①ファイナンシャルプランナーって何?
②ファイナンシャルプランナーになるにはどうしたらいいの?
③誰でもFP試験を受けることができるの?それとも受検資格があるの?
①税理士が「税金のスペシャリスト」ならファイナンシャルプランナー(FP)は「お金のスペシャリスト」といえます。
②それぞれの試験に合格すればなることができますが、詳しくは下記を参考にしてください。
③FP3級についてはだれでも受検することができ、FP2級はFP3級に合格していると受検することができます。
何か資格はないかな?と調べていると必ずと言っていいほど目にするのがこのファイナンシャルプランナー(FP)の資格です。
目次
ファイナンシャルプランナー(FP)とは?
ファイナンシャルプランナー(FP)ってどんな事をするの?
(仕事面)
保険、年金、税金、不動産、金融商品など生活に密着するライフプランのアドバイスをします。
例えば子供の教育費は思った以上にお金がかかってしまいますが、前もって準備をすることが重要です。
最も大きな買い物といえば住宅の購入ですが、これらの費用(ローン)をどうするのが最もいいのか?といった事を提案することができます。
また、法律や税金以外のお金全般に関しての資産運用のコンサルティングをします。
注意
コンサルティングや相談業務には注意することがあります。
例えば税務書類や税の相談については税理士だけができる『独占業務』なので、ファイナンシャルプランナーはこれらの業務をすることはできません。
税理士の勉強をしている人や目指そうとしている人がいらっしゃるのなら、ファイナンシャルプランナー(FP)の取得も視野に入れるといいかもしれません。
FPの資格があっても税の相談業務はすることができませんが、税理士なら扱うことができます。FPの知識を使うことで税だけでなく幅広い提案をすることで仕事の幅を広げることができます。
知人の税理士は社労士をもっていますが、FPを持っていればよかったと言っていたのを思い出します。
生涯設計プランを実現させるためのコンサルティングをするのがファイナンシャルプランナー(FP)です。
(生活面)
ファイナンシャルプランナー(FP)は仕事以外にも役に立てることができるのも人気の理由の1つです。
年金などを払ってはいるものの老後に対して不安がある人は多いかもしれません。しかし、実際にこれといった対策をしている人も少ないのではないでしょうか?
FPの勉強をしていると、資産運用を学ぶことで将来の不安を消すことができたり、将来を実現するための設計ができたり老後に備えることができます。
”3種類”のファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナー(FP)は実は3つに分かれているので、ちょっと分かりづらいかもしれません。
FPは下記の3つです。
・ファイナンシャルプランニング
・AFP
・CFP
また、ファイナンシャルプランナー(FP)といっても国家資格と民間資格があるのでなおさら混乱してしまうかもしれません。
それではこれら3つを下記で分類してみましょう。
国家資格と民間資格のファイナンシャルプランナー(FP)
国家資格:ファイナンシャルプランニング技能士(FP技能士)
民間資格:AFP、CFP
※CFPは国際資格
3つのFPは上記のように分けることができます。
また、多くの人がファイナンシャルプランナー(FP)と言っているのは、国家資格の方のファイナンシャルプランニング技能士を指すことが多いでしょう。
FP3級、FP2級、FP1級はファイナンシャルプランニング技能士の事です。
ファイナンシャルプランナー(FP)になるには?
FPを調べているとFP3級、FP2級、FP1級、AFP、CFPと全部で5つあり、初めてのときはどれがどうなっているのか分からないという事があります。
この5つは先ほどみたように国家資格と民間資格に分けることができます。
また、イメージとしては・・
FP3級 → FP2級 → AFP → CFP → FP1級
このようなイメージをもっていただくといいかと思います。
そうするとFPの最高峰を目指したい人はFP1級を目指すといいでしょう。
ただ、自由に受検できるわけではありません。
受検するためには受検資格となるものをクリアしなければなりません。
そこで、次は受検資格について見てみましょう。
ファイナンシャルプランナー(FP)の受検資格
FP3級 受検資格
FP3級はだれでも受検することができますので、多くの人はこの級から受検する人が多いでしょう。
試験月は1月、5月、9月の年3回となっています。
FP2級 受検資格
FP3級合格者
または、FP業務や金融機関業務などの実務経験2年以上
試験月は3級と同じで1月、5月、9月の年3回となっています。
AFP資格
FP2級合格者であって、研修(提案書の提出100点中60点以上で合格)を経て、あとは登録手続きをすることでAFPとして認定されます。
CFP 受検資格
AFP登録している者
試験科目は6課目になりますが、6つ全てを受検する必要はなく課目受験が可能で課目合格があります。
最終的に6課目全部に合格し、その後研修を経て登録をすることでCFPとして認定されます。
試験月は6月、11月の年2回となっています。
FP1級 受検資格
ここだけ少し特殊です。
学科試験、実技試験がありますがそれぞれ受検資格が必要となります。
FP1級は学科試験合格→実技試験となるため、まずは学科試験に合格しないといけません。
・学科試験受検資格
FP2級合格者+FP実務経験1年以上
FP実務経験5年以上
・実技試験受検資格
FP1級学科試験合格者
CFP合格者・認定者
試験は1月、9月の年2回となっています。
FP1級を受検するためにはどうしたらいいのか?ちょっと分からなくなってしまった人のために少しまとめてみましょう。
FP1級受検ルート
FP1級を取得するためにはいくつかのルートがあります。
①FP実務経験5年以上→FP1級学科→FP1級実技⇒FP1級合格
②FP2級合格→FP実務経験1年以上→FP1級学科→FP1級実技⇒FP1級合格
>FPの経験があればいきなり1級の学科、実技の①のルートになります。
FPの経験が一切ない人がFP2級に合格し、その後FPの知識を元に実務を1年経験し、FP1級の学科へというルートになります。
最後のルートは実務経験なしの場合です。
③FP2級合格→AFP→CFP→(FP1級学科免除)→FP1級実技⇒FP1級合格
実務経験が不要なので、早く資格が欲しい人はこの③のルートがいいでしょう。
おわりに
ファイナンシャルプランナー(FP)の事や試験制度の概要はつかめたのではないでしょうか?
実はFP試験は通常の試験と違って変わっていることがあります。
それは出題者です。
通常の試験は出題するところは1箇所で、例えば日商簿記試験なら日本商工会議所が問題を作成し出題します。
しかし、FPの実技試験は2箇所が作っています。
出題している2箇所
①日本FP協会(NPO法人)
②金融財政事情研究会(一般社団法人)
※FPを調べていると「きんざいのテキスト」などという言葉を聞いたことがあるかもしれません、②の名称の事です。
つまり、日本FP協会ではなく、きんざい試験対策のテキストということになります。
FPの各級の受験者数や合格率が知りたい方はこちら
⇒【ファイナンシャルプランナー】3級、2級、1級の合格率
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