①FP1級は独学で合格することはできますか?
②独学で合格できるのならおすすめのテキストを教えてください。
このような疑問をお持ちの方にお答えします。
①FP1級は独学で合格することはできます。
②下記にておすすめのテキストや過去問題集を紹介します。
目次
FP1級は独学か?
前述のとおりFP1級は専門学校を利用すると効率よく合格することができますが、独学でも合格することができますので出費を抑えたい方は独学を選択してもいいでしょう。
FP1級を扱っている専門学校はかなり少ないですが、利用すると効率的に勉強ができるのでお金に余裕がある方は独学よりも専門学校を利用するといいでしょう。
FP1級試験
FP試験は他の資格試験と少し異なっており、試験を行う団体が「日本FP協会」と「金融財政事情研究会」の2つが実施しており、どちらかを選んで受検することができます。
ただ、FP1級の学科については金融財政事情研究会(略してきんざい)のみしか試験を実施していません。
FP1級 独学におすすめのテキストと過去問
このページではテキストだけではなく問題集や過去問を紹介しますので参考にしてください。
FP1級 独学合格におすすめのテキスト
みんなが欲しかった! FPの教科書 1級 Vol.1 2020-2021年 4,180円
上記は2021年度対応となっているので、最新の試験傾向の対策が反映された内容となっています。
FP1級は6科目あることから合格するためには上記のテキストvol1以外にはvol2が必要となります。
メモ
vol1は3科目、vol2は残り3科目という構成になっています。
みんなが欲しかった! FPの教科書 1級 Vol.1 2019-2020年
みんなが欲しかった! FPの教科書 1級 Vol.2 2019-2020年
1冊のページ数は700~800ページあり、FP1級は2冊のテキストを合計すると1,570ページになっています。
全部で6科目あり、このテキストは1科目1冊ずつに分離することができます。
そのため移動時間を使って暗記・復習などちょっとした確認をする場合に使い勝手がいいといえます。
テキストは図や表が多いのでまとめて理解・暗記するのに便利ですし、書籍の表紙にある女の子のイラストがあります。
その子がいろんな所でコメントをしてくれるので堅苦しくて理解しづらい所も分かりやすくしゃべってくれるので頭にさっと入ってきやすいでしょう。
項目を細分化したもの(セクション)の最初にはこれからどんな事を学習するのかが書かれてあり、イメージを持って学習することができます。これがあるのとないのとでは理解や記憶の定着に大きな差がでてきます。
また、各セクションの終わりには「確認問題」があるので、理解や記憶の定着具合を確認することができ、その際不正解があったら必ず該当箇所に戻って確認をし全て正解できるようになってから次のセクションに進むようにするとある程度の力がつくテキストの作りとなっています。
分かりやすいテキストの場合、合格に必要な情報量が不足している場合が多いですが、このテキストは合格に必要な情報が詰まっているので合格まで安心して使うことができます。
FP1級のテキストとしてはこれ以上にない出来となっています。
みんなが欲しかった! FPの問題集 1級 2020-2021年 4,180円
こちら先ほど紹介した「みんなが欲しかった教科書に準拠している問題集になります。
教科書で1つの項目が終わったらこちらの問題集でそれに対応する問題を解く事で理解の確認と知識の定着をはかることができます。
そのため合格にはテキスト(教科書)同様に必須の教材といえます。
合格テキスト FP技能士1級 (1) 2020-2021年 2,200円
こちらは1科目1冊の構成となっているので6冊のテキストが必要となります。
合格テキスト FP技能士1級 1 2020-2021年
合格テキスト FP技能士1級 2 2020-2021年
合格テキスト FP技能士1級 3 2020-2021年
合格テキスト FP技能士1級 4 2020-2021年
合格テキスト FP技能士1級 5 2020-2021年
合格テキスト FP技能士1級 6 2020-2021年
このテキストは専門学校のTAC出版のもので、TACの講座でも使われています。
そのため先ほど紹介した「みんなが欲しかった~」よりも合格に必要な情報量は多くなっています。(情報量は市販で最も多い)
テキストは2色刷りで表はあるので暗記するときに利用できますが、図やイラストがないのでかなり固い感じのするテキストとなっています。
そういったものが好きな方はこのテキストが合っているといえます。
テキストのイラストについては学校の授業で利用することから控えめになっています。
そのため独学で勉強をする場合は多少読みづらい印象があります。
章の最初に過去の出題実績一覧があり重要度の確認と章で学ぶポイントの記載があります。
また、章を細分化した項目においては途中途中でポイントが書かれてあるので、どんなことが書いてあってどんな事を学ぶべきだったのかを再度確認することができて非常に便利です。
FP1級独学合格におすすめの過去問
FP技能士1級学科 重要過去問スピード攻略
