①中小企業診断士ってどんな仕事をするの?
②どうやったらなることができるの?受験資格を教えて。
③難関資格と言われているけど合格率はどのくらいなの?
回答します。
①中小企業に対して経営の助言と診断を行います。
②受験資格はなくどなたでも受験することができます。
③1次試験、2次試験ともに合格率は20%前後となっています。
それではもう少し詳しく見ていきましょう。
目次
中小企業診断士とは?
中小企業診断士はどんな仕事をするの?
上記にも記載しましたが、中小企業診断士は中小企業に対して経営の助言と診断を行います。
中小企業診断士は国家資格唯一のコンサルティング業務で企業が成長していくための戦略策定をし、中小企業診断士がもつ専門知識と経験を使ってアドバイスを行います。
その土地には様々な問題があるので経営環境問題対策や中小企業ならではの施策を行うため、行政や金融機関と連携を取ったり支援活動も行います。
財務諸表から読み取れる数字の施策だけではなく、企業の本質的な課題を見つけることで抜本的な策定のアドバイスを行うのが中小企業診断士の役割です。
専門的な分野
ただ、問題を解決するためには専門家の知識が必要な場合もあります。
例えば、法律的な課題が分かった場合は弁護士や司法書士などに助言を求めたり、税金関係については税理士といった具合にその道のスペシャリストが必要となります。
そのため中小企業診断士はそれらの専門分野への橋渡し的な業務をすることもあります。
中小企業診断士は企業の問題提案をし、企業を成長させるための総合的な会社経営のアドバイスを行います。
中小企業診断士のメリットや将来性
企業は成長させる事が目的で設立され、企業が成長する事で日本経済の発展に資することができます。
企業のみならず個人も含めてビジネスを成功させる・企業を成長させる知識や能力を持っているのでビジネスNo.1の資格といわれる事もあります。
ビジネス全体の知識があるため、問題解決能力は高く企業内での評価も非常に高いものとなっています。そのため就職・転職活動が優位に進めることができるのはいうまでもなく、独立する場合においてもその活動の幅は広いものとなっています。
メモ
コンサルタントは誰でも名乗る事ができますが、国からコンサルティング業務のお墨付きをもらっているのは中小企業診断士だけです。
企業は様々な問題を抱えていますが、特に中小企業の場合はそれを解決する人材が少なかったりと人材が乏しいことが少なくありません。
問題提案と問題解決能力を持っている中小企業診断士は今後ますます必要とされる資格になるでしょう。
中小企業診断士をとるには?
1次、2次試験があり1次試験に合格すると2次試験を受験することができます。
1次試験においては受験資格はなく誰でも受験することができます。
1次試験は8月にマークシート方式
2次試験は10月に筆記試験、12月に口述試験
試験合格後には実務補修等を経て中小企業診断士になることができます。
中小企業診断士の合格率
1次試験
年 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2013年 | 20,005 | 14,252 | 3,094 | 21.7% |
2014年 | 19,538 | 13,805 | 3,207 | 23.2% |
2015年 | 18,361 | 13,186 | 3,426 | 26.0% |
2016年 | 19,444 | 13,605 | 2,404 | 17.7% |
2017年 | 20,118 | 14,343 | 3,106 | 21.7% |
※受験者数は全科目受験者となっているため1科目のみの受験者数は除く
中小企業診断士の1次試験は年間13,000人が受験し3,000人が合格(合格率22%)
ここ3年間は申込者数が増えている事がわかります。
世の中の不景気や中小企業が抱える問題が多いことからこの資格を目指す人が増えたり、特に最近はコンサルティング業務の仕事が注目されていることから増えていると予想されます。
2次試験
年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2013年 | 4,907 | 915 | 18.6% |
2014年 | 4,885 | 1,190 | 24.4% |
2015年 | 4,941 | 944 | 19.1% |
2016年 | 4,394 | 842 | 19.2% |
2017年 | 4,279 | 830 | 19.4% |
中小企業診断士の2次試験は年間4,500人が受験をし900人が合格(合格率は19%)
中小企業診断士まとめ
以上、中小企業診断士の仕事や受験、合格率について紹介をしましたがいかがだったでしょうか?
通常資格というのは限られた範囲の中でその業務を行いますが、中小企業診断士の場合は業務の枠にとらわれず企業全体を通して問題を提案しその解決策を見出したり、行政や専門家などのパイプとしての役目も担っています。
特に大事なのは他の資格にはない全体的な視点からの問題提案力です。
企業を成長させる重要な役割を担う大変な仕事ですが、やりがいはとても大きなものとなっています。
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