独学か?専門学校か?
・この資格は独学で大丈夫かな?
・「ネットを見ると独学でも大丈夫」、「学校に通うべき」と、意見は二分されているけどどうしたらいいの?
・あまりお金は使えないから独学で勉強したいんだけど・・
独学か?専門学校を利用するのか?迷う事ってありますよね?
しかし、その判断はとても簡単です。
合格者は独学だったのか?専門学校を利用していたのか?
この割合が多いほどそのように勉強をするのがいいです。
当たり前といえば当たり前の話ですが。
ただ、それがどうなのか分からないから困っている。
確かにそうですね。
他の判断基準としては以下の2つがあります。
1.市販されている教材は「充実」しているかどうか?
2.「専門性」が高い資格、「難易度が高い」資格は基本的に専門学校を利用
この2つで基本的に判別がつきますが、例外の人ももちろんいます。
例えば・・
お金はいくら使っても問題ない人は、「専門学校を利用する」のが最も効率的です。
独学が向いていない人
独学は「行間を読むこと」が大事です。
5行目の数字からなぜ6行目の数字になるのか?この行間を読むことも1つの勉強です。
学生時代、分からない所は何でもかんでも質問をしてしまう人は、専門学校の利用をおすすめします。
ただ、資格の勉強をしようという多くの人はそういう方は少ないでしょう。
1人でやると集中力が切れてやめてしまう人などは、学校の講師にカツをいれてもらったり、周りの頑張りに影響されてモチベーションを上げるのがいいでしょう。
お金をあまり使いたくないというのでしたら、家で独学を頑張るしかありません。
市販の教材
小学校、中学校、高校の参考書は書店に行くとたくさんあり、特に大学受験がある高校生の参考書はとても充実しています。
資格試験もこのように書店にたくさん本があるといいのですが、実際はどうでしょうか?
最も受験者が多い「TOEIC」
資格だとTOEICを受験する人が最も多くなります。
TOEICの資格ほど勉強をしようと思う動機の幅が広いものはないかもしれません。
個人が受けるだけでなく、大学や企業が受けさせる所もあるので人数は自然と多くなります。
英語は勉強して損はないので、勉強をしておこうという人も少なくありません。
就職活動においても履歴書に書けたりしますし、TOEICは慣れの試験でもあるのである程度対策をすると一定の点数までは比例して点が取れるのも魅力の1つかもしれません。
このように需要(受験者)が多いと、本を作るほうも作り甲斐があります。
作った本を多くの人が購入すれば利益も相当出ますが、そうでなく需要がない本であれば本を作ったところで赤字は避けられません。
そのため利用者が多い本は書店にも多く並ぶことになります。
このように多くの人が試験を受けるかどうか、利用する人が多いかどうかが1つの判断になります。
最も人気の高い「簿記資格」
簿記試験は資格格試験で最も人気のある資格だと言われています。
人気があるので書店に行くと本もかなり充実していて、簿記関係だけでもかなりの場所を占めています。
会計の2大専門学校の大原・TACも市販用にテキストを作っているので、出版している他の書籍も2大専門学校に負けないように分かりやすく作っているため、レベルの高い本が多くなっています。
書店にある公認会計士の本
簿記を勉強される方は会計士を目指している方もいらっしゃるでしょう。
会計士試験は専門性が高く、受験する人は簿記に比べて当然少ないでしょう。
特に会計士は論文式試験の教材はほとんど販売されていません。
それはなぜか?
・短答式試験を突破した人のみが受験できるので受験者数が少ないこと
・短答式試験を突破した多くの人は専門学校に通っていて、その後の論文式試験の教材も学校側の教材を使えばいいので、市販の教材にはほとんど見向きもしないでしょう。
・論文の教材を作るコスト
これらを考えると販売しても利益はほとんどないため、公認会計士の論文用教材はほぼ販売されていません。
ただ、監査論の論文書籍である「セレクト30」は超人気の書籍となっていて毎年売り切れになっています。
この本はTAC講師の中里先生が書かれた本でもあります。
独学か?専門学校か?まとめ
簿記試験に限らず独学なのか?学校を利用するのか?
その判断の目安としては市販されている教材が充実しているかどうかで判断できます。
あなたが取りたい資格はどうですか?
本屋に行くとそれらの本は充実していますか?
専門性の高い資格は勉強している人も少ないので教材を作るメリットが少なくそのため書店に行っても少ないのが普通です。
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