431p
以前はおすすめの本でしたが最新版が出版されなくなってしまったため過去問の意義がなくなり現在はあまりおすすめの本とは言えなくなりました。
ただし、直近の過去問を他の書籍等で学習しそれ以前の過去問を学習したい場合は大変有意義な書籍となります。
直近の過去問については次に紹介するきんざい出版の過去問を利用するといいでしょう。
過去に出題された問題が一問一答形式となっており、見開き2ページで問題・解説となっているのでテンポよく進めることができ、過去問の中で最も使い勝手がいいでしょう。
基礎編、応用編の2つからなっており、それぞれの問題数は基礎113問、応用75問、自分の実力・状況に合わせて使っていき、ここに掲載された過去問は徹底的にやりこみ分からない箇所はテキストに戻って必ず確認をしておきましょう。
最終的にはこの過去問を完璧になるまで仕上げておけば試験は万全ですが、時間がない方は難易度の表記もあるのでそれを参考に難易度が高いものは除いてそれ以外を抑えておきましょう。
'20~'21年版 1級FP技能士(学科)精選問題解説集 4,950円
試験はきんざいが実施すると記載しましたが、そのきんざい監修の過去問題集となっているだけにはずせない1冊となります。
FPの過去問はHPで確認をすることができますが肝心の解説がありません。
この精選問題解説集は過去問で重要な問題だけでなく、直近1年分の過去問と解説があるので重宝します。
4,950円はちょっと高いですが、直近の過去問やFP試験は似たような問題が繰り返し出題されるのでできるだけ購入をしておきたいところです。必ず購入するようにしましょう。
1級FP技能検定 実技試験(資産設計提案業務)精選過去問題集 1,800円
306p
2019年度版となっているため過去問としては古くなっていますがこの本ははずせません。
これまでは「学科」のものを紹介しましたが、こちらは「実技」対策としての過去問題集です。
FPは学科だけではなく実技試験においても過去の問題が繰り返し出題されるので徹底的にやっておくことが合格のカギとなります。
また、1級実技の本はこれ以外あまりなく、あっても分かりづらいものが多い中こちらは内容的に悪いところはありません。(特別いい所もありませんが)
ただ、この本を使いこなせれば実技は合格とも言われており、合格者もこれしかないから購入したという方もかなり多いです。
FP1級独学合格におすすめの問題集
2021年1月試験をあてる TAC直前予想 FP技能士1級 3,300円
以前のものより30ページほどアップし332pに。
本試験形式の予想問題集は販売されているものが少ないですが、これは全部で3回分の予想問題があります。
テキスト、過去問を確実にこなすことができれば合格はかなり近いのであえて問題集をする必要はありませんが、物足りない方や過去問がいまひとつな方、もう少し実力をつけたい方におすすめの1冊です。
ただ、テキスト、過去問が中途半端な状態でこの問題集を使用しても効果は薄いので、きちんと消化した上で問題集を利用するようにしましょう。
また、「苦手論点チェックシート」もあるので苦手な部分をなくすためにも利用するといいでしょう。
FP1級 独学合格におすすめのテキスト・過去問 まとめ
以上、FP1級にテキスト、過去問を紹介しましたがいかがだったでしょうか?
独学で合格できるテキストは「みんなが欲しかった~」「合格テキスト」の2つがありました。
「みんなが欲しかった~」は相当分かりやすいので、FP1級の勉強を初めてされる方におすすめです。
独学合格を目指す場合は金銭的に抑えたい方が多いでしょう。
「みんなが欲しかった~」は2冊で9,360円、「合格テキスト」は6冊で13,200円と、3,840円の差があります。みんなが欲しかった~を購入し差額分を使って過去問を1冊購入するのがいいでしょう。
ただ、受検経験者やイラストなど要らないという方、さらには過去に「みんなが欲しかった~」を使ったが得点できなかった方は「合格テキスト」を使うといいでしょう。
また、「合格テキスト」は科目別にテキストが販売されているので得意科目を伸ばしたい、苦手科目を徹底的につぶしたい方はこの合格テキストでその科目だけを購入するという方法もあります。
FPは最近注目されている資格試験で1級は受検する方が年々増加しています。
その影響もあってこれまで1級の学科は1月と9月のみでしたが、現在は5月も実施されることとなり受検しやすい環境になっています。
不動産、年金、資産の有効活用は今後さらに重要度を増していき、企業からの需要は高くなるでしょう。また知識としても役に立つ資格ですし、独立においても有利に進めることが可能となります。
・FP1級の勉強時間が気になる方はこちら
⇒【FP1級】勉強時間と独学スケジュール
・FP2級のテキストが気になる方はこちら
⇒【FP2級】独学合格におすすめのテキストと過去問
専門学校を利用してみたい方は下記を参考にしてください。
学校
おすすめの学校はこちら
⇒ LEC FP1級講座
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