意でない方など様々なため一概に言えないところがあります。

そのためここでは3つのタイプに分けて勉強時間を紹介します。

A 勉強に慣れている方またはここ1年の間に他の資格を取得した方

B 通常の方

C 勉強があまり得意ではない方またはここ1年以上勉強をしていない方

(教材別・タイプ別の勉強時間表)

教材
みんなが欲しかった! FPの教科書 1級vol1 280 370 470
みんなが欲しかった! FPの教科書 1級vol2
みんなが欲しかった! FPの問題集 1級
1級FP技能士(学科)精選問題解説集 50 65 80
1級FP技能検定 実技試験精選過去問題集 30 45 55
FP技能士1級学科 重要過去問スピード攻略 25 30 35
あてる TAC直前予想 FP技能士1級 45 60 60
合計 430 570 700

タイプ別の勉強時間は・・

A 勉強に慣れている方等→430時間

B 通常の方→570時間

C 勉強があまり得意ではない方等→700時間

勉強時間はおおよその目安となります。

 

次は独学スケジュールを見てみましょう。

ここではBの一般的な方を対象とした勉強時間のスケジュールを紹介します。

 

FP1級 独学スケジュール

10ヶ月合格計画

1 基礎期 みんなが欲しかった! FPの教科書 1級vol1~vol2
みんなが欲しかった! FPの問題集 1級
2      ↓
3      ↓
4      ↓
5      ↓
6      ↓
7 応用期 1級FP技能士(学科)精選問題解説集
1級FP技能検定 実技試験精選過去問題集
FP技能士1級学科 重要過去問スピード攻略
8      ↓
9      ↓
10 直前期 あてる TAC直前予想 FP技能士1級

 

この10ヶ月合格計画は・・

平日2時間、土5時間とし1週間で15時間となり、1ヶ月60時間を目安にしています。

1日2時間の勉強時間なので移動時間などのコマ切れを有効活用すれば1時間程度の勉強時間は確保できるかもしれません。

仕事が忙しい方は家に帰ると睡魔が襲ってくるでしょうから、朝早く起きて1時間、コマ切れ1時間の勉強時間ということになり、この時間なら社会人でも勉強を続ける事ができるでしょう。

そのため1日の勉強時間がもっと取れる方は10ヶ月ではなくもっと短期間での合格が可能となります。

 

 

次は各期の勉強について見ていきましょう。

基礎期(6ヶ月)

使用する教材はテキスト2冊と準拠する問題集1冊となります。

テキストは1ページ3分、問題集は2ページ3分を目安にすると90時間程度で全て終わらす事ができますが、3~4回転くらいはしておきましょう。

回転数はあくまで目安ですので問題が完璧に解けるように仕上げておきましょう。

テキストを単に繰り返して読んでも本当に分かっているのかどうか客観的に判断する事は難しいものです。
そこで、準拠する問題集を解く事で自分が分かっていない箇所を明確にする事ができるのです。

そのために準拠する問題集を使ってあやふやな知識を確実な知識にさせるためにテキスト→問題集→テキスト→・・と繰り返し行います。

学校の場合

学校を利用する場合は講師等や学校のスケジュール自体が講義をただ聴くだけに終わらないようにミニテストや答練、宿題に問題集(指定した問題)をさせるなどして、アウトプットをうまくスケジュールに組み込んでいます。

独学の場合

独学で勉強する場合はテキストを完璧に抑えようと何度も読んでしまい、問題を解くといった作業をあとにまわしてしまう傾向にあります。

簡単な試験であればテキストが全て終わってから問題を解いてもいいですが、FP1級は最高峰の資格だけに範囲も広くテキストを読むだけでは本当の理解ができない期間が長くなる事もおそれもあるでしょう。

 

学校利用・独学者ともにインプットとアウトプットを並行して行うことで効率よくテキストと準拠する問題集を自分のものにすることができます。

この基礎期で完璧におさえておけると、後の応用期や直前期ではゆとりを持って進める事ができるので、基礎期は特にがんばって進めていきましょう。

 

応用期(3ヶ月)

応用という名前ではありますが、ここでは過去問ベースで勉強を進めていきます。

FP試験は特に過去の問題がよく出題されるので過去問をいかに抑えるかが1つのカギとなります。

過去問は試験問題を作成しているところが学科・実技ともに出版をしているのでその2冊は必ず解くようにしましょう。

合格者の多くもこの教材は必ず使っています。

また、より過去問を解くことで合格可能性をあげる事ができるのでもう1冊過去問から重要な問題を抽出した「重要過去問スピード攻略」を使っておくといいでしょう。

こちらは解説が非常に詳しいので過去問の確認と同時に知識の確認を行う事ができ、また基礎、応用の2つがあるので時間に合わせてどの程度解くのかを決めるといいでしょう。

この応用期で合格レベルに達する事ができ、これ以外の教材を使う必要はありません。

 

直前期(1ヶ月)

使用する教材は予想問題集1冊となり全部で3回分あります。

予想問題集を解いて解答解説を読み、気になるところはテキスト等に戻り、できれば関連論点も抑えておくとなおよいでしょう。

 

これだけの教材でいいのか?不安でもう少し教材を利用したという方もいらっしゃるかもしれません。

これまでの教材を使っても合格が心配な方は、使用した教材が完璧に解けるのか?テキストで分からない箇所はないのか?苦手はないのか?

このようなことを客観的に考えてみましょう。

 

 

FP1級の勉強時間とスケジュール まとめ

以上、FP1級試験に合格するために必要な勉強時間とスケジュールを紹介しましたがいかがだったでしょうか?

10ヶ月スケジュールといったものを紹介しましたが、テキストと問題集を効率よく吸収できる方ですとは楽なスケジュールになっているかもしれません。

10ヶ月というのは1つの目安に過ぎないので、試験まで6ヶ月しかないのであれば無理ではなく、挑戦する余地は十分にあります。

テキストを4回転ではなく3回転にしたり、基礎期がある程度仕上がっている方ですと応用期・直前期は2~3ヶ月でこなす事も可能です。

6ヶ月計画:基礎期4ヶ月、応用・直前期2ヶ月

FP1級は簡単に合格する事はできないですが、それだけに価値の高い資格です。
今は老後に2,000万円必要だといわれ資産の運用をどうするかが問題となっているのはご存知の方も多いでしょう。

資産の運用のプロともいるFP資格は今後注目を集める事は間違いないでしょう。

 

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